敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

愛し島(後編)

2019年03月14日 | 身辺雑記
(きのうの続き的な…)

福岡県糸島市。
福岡市の隣の前原市と二丈町、志摩町が
2010年に合併してできた市である。
ちなみに前原は「まえばる」と読む。
北西部は玄界灘に面し、佐賀県とも接する。

そんな糸島は今。
都市部へのベッドタウン機能に加え、
インスタ映えする街として
観光客をワンサカ引き寄せている。



中でも有名なのは「夫婦岩」。
桜井二見ヶ浦にあり、海に沈む夕陽は絶景!
その周辺には洒落たカフェなどが多数。

一方で。
手作りで塩を精製する「小屋」も人気。
製塩所「とったん」は、工程見学ができる他
「またいちの塩」「塩プリン」も人気



そして糸島といえば「牡蠣小屋」。
市内に五つある漁港にそれぞれあり、
一番有名なのが「船越」地区。
一つひとつの小屋が大きく、
数も多いのでメディア露出度も高い。

観光客といえば……
東京に来る外国人たちがスマホ片手に
長いながい行列を作るのが「一蘭」。
いわずもがな、博多ラーメンの店。
その製麺工場が糸島にあるのだが、
そこをテーマパーク化したのが
「一蘭の森」だ。
(ラーメンも食べられます)



糸島は、古くは「伊都島」と記した。
日本史の教科書のかなり前半に出てくる
「金印」が出土した場所でもある。

またさらに古くは「怡土(いと)国」とも。

九演連総会のあと、制作者たちが
昼の一時過ぎから「反省会」
それを横目に、地下鉄に乗り、もう一仕事。

故に写真は観光協会のものを拝借

糸島・・・は、愛し島であった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛し島(前編)

2019年03月13日 | 身辺雑記
福岡市地下鉄空港線は
JR筑肥線に乗り入れ
地上に顔を出す。と海が広がる。

けれど3月10日は生憎の雨

その日付の弊ブログに記した
「会議」の後に向かったのは糸島。





・・・その車両には小さなテーブルが。

そんな沿線には難読駅が沢山。
「周船寺」は、すせんじと読む。



次の駅は「波多江」。
中学のサッカー部にこの姓の男がいた。
僕には馴染みがあるけれど、
一般的には見慣れない字面ではないか。
ちなみに読みは「はたえ」。

降りたのは波多江から二つ目の
「筑前前原(ちくぜんまえばる)」で
ホームから上った改札の中に
自由に弾けるピアノが……



詳しくは企業戦略上明かせないが、
接見者から「せっかくなので」と
牡蠣小屋に案内されたのだが……
実は「海のミルク」が苦手な私。
他席に籠一杯の牡蠣が運ばれる中
我々の網は、うちわえびなど
地味なラインナップが乗った。



二時半という微妙な時間ながら
かなりの人(…日曜だったし)。
そうそう。
腰を降ろして間もなく土砂降りに。
ちょうどいい雨宿りになった。

案内人は食事を済ませており、
ほぼ私だけがたらふく食べて、
場所を変えて本題に移ったのだった。

【後編につづく】


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れのち雨、天神。

2019年03月10日 | 俳優座
我が家の近くの小さな公園は、
フェンスに囲まれた
区立の自由に使える場だ。

軟式テニスに興じるカップル、
野球のノックをする父と受ける子、
友人数人でサッカーをする小学生
・・・狭い空間を上手に川の字に。

そんなのどかな土曜日の午前を横目に
羽田空港へ向かった……。

思えば、実に久しぶりの「羽田」。
フリー時代、主戦場が東京に集中。
時折あるツアーも陸路ばかり。
(ベトナム公演は成田だったし……)
てなわけで。
昨秋、劇団所属に返り咲き、
全国規模で動くようになり、
博多の九演連総会*に出席すべく
スカイマークの椅子に体を沈めた。


