CS録画鑑賞「夏目友人帳 伍」。

　数年ぶりに作られた夏目新シリーズ。期待値が高過ぎたのか、いざ観て始めると深い感動というところまでいかなかったような(汗)。今までのシリーズと違い、夏目自身の成長というか変化、周囲の変化、時の流れの進みを感じられなかったからだと自分では分析しています。

　今までは少しずつでもあった変化がなくなるとやはりサザエさん化してしまうというか。原作に大きな進展がないことと、時を動かすと夏目の高校卒業が遠くに見えてくる危険(爆)がありますからね。本当は北本の進路話をすごく楽しみにしていたんですけど…まだまだそこまではいかなさそう。

　あと、今シリーズは作画が今までになく崩れ多くて気になりました。4話くらいから怪しくなり折り返しでついに総集編を投入することに。最終的には11話で5期が終わってしまいました。その後すぐ6期の告知があったらしいので少し安堵したものの、制作体制は見直していただけると嬉しいです。

　一番印象に残った回は、名取と的場の過去話。それぞれに背負うものがありつつ、ひと時でも気持ちが同じだった二人の不思議なえにしが今は夏目に作用しているところが見えました。無邪気な的場の様子も印象的でした。

　6期ではもう少し物語を動かしてくれるでしょうか？某出版社にとってはお金のなる木、終わらせたくはないコンテンツでしょうが、きちんと終幕へ向かうようにアニメは作られますように。