「シュリーマン旅行記 清国・日本」を読んだ。
あのトロイの遺跡を発掘したハインリッヒ・シュリーマンが1865年
(江戸時代)に今の中国と日本を訪れた時の模様を記した見聞記である。
当時の清国を訪れた後に日本を訪れているので、何かと2つの国を比較し
ているのだが、おおむね日本を絶賛し当時の清国を酷評しているのが印象的
であった。
これは、当時のシナ人と日本人の文化水準を比較してのことだと思う
のだが、すでにこの時代にして「日本人は世界で一番清潔な国民である」
や「家の中も清潔」そして「この国には平和、行き渡った満足感、豊かさ、
完璧な秩序、手先の器用さ、耕された豊かな土地がある」など、日本人
としては思わずうれしくなることばかり言ってくれている。
もしかすると、当時の日本政府からいくらか貰っているのではないかと、
疑うほどである。
反面、中国への嫌悪感はすさまじいものがあり、ちょっと気の毒ではある
が、役人の腐敗などは今の中国に連綿と受け継がれていると思えば、これ
も中国の伝統文化なのかもしれないと思った。
当時日本は、反鎖国状態で外国人の入国がかなり難しかったようだ。
彼はアメリカ公使のつてで特別に入国できたようだが、当然、どこへでも
好きなところへ行ける訳ではなかった。(最も足もないが…)
特に外国人には制限があったようだ。
彼は上海から船で横浜に入国し江戸と八王子を訪れ、サンフランシスコに
向け出国している。
彼は特別だったに違いないが、およそ150年前でもこうやって自由気ままに
旅をしていた人がいたのである。外国の情報なんて人伝えにしか、しかも
噂話程度にしか伝わらない時代である。
どんなに刺激的だったことだろう。
特に西欧の植民地ではなかった日本は情報も少なく、秘境的な場所だった
に違いない。
読んでいて、1800年代の日本に行ってみたくなった次第である。
あのトロイの遺跡を発掘したハインリッヒ・シュリーマンが1865年
(江戸時代)に今の中国と日本を訪れた時の模様を記した見聞記である。
当時の清国を訪れた後に日本を訪れているので、何かと2つの国を比較し
ているのだが、おおむね日本を絶賛し当時の清国を酷評しているのが印象的
であった。
これは、当時のシナ人と日本人の文化水準を比較してのことだと思う
のだが、すでにこの時代にして「日本人は世界で一番清潔な国民である」
や「家の中も清潔」そして「この国には平和、行き渡った満足感、豊かさ、
完璧な秩序、手先の器用さ、耕された豊かな土地がある」など、日本人
としては思わずうれしくなることばかり言ってくれている。
もしかすると、当時の日本政府からいくらか貰っているのではないかと、
疑うほどである。
反面、中国への嫌悪感はすさまじいものがあり、ちょっと気の毒ではある
が、役人の腐敗などは今の中国に連綿と受け継がれていると思えば、これ
も中国の伝統文化なのかもしれないと思った。
当時日本は、反鎖国状態で外国人の入国がかなり難しかったようだ。
彼はアメリカ公使のつてで特別に入国できたようだが、当然、どこへでも
好きなところへ行ける訳ではなかった。(最も足もないが…)
特に外国人には制限があったようだ。
彼は上海から船で横浜に入国し江戸と八王子を訪れ、サンフランシスコに
向け出国している。
彼は特別だったに違いないが、およそ150年前でもこうやって自由気ままに
旅をしていた人がいたのである。外国の情報なんて人伝えにしか、しかも
噂話程度にしか伝わらない時代である。
どんなに刺激的だったことだろう。
特に西欧の植民地ではなかった日本は情報も少なく、秘境的な場所だった
に違いない。
読んでいて、1800年代の日本に行ってみたくなった次第である。