麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

めぐの復興。

2011年06月12日 | 身辺雑記

第95回陸上日本選手権。

女子5000メートルで
われらが絹川愛(きぬかわめぐみ)が
15分09秒96という
A標準突破で優勝に輝いた

仙台育英高校時代、
その無限の可能性を秘めた走りに加え
可憐なルックスと
天真爛漫なキャラクターで
注目を集めた彼女が、

高校卒業、ミズノ入社。
本格的なアスリートとして新たなフィールドに立ち、
五輪も射程距離といわれた08年、
原因不明の体調不良から相次ぐ故障と、
長い長い不調のトンネルを歩くことになった・・・。

今日の5000メートル。
スタートラインに立った彼女の表情は固く、
僕は正直、完走してくれればと願っていた。

序盤。新谷が独走。
絹川は中位。
優勝候補の一人、小林祐梨子はさらに後方。

と。じわりじわりと絹川が順位を上げ、
距離はあるものの、2番手でトップを追う展開に。
予想外の健闘だ

……どころか、次第に距離は詰まり、
ついに4000の手前で新谷を捕らえると、
伸びのあるストライドは衰えることなく、
ぐんぐん差を開いての、ゴールテープは、
自己新はもちろん、
冒頭書いたようにA標準を切っての優勝
テグ世界陸上の切符を手に入れた。
(公式にはまだ内定ですが……)

ゴール後は、両手を頭の上であわせ
Aの文字を表現する、
めぐらしいお茶目さも見せた。

長いトンネルを、努力と、
周囲の協力や応援で抜け出たことは
被災地にも勇気を届けたに違いない。
(前述したが仙台育英高校出身です)

久しぶりに長いブログになりました。
・・・とても感動したので。
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