ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

苦行、終わる。

2022-05-31 19:47:57 | つぶやき
英検をひとつクリアしたら願いを叶えるという娘との約束を果たすために、ディズニーランドへ行って来た。

宿泊無し、車中2日という強行日程。運動会の振り替え休日の月曜日を使い、日曜日、仕事を終えてから出発。夜行バスを使って月曜朝ディズニー着。そのまま閉館までいて、昨夜10時半にディズニーを出て今朝6時半に名古屋着。当初は車で行こうかと思ったが、さすがにキツいだろうと思い夜行バスにした。長距離バスなど乗ったことがなかったので、ちょっと調べると思った以上に安いのもあって驚き。普通の遠足バスなら名古屋ーディズニーランド間、片道3000円ほど。日によっては3000円以下もある。ただし、さすがに若者ではないので、そこはちょっとアップグレード。

見つけたのはウィラー社のフルフラットバス。行きは最上級のリボーンタイプは満席だったので、その下のラクシアタイプ。横3席のライフラットで水平にはならないものの、すべてカーテンで覆われていて個室感満載。料金は定価で9000円ほど。変動制のようでちょうど大人1人7800円、子供半額だった。復路もこれで良いかと思ったが、たまたま最上級のリボーンタイプが大人、子供同額のひとり6600円という激安だったので迷わずこれに決めた。通常価格だと大人一人10800円ほど。こちらは完全フルフラット。飛行機のシェルタイプのビジネスクラスのシートそっくりで横幅が少し狭いものの後はパーフェクト。熟睡するならこれがベストだと思う。

これまで日本の長距離バスは、まったく乗る機会がなかった。なんとなく学生さんや若者が利用するイメージだったが、あらためていろいろあるんだなと再発見。外国ではもう遥か昔から寝台バスというのが走っていて、中国やタイ、トルコなどでは、当時から一般的だった。

足を延ばして寝れるメリットは、翌日の疲労感を考えるととても大きい。日を跨ぐ移動だと、すでに寝台列車がほぼ絶滅してしまった日本では今、夜行バスしかない。若者ならひと晩くらい遠足バスでも良いが、50を過ぎた老体にはちょっとキツい。今回使ってみて、日本の寝台バスも全然ありだった。定価だと新幹線とさほど変わずちょっと考えてしまうが、安く乗れれば宿代も浮くし悪くないなと思った。しかも発着地が東京や大阪なら出発前や到着後、シャワーなどが使えるラウンジも併設しているので、これはこれで便利だと思う。

で、人生初の東京ディズニーランド。香港のは行ったことがあるが東京は初めて。昨日は空いていて、どれも30分程度で乗れたが、あらためて何の感動もない。人も多いしテーマパークは、やっぱり苦手だ。そもそもアトラクションの乗り物自体が嫌いなので、好きになれるはずがない。ディズニーランドには罪はない。ただ合う合わないがあるだけだ。

ともあれ苦行は終わった。

やれやれ…。

明日から6月。

あっという間に今年も半分。早いな。

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出所…

2022-05-28 14:30:14 | 時事(国内)
重信房子出所。

20年の刑期で現在76歳というから捕まったのは50代半ばか…。もう随分前から謝罪と反省を口にするようになり、丸くなった感があったが、それが本心なのかどうかはわからない。すでに革命的な野心などはないにしても、密かに未だ逃亡中のかつての同志と連絡をとり、何らかのサポートが出来ればと考えているかもしれない。ただ彼女は赤軍の確固たるリーダーではなく、広報や宣伝担当くらいの立場だったと多くの本には書かれていたと思う。女性革命家などというのは、後から神格化されたような気もする。

「日本赤軍、レッドアーミー」名前に惹かれて10代の終わりの頃から20代前半の頃、古本屋で関連本を探して良く読んでいた。最初はあの「サルベーションアーミ―(救世軍)」のようなキリスト教系の活動組織かと思っていたほど何も知らなかった。ちょうど私が生まれた頃の話で世代的には私の親世代に当たる。

