麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ウエスタンブーツ

2005年10月05日 | 身辺雑記
3週間後には劇場入りする『臨時病室』
昨日から稽古場を3階から1階の劇場に移し、
いよいよエンジン全開というところだ!

さて今日は、ブームに絡めた劇団の展望みたいな話。

ウエスタンブーツが何だかブームのようです。
街を歩けば右も左も、電車で座れば前に隣に、
やたら目にします。
             キョロキョロ
ファッションには疎く、ただ流行する前から流行する色や
アイテムは決まっている世界だ、くらいは知っている。
かたや我が演劇界は「静かな劇」旋風
・・・「静かな」と「旋風」がミスマッチ?
あ「ミスマッチ」も一時ブームでしたね。
   食べ物……特にスイーツがはびこる前、
   まだデザートと呼ばれた頃に……
話が逸れました。

ウエスタンブ……いや「静かな劇」以降、
演劇界にはこれと言ったムーブメントがなく、
無理無理ニュースを探せば歌舞伎の復興?
中村獅童のブレイクに中村勘三郎襲名披露フィーバーなど。
       (・・・古典芸能にヨコモジもミスマッチかしら?)

9/18付の当ブログで“今更カテゴライズは必要ない”
と書いたように、個人的にはブームも意識してないのだけれど・・・
ただ。歴史を、縄文-弥生-古墳……と分類するのは、
実際便利なのだ。

それを「演劇」に当てはめれば・・・
長い歴史の中で変遷し、しかも息づいてるものを
何だかヒトカラゲに「古典」と称し、
今の話し言葉で芝居をと「新劇」が生まれ、
その新劇が古くなって「アングラ」が勃興し、
アングラはテンション高すぎでついていけないから、
肩の力抜いて楽しくってんで「小劇場」が…。
(わちゃ~、すごい乱暴
そして冒頭の「静かな劇」が来て、「古典」への回帰…

あれあれ。
古典と云ったって、最近の歌舞伎は
野田秀樹が書いたり、なかなか新しいゼ!
じゃあ、数年後は、様々な垣根を越えた
「新☆新劇」の時代到来か?

そんなことをデパートのウィンドウに並ぶ
ウエスタンブーツを見ながら思った。


  ※「静かな劇」は小劇場の中の一ジャンルで、
   Q=宮城、静岡、高松、長崎・・・仲間はずれは?
   A=高松(都市名。他は県名)
   ってなもんで、上記のカテゴリーとしては
   不具合という指摘はあるだろうが。まあそのへんはご愛嬌で。
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