フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

ほめる

2008-08-17 21:34:50 | Weblog
1977年からはじまった「ヤッターマン」のリメイク版がはじまり、先日その主題歌を歌う西尾夕紀さんにインタビューしました。まさにヤッターマン世代の彼女だけに主題歌を歌える事を本当に喜んでいました。
このヤッターマンから有名になった言葉に「豚もおだてりゃ木に登る」というのがあります。つまり「ほめる」と人はうれしくなりすごい力も出るようになるのですね。
ところが最近は人間関係がギスギスしているせいか、素直の感情や心の機微がなかなか伝わりにくくなっています。当然相手を否定する言葉が増えてきます。人が集まるところ、悪口や愚痴が飛び交います。もう少し「ほめ上手」にならなければいけません。「ほめる」事は難しいですよ。何となくわかるだろうでは駄目ですね。
失敗を叱るときでも1つは良い事をとりあげる事によってモチベーションが前向きになります。
ここで子供さんを例にとりあげてみると、まず一番大切なのは、「ほめる」「叱る」という行為は何をしたからほめる、何をしたから叱るという事がすぐわかる様に、行為の後すぐほめたり叱ったりします。子供は、これは良い事、これは悪い事と認識できるのですね。
オリンピックで表彰台にあがる選手の中で親が同じ競技をしていた人が数多くあります。身近に手本(コーチ)があるわけですからほめるのも叱るのも早かったでしょう。それが才能を伸ばし欠点を修正する力になっていくのです。
それはともかく我々はほめる言葉がしらじらしくならない様に、ほめる事に慣れる様にしましょう。

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