麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

未来へのメール~1ケ月後の東演へ

2009年01月04日 | 東演
新しい年が始まりました
 
東演にとっては50周年の記念の年

 そして今年は、昨日3日から早くも始動しました
 P.I.C-4『萩家の三姉妹』が来月3日初日を迎えます。
 【以上、前書き。
 以下表題通りのブログ】

 
 前略
 篠さんの熱い演出で練り上げられた舞台はどんな評判ですか?

 12月、約2週間をテーブル稽古で、丁寧にじっくりと作品と向き合ったあと、年明けの、明日5日からいよいよ立ち稽古に入る『萩家の三姉妹』。
 そうそう
 昨日、箱根駅伝の復路があって、我が母校の東洋大が悲願の初優勝に輝きました。

 ランナー一人ひとりの一歩一歩をつないでの、そして襷を掛けなかった多くの部員やスタッフすべての力で切ったゴールテープであったのだけれど・・・。
 
 やはり、スーパールーキー柏原竜二の爆走が大きかったことは言うまでもありません。

 そして、この『萩家』には08年4月入団の、いわば柏原の同期となる。。。東さわ子、小川由樹枝、野二紗子。。。の劇団期待の新鋭が3人もいる。
 この女優達は、彼に負けない走りをしただろうか?

 あるいは、また。
 復路を走った5人のうち2年生4人(6区富永光、8区千葉優、9区大津翔吾、10区 高見諒)が、若い走りで、往路優勝の貯金を守って総合優勝に貢献したが。

 入団10年以内の若手。。。姶良勇一(4年)、江上梨乃、原野寛之(ともに7年)、星野真広、安田扶二子(ともに9年)。。。は、何度抜かれても抜き返す粘りで、パラータの舞台で台詞のタスキリレーを見事に展開しただろうか?

 さらには。
 日大3年のギタウ・ダニエルが“花の2区”で見せた20人抜きのように、上級生の岸並万里子(1991年入団)、能登剛(1993年入団)は、駅伝の醍醐味=ゴボウ抜きのような“演劇の醍醐味”をパラータに謳いあげたろうか?

 北京五輪代表の竹澤健介(早大4年/主将)は、さすが世界レベルの走りで、ライバルを寄せ付けず、貫禄の区間新を樹立し、いよいよ本格的に、日の丸を背負っての闘いに踏み出すが。

 『萩家』唯一のベテラン山田珠真子も国際女優の力で芝居を締めてくれたことは間違いないだろう。
 若き日、1965年の第二次新劇訪中団(滝沢修団長)に参加したのを皮切りに積んだキャリアは、東演単独での2度の訪中公演(02年と07年)で劇団代表として座を率いる結実に至る。
 特に『長江~乗合い船』での方先生役で中国の観衆からも浴びた喝采は今も耳に残っている。

 おそらくパラータに集まった観客も、『萩家』に大いに満足して、駅までの道程で会話が弾んでいることだろう・・・。
 あるいは、ジェンダーについて、夫婦のあり方について…深く語っていることだろう・・・。

 残りのステージも、体調を気遣って、さらに良い作品にしてください。
 匆々

 『萩家の三姉妹』制作担当・高橋俊也

 【以下、補注】
 文中に、実は『萩家』出演の12人中11人の名前があり。
 つまりは一人=飯田光の名前がないのダ。
 うまく文中にハマり込まなかったのです
 決して、忘れたとか、嫌いとかではありません。
 「未来へのメール」シリーズで必ず登場させますのでご期待(?)ください。


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