日本赤軍の母体は共産同赤軍派だったと思う。私の生まれた昭和44年11月の半ば、日本刀と爆弾で武装し、ダンプカーで首相官邸と警視庁に突入し占拠する計画があったが、事前にバレてほぼ全員が逮捕。これを機に赤軍派は海外に根拠地を求め、3つに分かれた。よど号をハイジャックし北朝鮮に渡ったのが田宮グループ。もう一方がパレスチナに渡り、後に日本赤軍を名乗るようになったのがこの人、重信ご一行たち。そしてあさま山荘立てこもった連合赤軍の日本残留組だ。

タイムリ―には知らないが、記憶に残るのは、これらのグループが発信したメッセージである。

「われわれは明日のジョーである…」と北朝鮮に渡った田宮グループの声明文と、イスラエルの空港乱射事件で唯一生き残った岡本公三(重信派)の「「死んで、オリオン座の3つの星になる…」という声明文だ。今思うと、どこか幼いなという感がする。また「明日のジョー」といえば漫画ではリングで座ったまま死んでしまうラストを迎える。後の田宮も北朝鮮でまだ若くして亡くなっていることからも、自分の近未来を予言しているような声明文でもあった。

若者は理想や真理などという言葉に弱い。理想や心理を追求すると未熟さ故に暴走してしまう。大人になり後で振り返ってみれば、安易にわかることも、若い時はそれしか見えず、手段を選ばず行動に移してしまうなどということは誰にでも一つや二つ経験があるだろう。

罪のない人を傷つけ、社会の混乱を招いたことは、絶対に許されることではないけれど、彼らの根本にあったのは当時の社会を変えようとする、彼らなりの正義に基づいての行動だった部分だけには、多少の理解があっても良いのかなと思う。

若いということは、間違えるということでもある。

いや、年を取っても間違えるな…。
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どこにも行けない…

2022-05-26 19:52:22 | つぶやき
5月も残存ついに5日を切った。2022年もあっという間に中間だ。

インバウンドも試験的に始まり、日本人の海外渡航もグッと進んでいる感じもある。メディアでは夏休みの渡航に際して6月からの燃油サーチャージの大幅値上げの為、5月中の発券を推奨している。ならばうちもと、もし安かったら近場のアジアでも行こうかと思い検索してみると、まったく話にならない。名古屋発なのか激高!。バンコクやベトナムでも普通に1人10万とかする。しかもフライトも今現在、全然戻っていない。安い大陸中国系は皆無だし、キャセイも台湾チャイナもない。いや探せばあったがバンコクで12万円もする。結して、お盆の時期ではない。マイレージを2人分使ったとしても、1人分でこの価格ではちょっと厳しい。一旦、各社の定期便が戻って、ある程度平均価格体に戻ってからでないと出掛けられそうにない。

ということで、この夏はどこへも行けないことに決定。

そういえば、タイエアアジアXが会社更生法申請というニュースが出ていた。確か7月にバンコクと成田線開設の大キャンペーンの最中のタイミングでだ。これ絶対、確信犯だと思う。ちょっと警告っぽい話も出ていたし、ただここまで来ると露骨すぎて、エアーアジア系は本当に信用ならない気がする。

この夏は、どこかキャンプかLCCを使って国内…というのもなんかいま一つ気分が盛り上がらないな…。

真面目に仕事しようかな…。

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知床…

2022-05-23 21:41:43 | つぶやき
ひと月前に知床で沈没した船が引き上げられた。

事故があったのは、ちょうどタイに出かける前日だった。滞在中もスマホのニュースで時々、経過を見ていた。コロナになり出国できなくなったことで、この2年間は主に国内の端っこを目指した。根室の先にある、実質行けるところの日本の東端である納沙布岬と抱き合わせで、一昨年の秋、初めて知床を訪れた。私は知床半島の西側にある羅臼だけで良かったが、妻は沈没した船が出航したウトロが良いと熱望した為、宿はウトロになった。

