アフリカ南部の国、ジンバブエのインフレ率が
世界最悪の記録を、また塗り替えたそうである。
そのパーセンテージはなんと、1120万%にもなった
とのこと。ここまでくると、もうどのくらい凄いこと
なのかわからなくなるほどである。先月にはついに1000億
ドル紙幣が誕生した。(今月になりデノミが行われたそうだが…)
経済はすでに完全に破綻している。また、日常生活の基本物資も
かなり不足しているようである。失業率も約80%に達し、月給が
およそ10米ドル (約1100円)前後の労働者層も多いそうだ。
また、バス代が月給より高額という、異常事態にもなっている。
これで一体、人々はどうやって暮らしているのか全く不思議である。
また、このような状態になりながらも、未だこの国の愚かな大統領は
失脚していないのが最大の不思議でもある。(もちろん権力を盾に
居坐っているのだが…)
以下は、いかにして、この国がこのような事態になってしまったのか、
大変わかりやすい解説である。お暇な方はどうぞ…
それまでずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、
民主的な選挙の結果、黒人政治家が増える。
↓
とうとう初の黒人大統領が誕生する。(現在の大統領である)
↓
ある日突然、何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を
黒人へ、無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出する。
↓
すると、大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ逃避する。
↓
今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、
逆らったら逮捕するぞ」法案を提出 する。
↓
そして、外資系企業が国外逃亡する 。
↓
別にどこの国も経済制裁してないのに、自然発生的に経済制裁と
同じ状態に陥る。
↓
すると、国内では何もかも物資が不足するので、「市場に出回っている
物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」
法案を提出。
↓
すると、物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と
供給バランスが崩れて全てが高値になる。
↓
すると、物資が高値になり過ぎて買えない人が続出する。
↓
今度は、「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出。
↓
すると、調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、
当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する 。
↓
すると、一年も経たずしてハイパーインフレを達成。
↓
そして、失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や
警察機関も機能しなくなり、政治も収拾がつかず社会が無茶苦茶になる。
↓
本来なら、ここでクーデターでも起きて、新たな指導者のもと欧米の
援助で経済を含む、国の建て直しを図る。のだが、残念なことに、
未だそうなっていない。
それ以前に、このような限りなく冗談に近い法案が次から次へと
実際に施行されるところが根本的な原因があるのだが…。
権力を持つたった一人の力量で、国が衰退したり発展したり
するこの政治的な構造こそが、アフリカが未だ自立できない
理由のひとつなのかもしれない。
世界最悪の記録を、また塗り替えたそうである。
そのパーセンテージはなんと、1120万%にもなった
とのこと。ここまでくると、もうどのくらい凄いこと
なのかわからなくなるほどである。先月にはついに1000億
ドル紙幣が誕生した。(今月になりデノミが行われたそうだが…)
経済はすでに完全に破綻している。また、日常生活の基本物資も
かなり不足しているようである。失業率も約80%に達し、月給が
およそ10米ドル (約1100円)前後の労働者層も多いそうだ。
また、バス代が月給より高額という、異常事態にもなっている。
これで一体、人々はどうやって暮らしているのか全く不思議である。
また、このような状態になりながらも、未だこの国の愚かな大統領は
失脚していないのが最大の不思議でもある。(もちろん権力を盾に
居坐っているのだが…)
以下は、いかにして、この国がこのような事態になってしまったのか、
大変わかりやすい解説である。お暇な方はどうぞ…
それまでずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、
民主的な選挙の結果、黒人政治家が増える。
↓
とうとう初の黒人大統領が誕生する。(現在の大統領である)
↓
ある日突然、何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を
黒人へ、無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出する。
↓
すると、大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ逃避する。
↓
今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、
逆らったら逮捕するぞ」法案を提出 する。
↓
そして、外資系企業が国外逃亡する 。
↓
別にどこの国も経済制裁してないのに、自然発生的に経済制裁と
同じ状態に陥る。
↓
すると、国内では何もかも物資が不足するので、「市場に出回っている
物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」
法案を提出。
↓
すると、物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と
供給バランスが崩れて全てが高値になる。
↓
すると、物資が高値になり過ぎて買えない人が続出する。
↓
今度は、「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出。
↓
すると、調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、
当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する 。
↓
すると、一年も経たずしてハイパーインフレを達成。
↓
そして、失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や
警察機関も機能しなくなり、政治も収拾がつかず社会が無茶苦茶になる。
↓
本来なら、ここでクーデターでも起きて、新たな指導者のもと欧米の
援助で経済を含む、国の建て直しを図る。のだが、残念なことに、
未だそうなっていない。
それ以前に、このような限りなく冗談に近い法案が次から次へと
実際に施行されるところが根本的な原因があるのだが…。
権力を持つたった一人の力量で、国が衰退したり発展したり
するこの政治的な構造こそが、アフリカが未だ自立できない
理由のひとつなのかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます