ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

シュリーマン旅行記 清国・日本

2011-07-31 21:36:43 | 
「シュリーマン旅行記 清国・日本」を読んだ。

あのトロイの遺跡を発掘したハインリッヒ・シュリーマンが1865年
(江戸時代)に今の中国と日本を訪れた時の模様を記した見聞記である。

当時の清国を訪れた後に日本を訪れているので、何かと2つの国を比較し
ているのだが、おおむね日本を絶賛し当時の清国を酷評しているのが印象的
であった。

これは、当時のシナ人と日本人の文化水準を比較してのことだと思う
のだが、すでにこの時代にして「日本人は世界で一番清潔な国民である」
や「家の中も清潔」そして「この国には平和、行き渡った満足感、豊かさ、
完璧な秩序、手先の器用さ、耕された豊かな土地がある」など、日本人
としては思わずうれしくなることばかり言ってくれている。

もしかすると、当時の日本政府からいくらか貰っているのではないかと、
疑うほどである。

反面、中国への嫌悪感はすさまじいものがあり、ちょっと気の毒ではある
が、役人の腐敗などは今の中国に連綿と受け継がれていると思えば、これ
も中国の伝統文化なのかもしれないと思った。

当時日本は、反鎖国状態で外国人の入国がかなり難しかったようだ。
彼はアメリカ公使のつてで特別に入国できたようだが、当然、どこへでも
好きなところへ行ける訳ではなかった。(最も足もないが…)
特に外国人には制限があったようだ。

彼は上海から船で横浜に入国し江戸と八王子を訪れ、サンフランシスコに
向け出国している。

彼は特別だったに違いないが、およそ150年前でもこうやって自由気ままに
旅をしていた人がいたのである。外国の情報なんて人伝えにしか、しかも
噂話程度にしか伝わらない時代である。

どんなに刺激的だったことだろう。

特に西欧の植民地ではなかった日本は情報も少なく、秘境的な場所だった
に違いない。

読んでいて、1800年代の日本に行ってみたくなった次第である。




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人のことは言えないかも…?

2011-07-30 00:08:31 | 時事(海外)
中国の高速列車事故、いろいろな原因がささやかれてはいるが、
果たして、ほんとうのところの真実は解明されるのだろうか?

首相まで出てきて、記者会見までやったりしたが、そこは中国、
パフォーマンスのみで終わる可能性も大である。

また、当の日本では高速鉄道の事故なんて、「考えられない…」
などと言われているが、実はそんなことはないのであった。

ちょっと調べてみたら、結構あった。

開通初年の東海道新幹線は雨で止まる、雪で止まる、架線が垂れる、
路盤が沈むなど、それはもう、今の中国が聞いたら大喜びなくらい
事故が続いたのである。また、「中国の新幹線は、突貫工事で急拡
大したから駄目なのだ」と、言われるが、突貫工事という点でいえば、
実は東海道新幹線だって結構ひどいのである。

なにしろ、工期5年である。距離は515kmだ。

すでに買収した用地が使えたという利点はあったが、線路の設計から、
トンネルの掘削、車両の開発まで含めて5年である。かなり無茶だ。

また、試験線もなかった。新幹線以前、日本国内で200km/h出した列車も
なく、列車がないから線路もなかった。仕方なく、小田原付近の30kmほど
を先行して建設し変電所や車両基地も作って、200km/h運転の練習をした
そうである。

しかし、それでも「日本の新幹線では死亡事故はないではないか…」と思
われているが、それは旅客に関しての事で、開業1ヶ月後、実は連絡ミスで、
本線に立ち入っていた保線係5人をはね飛ばして死亡事故が起きている。

またまた、「普通はATCがある、日本の新幹線では、あり得ない…」という
声もあるが、1973年、新大阪駅付近で回送列車がATCがあったにもかかわ
らず、本線に進入して脱線している。

と、言うように、かつての日本も結して、無事故ではなかったのである。

まぁ、それでも中国ほど、インチキ、いい加減ではなかったが…。

もっとも、中国がもう少し謙虚だったら、こんなにバッシングされることも
なかったと思われる。

これで他国に輸出なんて、一体、どこの国が、購入するのだろう?