「自然が良い」ということで、知床は妻のお気に入りに追加された。

それから3か月後、今度は流氷の上に乗ってみたいという理由で、真冬の知床に付き合わされた。この時初めて、沈没した船会社を経営する例の社長が経営する宿に宿泊した。この宿は一番最初に被害者家族に状況を説明する為に提供された場所だったようだ。ウトロでは比較的低価格で泊まれる宿としても知られ、一人旅の若者などの利用も多かった。居心地が良かったので、それから7か月後の昨年秋、3度目の知床もこの宿に宿泊した。同じ社長が経営する宿なので、当然、館内にはこの船を宣伝する大きな広告がいくつも貼られていた。とりあえず何でもやりたがる妻が、なぜかこの船(船で海からアプローチしてヒグマや知床岬を見る)ということにまったく興味を示さなかったので、乗ることはなかったが、ニュースでこの宿に被害者家族が訪れる様子が映し出された映像を見た時、懐かしさと共にちょっと気が重たくなった。

当初はこの夏にも知床へ行く予定だった。けれどこの事故があったころから、妻は何も言わなくなった。たくさんの方々が亡くなったインパクトは旅行熱をも奪ってしまうんだなと勝手に思っている。

引き上げられた船からは誰も発見されなかった。
経営する船会社はライセンスをはく奪された。当然の結果だとは思うが、この宿はそのまま経営し続けるのだろうかとちょっと気になっている。

もう行くことはないかもしれないけれど…。

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さよなら…

2022-05-21 20:36:14 | つぶやき
先月、亡くなった友人のお悔やみに行って来た。

名古屋を朝7時半の新幹線で出掛けた。昨日は大阪を往復したこともあり、疲れが出ていたのか、車内で完全に熟睡してしまい東京駅に着き、皆が降り始めている時に目が覚めた。慌てて降りたため、棚の上に置いた坂角のえびせんをすっかり忘れてしまった。在来線に乗り換えてから気づいたが、すでに遅し。故人が好きで時々リクエストされていたものだった。せっかく持ってきたのに残念なことをしてしまった。

故人の家ではお母さんが迎えてくれた。遺影ときれいな布に包まれた骨壺を見て、本当に亡くなってしまったのだとあらためて実感させられた。お母さんが亡くなるまでの経緯を話してくれたが、最後の方は食事が十分に取れず、やせ細ってしまい点滴で命を繋いでいたと聞き、いた堪れなくなった。亡くなる前に休職していた職場を自己退職していたこともあらたに知らされた。

息子さんを失ったお母さんは、未だ憔悴している感じで遺品の整理や片付けもまったくできないと話していた。子供に先立たれる親の辛さはいかばかりだろう。察すると気の毒で言葉もない。お母さんから「どうせ、全部処分してしまうから、なんでも好きなものがあったら持って行って…」と言われたので、焼香を済ませた後、皆で2階にある彼の部屋に行った。バンドもやり音楽好きだった彼の部屋には何百枚ものCDとレコード、そしてカセットテープが残されていた。ロフトにはドラムセットもあった。古いコンサートの切符や海外ミュージシャンのステッカーなども思い出の品と共にたくさん残されていた。ここではちょっと詳しく記せない彼らしいコレクションもたくさん出てきて、最後まで皆を笑わせてくれた。

皆、思い思いのモノをいただいてきた。私は2冊の本とシュレッターばさみと富士山の空気という缶詰をいただいた。そして最期にもう一度、皆でお線香をあげて家を後にした。コロナ禍の中、皆で押しかけて申し訳ない気もしたし、自宅に伺うのはどうなんだろうと、ためらう気持ちもあったが、故人のお母さんが喜ぶからという友人の後押しもあり、行って良かったのかなと思った。

その後、ファミレスに寄り、皆で遅いお昼を食べ、故人を忍びそこで献杯。再び、故人の思い出話に花が咲いたが、やっぱり今日は皆、どことなく覇気が無かったような気がした。

このコロナ禍で、皆、彼とは2年以上、会えていなかった。
ひと月前は、まだ生きていた。例えひと月前に彼の状態をわかったとしても、会うことなどできなかっただろうけれど、もう一度、最後に会って飲み会をしたかったね…と、誰もが思っていた。人はいつか亡くなる。ある日突然のこともある。誰にも気づかれず、人知れず亡くなることを望む人もいる。心の内など、誰にもわからないもの。残されたものは、ただ手を合わせるだけしかない。深く詮索する必要などないのかも…。

