麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ひるのにをひ

2024年04月26日 | 身辺雑記

駅前の銀行に行ったあと、

少し遅いランチをと思い路地に入る。

 

西洋料理の店が居抜きで、

ガチ中華になったところ。

 

 

奥で鍋を振る料理人や

フロアを仕切る3人の姑姑(グーグ/

中国語でおばさんの意)は勿論、

客の大半も中国人。

左右からプートンファ(標準語)、

斜め後ろからは南訛りが聞こえてきて、

もはや観光旅行に来た感じだ。

 

「二人です。入れますか?」と

階段を降りてきたOLの

おずおずと訊ねる日本語が

かえって中国感を高めたりする

 

右隣でBランチを食べていた眼鏡の女性が

「我早上工作很累(午前の仕事、疲れたね)」

などと同僚と話していたのに、突然

「はい、呉です」とスマホを取ると、

「ああ、それは主任に伝えたよ。

夕方までに向こう、処理、電話くる」

と滑らかに日本語で。

これもまた上海のバンド辺りを思い出す。

 

 

そんな池袋は日々表情を変える。

長らく西口五差路の顔だった

立ち食いそば君塚が暖簾を下ろして

もうじき一年になる。

後釜が決まったのだろうか、

工事が始まっている。

 

果たしてどんな店が入るのか?

そして、どんな匂いが立ち昇るのだろう。

かつおの出汁の芳醇な香にかわって。

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