フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

昭和

2015-02-18 23:58:23 | Weblog
この頃のテレビ欄の歌謡曲番組のタイトルを見ていて思います。それは「昭和歌謡」というタイトルが多いなあということですね。歌謡曲歌手のアルバムでさえ○○昭和歌謡を歌うというアルバムが本当に多いのです。皮肉的に言えば、歌謡界全体が懐古趣味に陥っているのではないかという気がする位です。
確かに昭和30年代から40年代は歌謡曲全盛の時代だったことは間違いありませんし、ヒット曲はほとんどミリオンを記録しています。また、歌謡曲のテレビ番組は毎日のようにあり、レコード大賞、歌謡大賞など賞レースなども華々しかったです。ですから関係者は夢を再びという気持ちの表れかもしれませんが、現実はこの姿勢が現在の低迷を招いているのではないでしょうか。
自分達で平成歌謡を作り上げるんだと意欲をここ一番見せて欲しいと思うのです。過去よりも未来に明るいものが一杯あるんだと思って楽曲を作って欲しいのです。よくメロディが飽和状態だと言いますが、まだまだ可能性は無限だと思っていますよ。