フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2017-09-23 23:51:02 | Weblog
歌謡曲のタイトルに最近は「赤」という字がつく曲が出ています。キム・ヨンジャさんの「赤い涙」、西崎緑さん「紅の糸」、大月みやこさんの「紅の傘」など数多く出ています。そして今日は台湾から日本に来て活躍している彩琳さんの新曲「新宿赤い雪」の発表会に参加しました。
赤という色はもともとは明るいという意味を持っていました。しかし、歌謡曲の世界では赤という色は明るい未来の色を表すとは限りません。例えば「赤い涙」は哀しくて仕方がないときに流す涙を「血涙」といいますね。もう一つ日本語には「赤の他人」という言葉があります。これは色を示す赤ではありませんね。赤は色の他に「さえぎる何もない状態」を意味する言葉になります。ですから、赤の他人は何も関係のないまったくの他人のことになります。
同じような言葉に赤裸々という言葉があります。赤裸は何もつけていない素裸のことです。これ、真っ赤な嘘ではありませんよ。