今日は、どんよりした曇りのち雨の天気もあり、往路は気分もなんとなく重かった。復路も曇ってはいたが、ちゃんとお別れが出来たことで、ちょっとだけ気が晴れた気がした。

明日から、また前向きにやっていこうと思う。
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抑止…

2022-05-15 20:32:08 | 時事(国内)
娘にせがまれて「ファンタビ3」を見に行ってきた。

上映終了間近なのか、他に3人しかおらず貸し切りのようだった。前作2作も見ているけれど、ファンタジー系?はいま一つ苦手で面白さがわからなかった。しかも先月からハリポタも無理強いされ、見せ続けさせられているが、7作も見ているにもかかわらず、そもそも興味がないせいか内容が頭に入って来ず、こちらも面白さがまったくわからない。しかも一作が2時間半近くと長いもの苦痛だ。けれど、ハリポタはあと一作、まだ残っている。頑張ろうと思う。

先日、金にセコイと評判の同業者のおやじさんが来て、4630万円がご送金され、それを持ち逃げした20代の男性の話になった。「あれ返さなくてもいいんだよ、刑事罰には問えないらしいし、あいつは賢いよ。俺のところにも来ねえかな、俺も返さないけどな…」と言い放っていった。こやつは80手前にもなって良くもまぁ、真顔でそんなこと言えるなと呆れたが、世の中いろんな人がいるということでもある。

24歳で棚ぼたで4600万円得て、しばらく逃げ隠れして、一体、何の得があるのだろうかと思う。実名も出てしまっているようだし、一生負い目を感じて生きて行かなくてはならない代償が4600万円だとしたら、ちょっと割に合わないはず。せめて4億6千万円なら海外逃亡して物価の安い国で…なんて想像もするけれど…。

せっかくならこれを元手に起業して、儲かったら2割増しで返金するというのはどうだろう?甘いか!いや、その前に来年度の確定申告は雑所得か何かで所得申告しないといけないはず。来年度の所得税や住民税、国保の請求額に驚くかもしれない。貰う時だけ貰って支払わないは、基本ない。逃げ徳はないということをこやつには教えないといけない。

あれは小学4年生のころだったか。友達と遊んでいる時、どこかの駐車場で1000円を拾ったことがあった。小4で1000円は大金だった。そのままネコババして友達と500円づつ分け合って駄菓子屋とゲーセンで使ってしまった。その週末、私は珍しく熱を出し寝込み、週明けに学校へ行くと友人も体調不良か何かで学校を休んでいた。

今思えば、単に偶然なんだろうけれど、当時はちょっと罪悪感があり、どこかでそのせいだと思っていた。誰にも言えなかったけれど…。

以来、悪いことはしなくなった、ということは全くないが、どこかでふと頭を過る時がある。で、それが大罪を犯さない抑止になっていると思うこともある。

人は学習しながら成長するもの。

今からでも間に合う。
気づけるといいなと思う。

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気鬱、続く

2022-05-13 21:13:42 | つぶやき
なんだか今週はあっという間に過ぎてしまった。

ちょうど仕事が忙しいのがせめてもの救いだった。余計なことを考えなくても済むし、気もまぎれる。後はジムに行って、ひたすら走る&歩く。タイでもマンゴーのドカ食いは止めてカロリー減に努めた結果、3月から始めた肉体改造計画が、およそ2か月で5キロ減達成。目指すはあと6キロ減。ここからがちょっと大変そうだけど…。それでもまだまだ気分は晴れない。

気分転換にどこかに行きたい。

完全な開国に踏み切った国が50か国に近づいているという。陰性証明に接種証明、そして待機期間にデジタルデバイスのハンドリングなど、細かく見ていくとまだまだ手間ひまとリスクを伴う海外旅行。行ったはいいが帰るための検査で万が一陽性となると、時間やコストがドーンとのしかかる。日本での仕事や職場への影響を考えると二の足を踏む人が多くなってしまうのは当然だ。それらを踏まえた対策ができないと気軽には行きにくい。あとは月単位で緩和が進むのを待ちたい。