*九州演劇鑑賞団体連絡会の略称



三月九日、晴れ・・・のこと。
鑑賞会会員約百八十名。
劇団制作者約二十名が集い
(博多のアークホテルにて)
総会一日目を終えた。

明けて二日目
三月十日・日曜日は雨。

相変わらず志の高い会議。
九州各地から結集した団体
(全県下に十八団体)は、
規模や地域の風土も異なる中、
抜き身の刀で平場で向かい合う
「非常に厳しい」論戦である。
積極的に発言が出るし、
内容が具体的なのが凄い

どの団体も難しい状況にあるが
反省も踏まえ、前向きだ。

他地域では、言訳が多くなるし、
そんな互いを慮ってか、
ついつい峰打ちになるものだ。
一方、九演連は血飛沫が飛ぶ。

我々の劇団は、聴くのみだが、
それでも突き刺さるものが多い!



・・・血飛沫といえば。
劇団俳優座第三三八回
『血のように真っ赤な夕陽』
昨日最後のオフで今日は稽古。
いよいよ十五日開幕だ!

思考が東京に向いたついでに。

二月二十八日に上野公園内の、
東京都美術館小ホールで開催の
「東京都ホール・劇場連携フォーラム」
・・・あの日も雨だったな
こちらは緩い空気のなか、
しかし内容は突っ込んだもので、
刺激的だった

タイトルから分かるように
東京都のホール同士が連携しよう!
と。こちらはホール主体ゆえ、
演劇に留まらず、音楽や舞踏など
「ステージアート」全般に関わり、
その部分も勉強になった。
閑話休題。

再び、話を博多に戻す。
白熱の総会はまだまだ続いています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トラックのある街

2019年03月06日 | 俳優座
天気がぐずついていますね。



けれども。
六本木のド真ん中の稽古場は、
湿っておりません。
グングン前進しています。

でも今日は、ぐずつきの始まりの
月曜の話
小雨しぶく中、北戸田へ行った。

埼京線で池袋から八つ目の駅。
そこから徒歩十数分ほどの倉庫に
劇団の大道具や衣裳が置いてある。

五月の旅公演に向けた道具のチェック。
それに伴い、整理もするというので
場所と倉庫内をさらっと見に
舞台部に同行したわけである。





埼玉県の川口は、かつて鋳物業が盛んで
「キューポラのある街」と呼ばれたが。
戸田はさしづめ倉庫のまち。
沢山のトラックが止まり、
また走っている街であった。

その道すがら「北赤羽」を通過した。

アナウンスを聞くまで忘れていたが
この駅で降りて二十分ほどの
「かつての小学校」にも思い出が……。

廃校後に公民館的役割を担い、
一部は「北区つかこうへい劇団」の
拠点としても使われていた
(結成から解散の2011年まで)

解散の翌月には、有志による
「★☆北区AKT STAGE」が結成された。
・・・ホームページには、欠かさずに
「★☆」がついていたので倣った。
格段彼らには思い入れはない

そうではなく。その廃校舎で稽古をした。
2010年の秋のこと。

WANDELUNG vol.12
『クライマー、クライマー
~Climber vs. Climber』
(作・演出/左藤慶、
於/アサヒ・アートスクエア)

オーディション選考も行った
プロデュース公演で、本当に
幅広い面子が集まった座組だった。
私がフリーになって二年目のこと。

この時、一役者として参加した
「ツジ」は、その後拠点を京都に移し、
Quiet.Quiet vol.6
『楽屋』(作/清水邦夫、
演出/辻崎智哉、於/小劇場楽園)で
東京に打って出た時、私を制作で
呼んでくれた。…2015年の夏だ。

同じく『クライマー…』出演者で
あの頃から精力的だった高橋洋介は
現在、トムプロジェクト所属。
同社製作の舞台『兵隊と芸人』で
全国巡演中(たしか今日は、
岐阜の中津川で本番だったはず)。

