Unsere Mütter, unsere Väter (直訳=母よ、父よ) 2013年 ドイツミニシリーズ(ZDF)
第1話「Eine andere Zeit(直訳=また今度)」(2013.3.17放送)
監督 フィリップ・カデルバッハ
出演
フォルカー・ブルッフ(ヴィルヘルム・ヴィンター)
トム・シリング(フリードヘルム・ヴィンター)
カタリーナ・シュットラー(グレタ)
ミリアム・シュタイン(シャーロット)
ルドヴィッグ・トレプテ(ヴィクトル)
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
戦場で、背後にいる敵から、必死に逃げている1人の兵士。それを向かい受ける味方の兵士達。
ヴィンター中尉は、逃げてくる弟フリードヘルムを助ける為、一時砲撃を中止させるのだった。
1941年6月。
戦地に向かう兄弟を見舞う両親。ヴィルヘルムは、くれぐれも弟フリードヘルムを頼むと母親から言われてしまう。
そんな2人を待っているグレタとシャーロット。
シャーロットは念願の軍看護婦に合格し、グレタに祝ってもらっていた。そこへ、グレタの恋人でユダヤ人のヴィクトルが来る。
程なく、ヴィルヘルムとフリードヘルムがやってきて、幼なじみの5人は、楽しい一時を過ごした。
そして、クリスマスでの再会を誓いそれぞれの地へ旅立った。
軍人の上司として、ヴィルヘルムは弟の行動に不満を感じていた。そんなフリードヘルムは、本を好み、軍になじもうとしない。
一方、シャーロットは、軍病院の実態を知りショックを受け、助手として、現地の女性を雇った。
そんな時、街ではユダヤ人迫害の噂が流れる。
グレタは軍親衛隊中佐の愛人になり、恋人のヴィクトルを国外へ逃がそうと模索する。そんな事とは知らないヴィクトルは、愛人になった彼女の行動に不信を抱くのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
毎月恒例のドイツ映画&ドラマ感想。今週は、このドラマを掲載しようと思う。(ラストは別の作品)
何しろ、見応えがあり、是非とも、観賞して欲しいミニシリーズドラマだったからだ。
作品紹介ページ(オトナの海ドラ)によると、TVドラマなのに、制作費16億円をかけ、ドイツの実力派若手俳優が勢揃いし、リアルな兵器や戦争シーンが目白押しなのだそうだ。
というか、
そうだったけども。(^_^;)
第二次世界大戦後半。
夢を抱いた若者が、悲惨な現実に向き合い、生きていく為に成長していく姿が丁寧に描かれているのだ。
2時間そこらの映画の中では、どうにも、描ききれないものを、ドラマのミニシリーズとしてきちんと描いているという感じだった。
1話90分という見応えもあったけど、そんなに長くは感じなかった。
彼らの戸惑いや苦悩というかが、ひしひしと感じるような雰囲気だったからだ。
実は、
ちょっと注目してた俳優が出ていて個人的にはちょっと嬉しかったのだ。
それは、フォルカー・ブルッフ。
ヴィルヘルムを演じているのだが、責任感の強い兄ちゃんっていう感じが良かったのだ。
ついでに、ある人への片思いも。
さて、5人の運命は、今後どうなるのか?