マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「こころに剣士を」

2020-10-08 09:55:38 | 他国 映画&ドラマ

Miekkailija 2015年 フィンランド・エストニア・ドイツ作品

監督 クラウス・ハロ
出演 マルト・アヴァンディ ウルスラ・ラタセップ レンビット・ウルフサク リーサ・コッペル ヨーナス・コッフ キリル・カロ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1950年代初頭のエストニア。
戦時中、ドイツ軍に協力していたとしてソ連の秘密警察に追われている元フェンシング選手のエンデルは、身を隠す為に田舎町パープサルの体育教師の職に就いた。
そこの土地では戦争で男親を亡くしている子供達が多かった。
エンデルは校長から運動クラブを開くように言われるも予定していたものはソ連軍に道具を持って行かれ何をしようかと考えながらも、フェンシングの道具を出し1人で練習を始めた。そこへ1人の生徒マルタが現れる。何をしているのかと問われ答えると教えて欲しいと言い出す。
最初は断るエンデルだが、ふと思い立ちクラブはフェンシングを教える事にした。
思った以上に生徒が集まり、道具もなく木の枝を拾ってきて始めたクラブ。そんな時、かつての仲間だったアレクセイが現れ一緒にもっと遠くまで逃げようと誘われるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
エストニアの独立後、1993年に他界した実在の人物の物語。
追われながらも、生徒達の夢を叶えようとする先生の姿が素晴らしかったのだ。

最初は自分の身を隠すためだけに知らないこの地へ来たエンデル。
別に生徒達に教えようとか、好かれようとか、溶け込もうとか、まったくしないし愛想がない先生。
だけど、少しずつ生徒達や、ちょっと気になる女性との関係から、彼は自分の事が先ではなく、生徒達の気持ちを大切にしていく。

だけど、彼が目立てばおかしいと疑り出す人がいて。
もう、そこはハラハラでした。

そうそう、エンデルの友人アレクセイが、「スニッファー ウクライナの私立探偵」のスニッファー(キリル・カロ)だったのだ。
お~!!ギター弾いて歌ってるし~普通の人だ~と。
彼が何気に中古だとはいえ、フェンシングの道具を送ってくれるのだ。彼の行動を後押ししてくれるのが、むちゃくちゃ良い奴だなあ~と。

それと、都会での大試合。彼らが使っていた道具は古くて最新の道具がない!
それを助けてくれる他のチームの先生もステキで。
貸した生徒達も応援してくれて、そのシーンはすっごく好きでした。(ベタだったけどね)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「トランシルヴァニア」 | トップ | 「THE GUILTY/ギルティ」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

他国 映画&ドラマ」カテゴリの最新記事