Flaskepost fra P 2016年 デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー作品
監督 ハンス・ペテル・モランド
原作「特捜部Q Pからのメッセージ」 作:ユッシ・エーズラ・オールスン
主演 ニコライ・リー・コス ファレス・ファレス ヨハンネ・ルイーズ・スミット ソーレン・ピルマーク ポール・スヴェーレ・ハーゲン ヤコブ・ウルリク・ローマン アマンダ・コリン ヤーコブ・オフテブロ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
コペンハーゲン警察にある、特捜部Q。今は、アサドとローセだけが出勤していた。
そこへ、浜辺で拾われたボトルの中に古い手紙があったと捜査が舞い込んで来た。アサドは、休暇を取らされ休んでいる部署の責任者、カールを家まで迎えに行くのだった。
アサドとローセは、消えかかっている手紙の文字をなんとか読もうと奮闘する。
そこには、助けてと書かれていて、どうも、子供が書いた感じのようだった。少なくとも手紙が書かれたのは7年前。差出人は頭文字が「P」であることははっきりしていた。
カールは、二人の様子から10年前に子供が二人行方不明になった事件があったが、Pから始まる名前ではなかったと助言した。
アサドとカールは文章の中に「エホバの証人」との言葉があった為に、親が熱心な信者の子供が行方不明になってないか調べる為、学校を訪ねてみるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
映画化第3弾。
個人的には苦手な宗教が絡んでくる今回の事件。
きっかけは過去からの手紙なのだけど、事件は今発生していて、アサドとカールが誘拐された子供達を探しながらも、犯人も探していくというながれだった。
犯人がどうしてそのような犯行に及んでいるのか?というきっかけが宗教ということになるのだけども。
カールがアサドに宗教のことで自分の考えを言うシーンがあり個人的にはカールと同じだと嬉しかったのでした。
そして、アサドがそれに対して答えた内容にそうかあと気づかされたりもしたのでした。
むちゃくちゃ難しく堅苦しいこの問題。
と、ちょっとそれは脇に置いといて。
むちゃくちゃマニア目線では、カールの楽しいシーンが目白押しで楽しかったのでした。(*^^)v
鑑識の自慢話を聞かずに、ポチッと結果を出しちゃったところから始まり、学校の展示品を壊してちょっと慌てたり、ローセから鉛筆攻撃を受けると、女性から誘われてるのに気がつかず、葬儀でそっと涙を流して・・・。
もう、最高なカール=ニコライだったのでした。
そして、いつも通り、ラストシーンにドキハラ。「俺を殺せ!」は本当、辛かったなあ。
さて
読書感想ですが。
今までの映画化はエンタメとして原作を上手くコンパクトにまとめた感じだったのですが、今回は、原作から遠からず近からずという感じに思えたのでした。
というのも、犯人を追い詰めるのは、カール達ではなく、犯人に騙された女性達。
さらに、ローセに変わって、彼女の双子の姉が登場し、これまた、ローセ以上に個性がものすごい人物だったりしています。
なので、
映画と原作はいつにもまして別物と思って読むなり鑑賞するなりした方が納得かな~と。
忘れそうでした。
犯人の車に飛び乗ってカールが発砲したんだっけ。(*^^)v
むちゃくちゃ格好良かったのでした。
で、余談ですが。
デンマークのサイトを検索していたら、カールを演じているニコライの祖母は「エホバの証人」だったという記事を発見。
で、本人自身は、カールとまでは行かなくとも、それに近い考えのようでした。