フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

二番からの脱却

2011-01-14 13:44:18 | Weblog
菅総理が昨日の党大会でこれまでの実績を強調しました。その中では、事業仕分けも入っているでしょうが、仕分けで流行語になったのは蓮舫大臣の「二番ではいけないのか」と発言した言葉でした。ところが新年の企業トップの発言には「二番手からの脱却」との言葉も聞かれました。やはり一番がいいというところですね。
かつてプロ野球で巨人が圧倒的に強かったときには、我がドラゴンズは二位が多く「万年二位」といわれ悔しい思いでいっぱいでした。ましてや監督発言の中で、二位も最下位も一緒等の声もあると、やはりファンとしては、一位がいいですよね。
単にスポーツの世界だけではなく、やはり国の力にしても少しでも上がいいですよね。確かにあの発言は、一位でなくても頑張るプロセスが大切だという気持ちが含まれているのはわかりますが、結果でトップを目指す気持ちは必要です。そうした強い気持ちがないとズルズルと下り坂に向かってしまいます。ましてや今年は世界第二位の経済大国の座から滑り落ちてしまう年です。マラソンでもそうですが、抜かれた後の走り方によって、再度抜き返すことが出来ます。
せめて言葉を発する場合は強い気持ちでありたいです。