「安物買いの銭失い」

それでも、どこか一カ国くらい購入する国が、あるかもしれないが…。


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どうにかなる…

2011-07-29 16:20:57 | 時事(国内)
元プロ野球選手の伊良部が亡くなった。
自殺だそうである…。

別段、プロ野球ファンではないが、現役だった頃の彼の活躍
ぶりは何度も耳にした記憶がある。その後、アメリカに渡り
大リーグでも活躍するかに見えたが、長くは続かず再び、日本
へ戻ったそうだが、この頃の彼の活躍ぶりは全く記憶にない。

最後の球団も一体どこだったのか、Wkipediaを見て知ったく
らいである。

いつだったか、少し前の朝日新聞にプロ野球引退後、年商40億
を稼ぐ社長になった人の話が載っていた。

名前は忘れてしまったが、彼曰く、「プロ野球選手に限らず、
スポーツ選手というのは現役でいられる年数は短いもので、
引退後の人生のほうが圧倒的に長いのだと。そしてその後、
どう生きていくのかを、早い段階で考えておく必要がある…」

また、こんなことも言っていた。

「現役で活躍した選手ほど、プライドが高くなり第2の人生の
妨げになる…」

伊良部の引退後は、暗い話ばかりだった。

ロスで始めたうどん屋は潰れ、大阪のバーで暴力沙汰をおこし
て逮捕されたこともあった。

華やかな現役時代と比べると、相当、寂しい晩年である。

いろんなことが、うまくいかなくなって人生悲観したのか
もしれない…。

彼は永住権を取り、アメリカに移住したのだが、どうせなら
アジアのどこかにすれば良かったのにとちょっと思った。

周囲にダメな人が多ければ、そんなに悲観しなくても済んだ
と思えるからだ。アメリカはやっぱりどこか頑張らばないと
生きていけない先進国だが、アジアならもうちょっと適当でも
どうにかなったかもしれないのである。

いやいや、そういう問題ではないのかもしれないが…。

合掌


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お知らせと海

2011-07-28 11:39:10 | つぶやき
お知らせ。

このところ個人のお客様からの「ミャンマーチーク・ソリッド」
タイプのお問い合わせが大変多いのですが、現在、弊社でも
生産が追いつかず、完売状態が続いております。今年度は、秋
以降に入荷する予定ではございますが、事前のご予約も多く
「確実に入手したい…」というお客様は、どうかお早めにご予約
くださいますようお願い申し上げます。

以上、(有)ホリカワからのお知らせでした。

一昨日から、知多半島の先に浮かぶ日間賀島に行ってきた。

半島の先、師先から船で10分で着く。週末は海水浴客で大賑わい
だそうだが、平日は人もまばらで、寂れ感がなんともいえない寂
しい気分にしてくれる。天気も曇りだったのでなおさらだ。

元々私は、海が大嫌いである。海水浴などもってのほかだ。暑い
しベトベトするし海水はしょっぱいし貝を踏むと足だって痛い。
また、溺れる危険もあるしクラゲに刺されると結構痛いものであ
る。翌日は日焼けでひりひりするしおまけに周囲はうるさいしで
環境は最悪に近いわけであり、良いことなど何もないのである。

若いときから、よくもまぁ、あんなところで何時間も遊べるもの
だと常々思っていた。

従って、昨日の人のいない寂れた曇りの日間賀島は、私にとって
ベストコンディションであった。また、この時期の島にはイルカ
がおり間近くで見れるので、子供も大喜びである。

これで、今年の我が家の海水浴は終わりである。

仕事せねば…。

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次は誰?

2011-07-25 15:11:53 | つぶやき
昨日は、年に1度の近所の夏祭りの日であった。

その名も「中川・金魚まつり」

名古屋市内のまったくパッとしないローカルな祭りだが、
なぜか年々、大規模化しているのが不思議である。

そして、この祭りのメインイベントが、夜の9時から始まる、
昭和の一発屋歌手によるオンステージである。4年前ほど前
からなぜか突然、始まったのだが、なかなか好評のようで
今年で4年目になる。これまでに堀江淳を筆頭に森川由加里、
葛城ユキ、そして今年は、「CHA-CHA-CHA」の石井明美がや
ってきた。

小さな公園の隅にある、普段は使われていない、時々ホーム
レスが寝ている古びたステージで歌わねばならないので、ち
ょっと気の毒だと思いながらいつも見ているのだが、今年は
カラオケ機材の調子が悪かったようで、さらに気の毒であっ
た。

この曲がヒットしたのは、1986年のことで私が高校1年生の時
だから今から25年も前のことである。
当の本人は、スタイルこそ変わらなかったが、当時、少々水っ
ぽい感じのお姉さんだったのが、すっかり場末のスナックの
ベテランホステスのような感じに様変わりしていた。

年月というものは、げに恐ろしいものである。

今後のさらなる活躍を期待したいところだが、以前一度歌の
世界から遠ざかり、友人の雑貨屋さんを手伝っていたそうな
ので、再び、そちらの方面での活躍のほうにいってしまう可
能性も大である。せめて、その雑貨屋さんが100均でないこと
を願いたい。