ウィズコロナのロードマップを明確に描き切れてないということは、すなわち私たち国民も明るい未来を描きにくいということ。政治の強さはこういう時にこそ発揮してほしい。

5月もあれよあれよと半分が終わろうとしている。

ツツジが終わり紫陽花が開くつかの間も大事にしたい。

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訃報…

2022-05-09 22:41:33 | つぶやき
今朝、もっとも聞きたくない知らせが届いてしまった。

年末くらいから連絡が途絶えてしまった友人が、先月末に亡くなっていたという知らせだった。友人のひとりが25年くらい前に亡くなった友人の実家を訪ねたことがあり、昨日その記憶を辿って実家を訪れてきてくれた。幸い埼玉県にある実家は見つかったものの、そこで先月末に亡くなっていたことを故人の母親から伝えられたとのこと。その後、家に上がって亡くなった友人の部屋でこれまでの経緯を伺ってきたようだった。

若くして病気を患っていた友人は、昨年転んで足を悪くして入院。その後、徐々に弱り食事が取れなくなっていき、最後の方は日に3度の点滴で命を繋いでいたという。さらにそんなタイミングでベッドから落ちて…。なんだか話だけを聞くと高齢者の最後のような話でまったく実感が湧かない。彼はまだ56歳だった。病院のベッドで何を想っていたのだろう?
考えると切なくなる。

ある程度、高齢なら諦めもつくし、仕方ないとも思える。けれど自分とそう変わらない年齢の友人、知人の死は、なかなか受け入れ難い。年に一度~二度の飲み会でしか会うことはなかったけれど、いつも笑いの中心にいた彼だっただけに思い返すと悲しくて仕方ない。
今日はほとんど何もやる気が起きなかった。LINEグループの皆も昔の写真を掲載したりして彼を忍んでいた。思えばこのLINEグループも彼の発案だった。

実家を訪ねてくれた友人が、故人の母親の了解を得て、2週間後、皆で弔問に行くことになった。コロナ禍の中でも「息子も皆が来てくれた方が喜ぶだろうと…」と思ってくれたようだった。最大限感染に気を使い、お別れをしてこようと思っている。

コロナ後の2年ぶりの皆との再会が、こんな形になってしまうなんて想像もしてなかった。

本当に残念で仕方ない。

虚脱感しかない。


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「たんぶん」から…

2022-05-05 16:01:14 | つぶやき
連休も半ば過ぎ。

行楽地はどこも結構、賑わっているようで良かったなと思う。お出かけ需要なのか、商業施設にも連日、人が出ており、このまま元に戻ることなく共存路線を突き進んでほしい。この調子でずっと続くのかわからないけれど…。

チェンマイでは2年ぶりに「たんぶん」から始まった。市場近くの豆腐と野菜スープの朝ごはん屋さんも変わらずやっていて、あらためて市民の生活には変化がないんだと思った。変化があったのは旅行者相手のところばかりだ。

行く先々の業者さんに、「日本人のお客さんは2年ぶり、2人目だよ…」と言われた。この2年ぶり、2人目というのは、ほんとうにいろいろなところで言われたので、みんなちゃんと覚えているんだなと…。最初のお客さんは昨年12月、東京からの1組の夫婦だったらしい。ちょうど11月の入国緩和後に来たようだった。日本帰国後はまだ7日間の隔離があったようだが、そのまま正月休みのタイミングでちょうど良かったらしい。

2年ぶり2人目なのか、みんなともかく大歓迎してくれた。普段あまり話をしないところでも長話をする羽目になり、どんどん時間が過ぎて行った。長年、鞄をお願いしているタイ人ところでは、電話をすると迎えに来てくれた。工場は縮小して移転していたが、これからまた少しづつ縫子さんを増やして行くつもりだと。そこではちょうどお昼時と重なったので食事に誘ってもらった。気を使って美味しい所に連れて行ってくれたのか、そこで出てきた蟹のカレーが豪勢で大変、美味しかった。多くの業者さんとLINEかウィチャットを交換して、來タイしなくても発注できるようにしてきた。支払いはWiseや佐川でもできるようだった。とはいっても、もう行けるのだけれど…。