その作者も古川健氏。
冒頭にも掲載した稽古風景の……
『血のように真っ赤な夕陽』を
書き下ろしてくれた劇作家。



そんなこんなを、埼京線の中で想った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京マラソン2019

2019年03月03日 | スポーツ
高速コースに生まれかわった
東京マラソン2018で
16年ぶりの日本新記録
2時間6分11秒で一億円をゲット!
設楽悠太がVサインを天に差した。
あの衝撃から一年・・・
東京マラソン2019は雨。



まず、昨年を振り替える。

東洋大で箱根を制し、Hondaへ。
ハーフの日本新を出すなど、
着実に力をつけた悠太は、
一度先頭グループから離されるも
「一秒を削り出す」鉄紺魂で粘り、
前年の同レース38kmで抜かれた
井上大仁を逆に捕らえて4位に。
さらに前を行くケニア勢の二人を
一気に飲み込んで東京駅へ……。

沿道からの「悠太コール」を背に
全体二位でゴール

他にも大量5人のMGC獲得者が出る
陸連の思惑通り、いや上回る結果
だったのが2018大会だった。

さて、その6人中一番短く地味な
インタビューだった山本憲二も、
個人的には印象深い。

山本も東洋大学OB。設楽の二個上。
四年のときは箱根三区。
設楽兄の啓太からタスキを受けた。
柏原や服部兄弟らのように
脚光を浴びることはなく、寧ろ、
全体に堅実な東洋のなかでも
「堅実な」ランナーと言われた。

広島出身。卒業後は地元マツダへ。
そこには富永、延藤、名倉、橋本と
東洋卒が多い……が、山本以外の
四人は箱根を走れなかった面子。
とくに富永は主将になりながら
走ることなく卒業した・・・



と。振り返りが「少し」じゃなく
かなりのボリュームになったな
・・・実は。
ここまでは去年のレース後に述すも
時期を逃してお蔵入りしたもの。

昨年10月のシカゴで驚異の2時間5分50秒
悠太の記録をあっさりと塗り替えた
今大会の大迫傑の走りと重ねて・・・
と皮算用していたのだけれども

風邪でダウンして、夜
大迫の途中棄権を知った。

寝ていたので、文字のみの認識。
レース映像も見ていない前提ながら
ストイックすぎる「天才」の、
「遊び」のなさが素人目にも不安。
条件の揃ったレースには強いけれど
天候などに左右された時に、
「実力」を発揮できるのか否か……。

いずれにしろ。
番狂わせとなった東京マラソン2019。
番狂わせといえば、卓球トップ12。
前年覇者で、最近国際大会でも好調の
早田ひなが最終日に進めなかったのも
ショックであった。

てか、まず自分の回復だな













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血のように真っ赤な夕陽二週間前。

2019年03月02日 | 俳優座




劇団俳優座第338回公演
『血のように真っ赤な夕陽』
(作/古川健、演出/川口啓史
 於/劇団俳優座5階稽古場
 時/3月15日~31日、全16回)

いよいよ初日まで二週間を切りました。
17、19、26日は完売。
16、20、28日は残席僅かです。



さて。
写真三葉は少し……というか
概ね一ヶ月前のものだ。
長野県伊那地方に学習に赴いた件は
すでに弊ブログで紹介したけれど、
全員参加とはいかなかったので、
実際、満州から引き揚げられた
早川幸子さんを2月4日お越し頂いて、
出演者とスタッフで話をお聞きした。

出演者の斉藤の知人。
九十歳を超えていながら矍鑠として
苦難の経験を、笑いも混ぜて語られ、
それに胸を衝かれた、との声も…。
(残念ながら私は不在

暦は如月から弥生。

今日は衣裳パレード。





今後テクニカルの時間も増えるから
稽古そのものは両の指で余る。
これまで以上に、時間を大切に使おう。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする