フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

梅雨明け

2015-07-21 23:47:16 | Weblog
ようやく梅雨明けの朗報が届きました。とは言ってもこれから猛暑の夏が始まります。丁度良い時期が極端に減っていますよね。かつてはスポーツの報道で、連敗が止まることをトンネルを抜けるとか、梅雨が明けたなどと言っていました。ただ、弱いチームですと、また負けが結構続くことがあります。そうした場合は「トンネルを抜けるとまたトンネルだった」と見出しが踊りますが、梅雨明けという表現ではそんな場合に困りますね。梅雨の中休みという言葉はありますがね。
さてプロ野球もオールスターが終わって後半戦がスタートしました。我がドラゴンズはどうなるのでしょうか。二軍ではファンが梅雨明けを待ちわびている選手がごろごろしています。かつての名投手達、山本昌、川上、岩瀬、それに絶対の人気を誇った浅尾、今シーズンその勇姿を見ることが出来るのでしょうか。前半戦ブレークした福田選手は再びブレークするでしょうか。小笠原は何を思っているのでしょう。
ドラゴンズというチーム全体の梅雨明けを待ちわびています。

海の日

2015-07-20 23:44:08 | Weblog
海の日が設定されたときは20日と固定されていましたが「ハッピーマンデー」制度で海の日は年ごとにバラバラになっていました。今年は丁度、20日が海の日となりましたから何か落ち着きますね。連休を沢山作ってゆとりの生活をとの意味合いでハッピーマンデー制度が誕生しましたが、何だかその日の意義が薄れてしまうような気がしていましたのでホッとするのです。かつて天皇が横浜港に無事巡行から戻られた日を記念して作られたと言われています。
それはさておいて暑い夏に相応しい海水浴が各地で行われていますが、それに伴って水の事故が相次いでいます。気を付けて欲しいですね。
日本は四方を海で囲まれていますから、海が見えない壁になっています。この壁によって「隔離」されたことは日本に独自の文化を生み出したことの要員にもなっています。その一つは日本は歴史や文化を一万年もさかのぼることが出来、そのような国は珍しいのですが、それを誇りにしなければなりません。
海の日、それを感謝する日でもありますね。

カブキダンス

2015-07-19 23:22:55 | Weblog
アメリカのマスコミがよく「カブキダンス」という言葉を使った時期がありました。その意味は歌舞伎で見えを切るように大向こう受けを狙ったパフォーマンスということですが、「演技だけ」という意地悪な意味も込められていました。
そうした「カブキダンス」まがいの政治的動きが最近は良く見られるようになった気がします。今開かれている通常国会での安保法制を巡る議員さん達の動きがそんな気がします。重要法案だからこそテレビ中継が多く行われますが、テレビを見ている人に対するアピールを第一にしているようです。もちろん国民に対する意識は持たなくてはなりませんが、それは国民がわかりやすい議論をするように心がけることが第一なんです。中身の伴ったアピールをすることが大切です。日本の伝統芸である歌舞伎が揶揄される表現として使われるのは全く残念ですので政治家の皆さん、どうか表現が日本の素晴らしい物を汚すことのないような政治活動をお願いします。

満員御礼

2015-07-18 23:59:17 | Weblog
確かにブームですね。力女という流行語が出来たように大相撲名古屋場所は連日満員御礼が続いています。贔にしている「英乃海」の負けが先行しているのが残念ですがね。それにしても外国人力士が多いですね。それにつれて観客の中にも外国人が多く見られます。
かつては八百長事件のあおりで名古屋場所では土俵回りしか観客がいない場所もあったくらいですから、雲泥の差です。新大関も誕生して活躍していますから、後半はもっと盛り上がるでしょう。栃若、柏鵬、若貴時代始め、輪島、千代の富士、北の湖などの大横綱の活躍を見てきた私にとって嬉しい状況です。
これで前にもこの欄で述べたように日本人力士が優勝したら、尚、嬉しいですがね。

キュウリ

2015-07-17 19:19:17 | Weblog
今日は我が裕次郎さんの28回目の命日です。雨男の裕次郎さんらしく今日もお天気が良くありません。「あじさい忌」と言われているのは、やはり雨が似合う花だからでしょう。もう一つ今日は日本の三大祭りの京都祇園祭りのピークの山鉾巡行の日ですが、荒れ模様のお天気ですからどうなったのでしょう(このエッセイはお昼に書いています)。
ところで京都八坂神社の氏子さん達は、この祇園祭りの一ヶ月、キュウリを食べないことを知っていましたか?今の若い人は気にしないかも知れませんが、しっかりと守っている氏子さんもいるようです。何故かと言うとキュウリの切り口が八坂神社の神紋に似ているのでおそれ多くて八坂神社の祭礼の月には口にしないというのです。こうしたしきたりは色んなところで見られるのが、日本です。
日本には雨乞いの祈祷行事があります。この時期、雨乞いなんてとんでもないと思いますが、笑い話として受け取って下さい。ある村で雨乞いが行われましたが、その場に傘を持って来たのは、子供一人だったという話です。