けれど、海外渡航にとって足かせとなっているのは様々な制約、出入国の面倒な手続きだけとはいえなくなってきた。円安もそうだが新たに燃油サーチャージの高騰がのしかかりつつある。原油高の高騰を受けてコロナ前の倍以上となってきた。6月から長距離路線は往復で5万近いし、日本から近い近隣国でも約25000円とか。ますますLCC頼みになりつつある。

原油高は荷物のカーゴ代金にも及んでいる。実は2年ぶりのタイで一番の値上がりはこれだった。おおよそすべての重量比で2倍に値上がっていた。しかも円安効果で実勢は2,2倍とかになっている。それはTNTでも同じ。現在、様々な輸入品が値上がっているが、製品発注にはタイムラグがあり、今店頭に並んでいる商品の多くは、円安以前に発注されたものだったりする。だが輸送費にかかる費用は、オンタイム価格だ。今の値上げの主な要因のはこれだろうと思っている。

脱マスク…。

暑いタイだが、タイ人は日本並みに皆、ちゃんとしている。ちょっと意外だった。
やってないのは、ほぼ欧米人のみ。しかも長期滞在中の不良外人系ばかり。プーケットなどのビーチではわからないけれど…。

連休も残りわずか。

ずっと休みなしだったので、明日からちょっと高山へ行ってきます。
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エビぞり

2022-05-03 20:40:15 | つぶやき
大学生の頃、通販の「ディノス」のカタログを作る撮影現場でアルバイトをしていた。

かれこれ30年以上経つが、当時の仲間とは、今でも付き合いが続いている。コロナ前までは年に数回、その時、都合の付く人が集まって飲み会を行っていた。待ち合わせはいつも池袋駅の西口、エビぞり前。エビぞりというのは、池袋駅の西口の横断歩道の間にあった彫刻のオブジェのこと。随分前に少し移転してしまったので、今では横断歩道の中間地点が待ち合わせ場所だ。

ここ2年ほどはコロナで集まることができていなかった。

今日の夕方、仕事帰りの電車の中で、当時の仲間のひとりから突然ラインがきた。「ここ最近〇ちゃんと連絡取ってる?」「いえ、ここ2年全く連絡ないです…」と返した。その後、ちょっと話があるというので駅に着いてから連絡したみた。〇ちゃんというのは、飲み会の幹事役でいじられキャラ。体は大きいが気は小さい。56歳にして独身。

聞くと、昨年の夏に患っていた糖尿病が悪化して休職して入院。筋肉が堕ちて歩けなくなってしまったらしい。で、その後、しばらくしてから連絡が取れなくなったという。メールの既読もない。電話にも出ない。けれど気が付くと、ひと月後とかに既読されている。そんな状態がずっと続いているという。他の友人が連絡を取ろうと思っても同じらしい。

もしかすると、病気が悪化してメールもできない状態なのかもしれないとか、弱ってしまった姿を見せたくないという思いから連絡を絶っているいるのではないかとか、話をしていると、どんどん悪い方へ想像してしまう。けれど、もしも本人が拒否しているとしたら、無理に立ち入るのもはばかれる。どうしたらいいのだろうと、答えなど出ないまま電話を切った。

電話の友人は連絡が取れなくなった彼とは年齢も大学も同じで、私などよりずっと近い友人同士だったことからも相当、心配していた。私も連絡を貰ってから気分が沈んでしまい、ジムに行こうと思っていたのだが止めた。

この夏くらいには、また皆で集まれるかなと思っていたので、なんだか切なくなってしまった。電話の最後の方で、友人が「もう、俺たちも若くないから何があってもおかしくないよね。もっと頻繁に連絡を取り合って、会える時は会っておこうと…」

確かににそうだ。

そして、自分がもし重病になってしまったらどうするだろう、とちょっと考えてしまった。
けれど、どうしても連絡を絶ちたいとは思えない。

やっぱり友人は重病なんだろうか?

元気じゃなくても、せめて、どうにか無事でいてほしい。




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