まぁ、そんなこんなで、来年は一体、誰が来るのだろうと予測
してみた。

ずばり!「飛んでイスタンブール」の庄野真代あたりではない
かと、睨んでいる。

根拠は、前回の国会議員の選挙に出馬し、見事落選し、なりふり
構っていられないのではないか、とするどく察した次第である。
また、街頭演説の場でも確か熱唱していたはずで、あのような場
所で歌えるのなら、金魚まつりオンステージのほうが100倍マシ
なはずだし、本人も満足だろうと思うのである。

そんなこんなで、中川区民を代表しましてお待ちしております。

まぁ、どうでもいい話を長々と、失礼致しました。


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共産党的強制指導

2011-07-24 11:34:42 | 時事(海外)
「やっぱり…」「いつかは、起こる気がしていた」
「ほら、見たことか…」

中国の高速鉄道で事故の率直な感想である。

正確には、先日開業したいわゆる中国版・新幹線とは異なる
タイプらしいが、それにしても高速鉄道の追突事故というの
は、日本や欧米では考えられないものだそうだ。

しかし、一般的に考えられないことでも、中国では充分、考
えられるのが、中国ならではとも言える。

先日は、中国で寝台バスが燃えている。
こちらは35人乗りに47人が乗っており、41人が亡くなったそうだ。
通常なら、「12人も多く乗せるなんて…」と思いがちだが、中国
や途上国ではこの程度の定員オーバーなら、日常だし普通だろう。

おかしいのは、なぜ、勢い良く車両が燃えてこれほど多数の人
が亡くなったのかということである。何か危険物でも搭載して
いた可能性が高い。

今回の鉄道事故でも、車両やシステムの不具合だけでなく、それ
を管理する人偽的なところに根本的な問題があるような気がして
いる。

今回事故を起した、時速200キロ台タイプの「和諧号」。
今年2月に広州東駅から深圳まで乗ったのと同じタイプの
ものだった。この区間でも高速鉄道用に路線を敷き、従来の
緑色車両の列車とは別に走らせていた。

車両は日本のものと遜色なかったし、時刻も正確だったが、
中国ではプラットホームで列車を待つことが出来ない。
改札が開くまで待合室で待ち、開くと皆が一斉に列車へと
なだれ込むのだ。その時も「和諧号」は全車指定席なのに、
これまでの習性なのか、皆が我先にと押し合いへし合いを繰
り広げた。特に春節だったこともあり帰省客が多く、階段
では「このまま押されたら…」と恐怖感すら感じた。

様々なところでハードな部分の近代化は進められているが、
ソフトなところでダメなところが多すぎるのが今の中国である。

タンやツバを吐くといった日常のモラルは、昔と比べると格段
に向上したようだが、他人を痛みがわかるとか、他人を思いや
るなどの道徳的観点からの意識改革にも、共産党的強制指導で
もう少し、力を入れていただきたいものである。


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理解と誤解

2011-07-22 16:28:03 | 時事(国内)
あの市橋被告に判決が下った。

「無期懲役」である。

なんでも日本には殺人でも複数人殺害しないと死刑には
なりにくい「永山基準」なる最高裁判決があるのだ。

そして、これ以後の殺人事件では、この判例が殺人事件に
おける刑罰の一定の基準となっているということである。

戦後、この永山基準以下で死刑判決が出たのは、あの
山口の「光市母子殺人事件」だけだそうだ。

しかし、この事件。たぶん裁判としては、これで終わりだ
と思われる。検察は、求刑通りだから控訴できないし、市川
本人は、これは想像だが「とくかく、殺されなければいい…」
程度に思っているはずなので、おそらくこれも控訴しない可能
性が高い。

すると、刑は確定し裁判は終わりである。

そして、なにはどうあれ、犯人である市橋は生きながらえる
のだ。無期懲役で確定したとして、犯人である市橋は現在32だ。
近年、仮釈放については、うるさいそうだから、模範囚だとし
ても60くらいまでは出てこれないそうだ。

まぁ、被害者家族にとっては、それでも「早すぎる」のだろう
けど…。

裁判を傍聴したわけではないし、当の市橋自身を知るわけで
もないが、どうも、この人の反省は薄っぺらく思えてならない。
言葉や態度も、あらかじめ用意された感じがするし、結局は、
保身に徹しているようにしか見えない。

どうしてなのかわからないが…。

もしかすると、誤解されやすいタイプなのかもしれない。

他人を理解するって、難しいな。



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距離感

2011-07-21 14:41:54 | つぶやき
暇があると時々、本屋へ行き、外国について書かれた本ばかりを探して
歩いている。

大きな書店では、国別に分かれていて大変、探しやすい配列になっている。
先日は、タイ関連の本を探した。

最も目についたのは観光ガイドと旅行記である。次いで語学教科書が少々、
そして、夜遊び指南が結構、多いのには驚いた。バンコク歓楽街のお勧めの
店から、その店の人気の女の子の写真まで掲載していて、日本に居ながら
この手の店の詳細な情報が手に入るわけである。

こんなもの、一体、誰が買うのだろう。旅行に行く人がついでに購入する
のだろうか?

