「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ - アルス・ノヴァ - Cadenza」おもしろかったです！

　公開前から楽しみにしていたアルペジオ劇場版後編、とても良かったです！池袋で観たせいか、盛り上がっているのかな、評判は大丈夫なんだろうかと不安になりましたが観終わってみたらそのような心配は杞憂に終わりました。



　とにかく映像がキレイ、演出がド派手、少年マンガ的巨大ロボットアニメ的燃えがこれでもかこれでもかと詰め込んであり、集中していないと情報量の多さに圧倒されてしまいます。

　100分という、決して長くはない時間の中に、群像とイオナのラブロマンス、蒼の艦隊の結束力、霧の艦隊キャラの描写、物語全体の謎解きを全部入れ込んで回収した岸監督の力技にただただ脱帽です。もうちょっとじっくり描いてほしいシーンも多々ありましたがそれは贅沢と言うものですね。

　一番嬉しかったのは、ややもすると個性派揃いの女子キャラに埋もれてしまいがちだった群像がちゃんと主人公していたこと。父への想いやイオナとの恋愛などのエピソードにきちんと時間を掛けていたので、感情移入し易く、怒涛のストーリー展開にもついていけました。

　ラストシーンのイオナとの別れのシーンは、群像がヒロインみたいでとても美しかったです！(爆)興津君ヴォイスを最近色々な場で聴くようになって更に思い入れが深まりました。

　そして、やはりこの方、コンゴウ！！一番おいしいシーンで堂々の再登場、めちゃくちゃカッコ良くて鳥肌が！前編のエピソードを踏まえてのイオナへの言葉が心に沁みました。ゆかなさんの演技素晴らしかったです！しびれました…。

　艦隊戦はもうなんでもありで(笑)。艦船同士の白兵戦？いや格闘技？？そしてドリル(爆笑)。男のロマンですからね～♪巨大ロボットアニメ好きにはたまらないですね～～！！熱いです！！

　ただ、本当にキレイにまとまり過ぎていたのが逆に残念だったり物足りなかったり。要するに中途半端だと続編の期待が持てる訳で(汗)。いやいやここまできちんと終われるアニメはそうそうないので贅沢言ってはいけない(大汗)。先日観た屍者の帝国に比べるとわかり易さが天と地ほども違いますね(当たり前)。

　当初から2回以上観るつもりでいたので、機会を伺ってまた上京するか(おい)、数か月後の地元公開を待とうと思います。しかし地元はどうして2か月後3か月後なんだろう…(涙)