雨音

2015-07-16 23:23:55 | Weblog
梅雨末期と台風が重なって雨音が激しくなっています。嫌な音です。精神的に安寧を得るような音、例えば川のせせらぎの音や小鳥のさえずりとは違って、激しい雨音はイライラを募らせる音です。
音は時にトラウマを呼び覚ますこともあります。私にとってその音は雷が落ちる音です。小学生の頃にコウモリ傘に雷がかすったのか落ちたのか、傘が裂けてしまったことがありました。もう少しズレていたらと後でぞっとしたものですが、それ以降、雷は苦手中の苦手になっています。救急車やパトカーのサイレンなども良い音ではありませんね。
ところでラジオドラマなどではこの音が効果音となって情景を表現します。かつては物の売り声で季節を表すことがありました。難しいのは雪が降り積もる音、シンシンと積もっていく場合は音楽表現でしょうね。
余談ですが、かつて「雨音はショパンの調べ」という小林麻美さんのヒット曲がありましたが、先日ゲストの川崎麻世さんに聞くと元々は川崎さんが歌う曲だったそうですよ

ジレンマ

2015-07-15 23:31:54 | Weblog
日本の国会がジレンマに陥っていると言っても過言ではないでしょう。今日の衆議院の特別委員会で安保法制の採決が行われました。丁度そのシーンがお昼のニュースで中継されました。全国の人達はどういう感想を持ったでしょうか。自民党、公明党の賛成で委員会審議が終わりましたが、大変な委員会でした。国会自体がジレンマに陥っているようにみえました。
ジレンマという言葉は本来はギリシャ語でジは二度を意味します。それが提案、命題などのレンマと結び付いて一般的には「窮地」「板挟み」というケースで使われます。そういえば、今やそのギリシャもジレンマに陥っている感じですね。ギリシャは国民とEUの間の板挟み、また自民党員はおそらく国民と政権との板挟みとなっているような気がします。
これから法案は参議院に送られ審議が始まります。また、五輪スタジアムの問題も予断を許さない状況になっています。安倍内閣も最大の難関を迎えたと言って良いでしょう。

有り難う

2015-07-14 22:13:55 | Weblog
皆さんはすみません、有り難うをちゃんと使い分けていますか。最近は有り難うよりもすみませんが多く使われています。私は出来るだけきちんと使おうと心がけています。昨日も暑すぎてスーツの上着を手に持って歩いていたところ、ポケットチーフが落ちたのに気づきませんでした。後ろから走ってきた人が親切に拾って下さいました。その返事に当たり前に「有り難うございます。」と言えたのが自分の気持ちにもいい気分でしたね。それくらい、有り難うの使い方が間違っていることがあるのです。
こんなに世の中便利になっているのに多くの人がどこかでコミュニケーションの不自由さを感じています。もっと言えば常に何かに対して「ごめんなさい」という懺悔の念を抱いているように見えます。ですから有り難うという言葉が重宝されるのです。ということは、ごめんなさいという言葉が使われるのがもっと少ないのかもしれません。有り難う、ごめんなさいはコミュニケーションの為の魔法の言葉です。

甲子園

2015-07-13 23:12:48 | Weblog
甲子園を目指す、高校生たちの各地の予選が始まりました。新聞の地方版には地域での学校の結果が細かく載っています。たとえ一回戦でも敗れたチームは決勝戦で負けたような気持ちでしょう。我々の今の状況での勝利は山は必ずあると信じて一歩を踏み出すことにあるわけですが、少年たちの夢は目指す頂きに登りつめることですから、初戦の敗北であっても夢破れたりと感情が剥き出しになるのです。
さて、今日も暑い日、その中で予選が行われむした。昨年は、試合中、雷にうたれて亡くなった投手がいました。今年は何事もなくプレーに専念して、いい結果を出して欲しいものです。暑い中ですから水分補給をしっかり取って頑張って下さい。昔は練習中などに水分を取ってはいけないなどという迷信めいたものがあったような気がしますが。よく先人のスポーツマンは耐えることが出来たと思いますね。
学生時代、母校の応援に甲子園へ行ってみたいと思いましたが未だに実現していません。それこそ目の黒いうちに夢が叶うといいですがね(笑)。

夏服

2015-07-12 23:22:44 | Weblog
もうすっかりクールビズが定着しました。自民党政権が一時民主党にとって代わられる前のことでしたから、もうずいぶん前のことになります。サラリーマンの平均的なクールビズはスーツに白いシャツといったところでしょうか。しかし、最近の夏の暑さはこの定番スタイルでさえ暑すぎる状態です。
一昔前には夏服とは白服で、白服とはすなわち麻服である時代がありました。大抵のサラリーマンが白麻の三つ揃いを愛用していたそうです。冷房の少ない時代だからこそ麻服だったでしょう。まあ、1日着るとシワシワになったと聞いています(笑)。
それでもオフィシャルな会議がある場合には、まだネクタイを着用する人も少なくありません。もちろんスーツそのものを素材で涼しいものを選んでいるのでしょうが、それでも暑いです。そして注意しなければいけないのは、涼しい素材だからといって何日も着続けていたら、スーツははやくダメになりがちですから、1日着たら1日休ませるようにしたいです。スーツは週休3日です。