麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

「復活」/一月二日、三日の章

2021年01月04日 | スポーツ

箱根駅伝

これまでの3人から最大6人に

エントリー変更が拡大された今大会。

このレギュレーションを受けて、

2日朝、往路はドドンと41件の変更。

花の二区は全体的に「正直」な配置で、

一方、他校牽制で補欠に置いた主力

(早大・中谷、中大・吉居、青学・佐藤ら)

は、三区に12人、四区14人が投入された。

これはこれで、予想通りだ。

大手町-箱根の結果を受けた

翌朝の復路は、さらに多くの46件。

その内訳はアンカーの14が最大となった。

そして20校中12校が五枚替え。

これが勝負の行方を左右したのだけど、

全体論は置いて、まず我が鉄紺を語ろう。

 

総合3位以内を11年続けた驚異の記録を

前大会で途切れさせた東洋大学

三区にエース西山を変更投入するだろうと

専門家から素人までが予想したが、

そこには二年生の前田が入った。

この酒井監督の起用はズバリ当たり、

前述した中谷や吉居ら「大駒」が並ぶ中、

前田は我慢の走りで平塚に5番目に飛び込んだ。

昨年ブレーキになった四区の吉川も

見事リベンジ。粘って順位をキープし、

勝負は山登りへ託された……

「令和の山の神」の称号を手に入れるべく

宮下が果敢に攻めて順位を上げ2位でゴール!

「3位以内」を目標に掲げたが、どっこい、

優勝も射程に入る堂々の往路となった。

 

そして復路

エース西山は7区に投入された。

普段の走りができれば90回大会以来の

頂点に立てる展開だった……が

・・・残念。

しかし10人それぞれが粘りの走りで

総合3位でのフィニッシュは、

見事な「復活」と言ってよいでしょう。

 

     

 

戦前予想では、駒沢東海青学を三強、

そこに明治を加えた四強、さらには

早稲田までの五強とも言われた

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走。

 

明治が往路14位、総合でも11位と

なんとシード権を逃す、まさかの結果。

来季「復活」を期すことに……。

一方。

往路12位に沈んだ前年王者・青学は

復路優勝で意地を見せた。

区間賞はなかったが復路の5人が

3位ー3位ー3位ー2位ー4位と襷リレー。

やはり強い。

そして駒沢は往路3位、復路2位での総合V。

10区で3分以上の差を大逆転したのは、

大八木監督の「男」の執念!!

 

「戦国駅伝」の名の通り、往路は創価、

復路は青学、総合を駒沢と優勝を分け合った。

今年もすごい217.1kmだった。

それから。

無事に「箱根」という襷が繋がれた

2021年の関係者各位に感謝。

 

「復活」・・・鉄紺の「真の復活」への

戦いはもう始まっている。

そのあたりは、長くなったので別稿で。


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