そして、政治、歴史、経済といった「硬派」なものは数えるほどしか見つから
なかった。

書店の品ぞろえというものは、日本人がその国に抱く関心や興味を反映する
ものである。

タイに関しては、いかにもタイらしいラインアップなのかもしれないが、今や
欠くことのできない重要な経済パートナーとしては、ちょっと物足りないよう
な気がしている。

その一方で、中国関連となると、それはもう硬派から軟派まで、置いていない
棚が見あたらないほどである。罵詈雑言を並べただけの本も多いのだが、相手
が目障りに思えるのも関係が深まればこそである。

その他、アジアに関しては、韓国に関するもの以外では、近年、ベトナムのも
のも多く見かけるようになった。しかし、やはり旅行記や観光関連についての
ものが圧倒的に多い。また、さすがに隣国だけあって北朝鮮に関する本も多い
が、ここだけは例外的に拉致や脱北者らが書いたものも含めて政治的なものが
圧倒的多数を占めている。

例外もあるが、その国の書籍の数は日本との距離感を表しているとも言える。

韓国や中国、上海などは、日本とはもう日帰り圏内である。
タイやベトナムは日本から5~6時間である。遠くはないが、足しげく通い合う
ほど近くもない。しかし、以前よりは随分、日本人にとって身近な存在になって
いると感じる。

本屋へ行き、その国の書籍の数を見るたびに、そういう思いを強くする次第であ
る。





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ケツバット

2011-07-20 15:25:50 | 時事(国内)
「ここまできたら投げさせてあげればいいのに…」

高校野球で、あと1アウトでノーヒットノーランの場面で
投手を交代させた監督の采配が話題となっている。

場所は愛知大会、享栄高校と天白高校の17日に行なわれた1回戦
享栄エースの杉本投手(3年生)は、9回2アウトまで無安打無得
点10奪三振3四球の快投を見せていたが、あと1人というところ
で交代となった。  
 
試合はその後、継投した投手が最後の打者を打ち取り、試合は
「無安打無得点リレー」で終了した。

まぁ、高校野球である。

年俸査定など、個人の成績がどうこういう世界ではないかもし
れない。しかし、当の本人にしたら、どうだろう。絶対、達成
したかったはずだ。しかも7点差だったわけである。
交代させる理由が見つからないのではないか。

仮に、控えの投手にマウンドを慣れさせる「調整登板」だったと
しても、何もこの場面で…という気がしてならない。
また、どうせ交代させるなら、2アウト後ではなくて回の初めに
交代させてもいいではないのか?

高校野球になど興味がない私でさえ、「監督の真意を知りたい」
と思った。

所詮、監督も感情を持った人である。采配ミスも犯せば、選手へ
の好き嫌いなども、「絶対にない」とは言い切れないだろう。
もしかしたら、達成させることで、今後、この選手が「天狗」に
なり、以後チームワークなどの乱れを考慮した、ということも
考えられなくはない。

しかし、やっぱりかわいそうだ。

どう考えても、気の毒である。

他人事だが、この監督には「ケツバット」3回くらいしないと許せ
ない気がしている。




 
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うれしいニュース

2011-07-18 21:46:50 | 時事(海外)
この決勝を迎えるまで、日本女子サッカー界の対アメリカ戦での
戦績はなんと0勝21敗3引き分だったそうだ。

つまりこれまで、一度もアメリカに勝ったことがなかったのである。

そして、日本女子にとってのアメリカ戦初勝利の場は、このW杯
の決勝だったのだ。重ねて凄いことである。

おそらく、男子がW杯決勝に進出するには、あと10年以上はかかるよう
な気がする。いや、10年で済むかどうか、もしかしたら生きているうち
に見れないかもしれない。

まぁ、これで、男子を遥かに上回る成績を残したわけだが、その活動に
対する企業の支援は遥かに小さいのが気になるところである。待遇改善
には継続的な努力が必要なはずだ。

勝利の余韻は時間が経てば薄まり、すぐに忘れられてしまう。

せめて1日でも早く、選手がバイトしなくても済むような体制を作ってい
ただきたい。

何はともあれ、久しぶりのうれしいニュースであった。

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