麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ベニサンピットのような

2005年07月05日 | 東演
今日から東演は、ベニサンピットというか
すみだパークというか…、
アトリエと稽古場をフル稼働して、
4本の稽古が行われます。

本番まであと2週間ほどとなった『子宝善哉』、
秋に発表会のある「俳優工房」の授業に加え、
昨日から『月光の夏』の稽古が始まり、
今日3時には、青年座『明日』の座組が
稽古初日を迎えます・・・。

じっくり腰を据えた稽古も良いものですが、
互いに刺激しあうことで、どんな「化学反応」が
起こるのか……とても楽しみです!

そのあたり随時、このブログ、または
「子宝」の稽古日記でお伝えできれと思います!



 昨年、若手俳優の大胆な起用で絶賛を浴びた
 『浄瑠璃の庭』・・・俳優の頑張り、
 それを引き出した演出磯村純の才気もさることながら
 やはり台本の良さが際立っていました。
 作者の藤井貴里彦さんが、昨日より東京・本郷で
 藍染の個展のため上京しています(9日まで)。

 本郷三丁目下車、東大赤門そばの
 ギャラリー「愚怜/グレイ」です!
 興味のある方は是非!!!        


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地域演劇と東演

2005年07月04日 | 東演
劇団が全国各地で公演を行うにあたり
様々な形態があるわけですが、
その中の太い柱のひとつである「鑑賞会」について
昨日は少し触れました。

劇団の作品を、全国の色んな所で観ていただくため
まずは、面白い作品の創造に日々研鑽を積んでい…
・・・なんか昨日から妙に真面目だな。
さて。                   
創造活動と同じくらいに
「俳優工房」でのプロの俳優の育成や、
地域で演劇の楽しさを広める活動にも
劇団は力を入れています。

今年16回目を迎える「下北沢演劇祭」には
立ち上げから協力してきて、
区民を集めた芝居創りに今年も劇団を挙げて
指導に当たります。

そして今年からは、
「杉並演劇祭」にも実行委員として参画させていただきます。
もともと代表の山田が準備委員会に出席していた縁もあり、
まずは個人として制作部の僕が個人的に顔を出します。
(4月から杉並区民になったこともあり…)

今年が3年目の、若い演劇祭で、
劇団として関わるには時期尚早ですが、
近い将来、劇団として
「演劇の裾野を広げる」活動の一環として
参加できればと考えています。




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今日も、演劇への情熱とやる気去らず

2005年07月03日 | 東演
7月2日から一泊で、木更津に行って来ました。
なので、やる気去らず→やる「木更津」です。

決して僕が毎日「熱血」なわけではありません。
単なる語呂です。
が、この二日に限っては少々「熱く」なって来ました。
遊び抜きで。アクアラインを初めて往復

とゆーのも・・・
木更津の山間部の広大な土地(*)に、
会議施設、ホテル(含結婚式場、レストラン)、
スポーツ施設(プール、テニスコート等)、
さらには、DNAの研究所なんかもある
「かずさアーク」っつうトコロで、
全国演劇鑑賞団体連絡会の研究集会が開催され、
参加して参りました。
  *300ヘクタールくらいあったのでないだろうか?

「全国演劇鑑賞団体連絡会」という
少々イカメシイ名称の団体は、
演劇を会員制で鑑賞することを目的とした
全国各地に点在する組織の集合体です。

そこで、我々創造団体(劇団、プロデュース集団)と
  未来について語って来たのです!!

今、演劇に限らず、どのお仕事も日々大変なわけで…、
特に「道楽」とも捉えかねない我々の「創造」を、
演鑑連の方々は、懸命に支えてくれています!

対して僕らができることは、それに応える
「面白い芝居」を作ることのみ!!!

この二日間、明るい話題で大いに盛り上がった
とは決して言えず、むしろ180度反対な議論で
多くの時間を費やしたとも言えますが、
それでもなお、僕らは「勇気」をもらい、
実は早速週明けに、次なる「企み」に一歩踏み出すための
エネルギーを背骨から注入してもらった!
とゆー感じだ
少々抽象的過ぎたが、
たまにはこーゆー真面目なことも書いておこうっと。

参加した皆様、おつかれさまでした。

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こんにゃくの花

2005年07月01日 | 鑑賞
6/23付けの当ブログで、
昴は欧州サッカー云々と書いたが、
青年座は南米サッカー
それが証拠に、昨夜観た
『こんにゃくの花』の舞台上には
本物のカナリヤ(*1)が登場!

短いパスをつないでテンポ良く攻め上がる11人の(*2)、
中央には増子倭文江。
彼女が母親役そのままに倉本家を切り盛りすれば、
オフサイド覚悟でこれでもかこれでもかと
オーバーラップする小豆畑雅一の手には
ウクレレが握られ、演技同様軽妙な音を奏でた。

新劇青年を演じた豊田茂の横分けもバツグンに
格好悪く、はにかんだ笑顔が長男でありながら
上と下が姉と妹で、まるで貫禄なし…ってのが
良く現れているなど、
皆適材適所で良かったが、
一番の出色は、その彼に家庭教師をしてもらっている
高校生・聡美を演じた鈴木貴子だ!
この春入団したばかりの新人大抜擢なわけだが、
何が素晴らしいって、スカートからのぞく
ふくらはぎが、完璧に昭和三十九年だったのダ!!!

美術、衣裳も巧みに「昭和」を再現した舞台で、
ボールは一気にゴール前に運ばれるが、
残念なことに、人が密集しすぎて、
華麗なパスがかえって災いし、
ゴールを割れずにホイッスル・・・
そんな作品だった。

平たく言うと、匂い立つ良質なホームドラマで
こんにゃく玉よろしく、話が転がっていくのだが、
最後に挿入されるエピソードに少々無理があって、
話がこわれちゃったかなぁと。
確かに盛り上がる内容で、それによって家族がギュっと
なるのですが・・・。

カナリヤ(*1)=サッカー・ブラジル代表の別称が「カナリヤ軍団」
11人(*2)=キャスト表の人数。ただし一名は声のみ出演。

それにしても、7~8月の二ヶ月で四本も公演する青年座の力は、
なるほどブラジルばりの層の厚さを感じざるをえない!





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