喀什滞在、2日半、ただひたすら町をトボトボ歩いた。
ご飯を食べて、疲れたらお茶を飲んで休み、また歩く。ちょっとした移動はタクシーで移動、だいたいどこでも初乗り運賃(8元、160円)で行けるのでバスにも乗らなかった。オフシーズンのせいもあって古城の中は静かで、誰もいない風景の中を歩いていると、中東のどこかの街にでもいるような感覚に陥る。土壁の家の扉には色鮮やかなカーペットが掛けられている。それでいて使われている文字は漢字という、いかにも不釣り合いなところがウイグルというところなんだなと。高台にある古城の建物は崩壊寸前で現在復元進行中だったが、いかにも人工的に復元し過ぎていて興醒めする。歩いては休み、歩いては休みの繰り返し。疲れてカフェに入ってポットでレモンティーを飲む。これが一番美味しかったかも。
古城の中は観光地プライスなので、買い物や食事はほとんど中心地から外れたウイグルマーケットの周辺で済ませた。ウィグル人御用達のデパートもあって、ほとんど服屋だが100%ウィグルテイストで面白かった。食事はほぼ羊肉。羊から逃れるのは難しく、アイスクリームからヨーグルトまで羊乳でできていて、ちょっとげんなり。漢人経営の中国食堂を探したが、最後まで見つからず、最後までウイグルご飯だった。喀什と言えば、果物の宝庫ということで、市場でマンゴーとメロンを調達。タイミングが合えばブドウを食べてみたかったが、残念ながら見つからず。けれどメロン(筋の入ったマスクメロン)は超絶美味しかった。大玉一つ300円程度。3元(60円)のナイフを買ってたくさん食べた。他にはマンゴーも3キロほど調達。けれど、こちらはいま一つ。
で、お土産にはナッツ類をいろいろ4キロくらい買ってしまった。特にピスタチオ、鼻から抜ける香りがすごい、ギリシャのよりおいしいかも。レーズンやデーツ、ドライフルーツも安い、安すぎる。こんなに買ったのに3000円程度。古城の中にも売っているが、外の市場で買うと価格が全然違う。ウイグル人はサービスがすごい、あれもこれもといろいろおまけをつけてくれる。それにしても、こんな風だから、今回、全然お金を使わなかった。食事もラグ麺なんかで1食、10元から15元(200円から300円)、アイスクリームは4元(80円)だし、お茶代も知れている。2日半でお土産代を入れても1万円も使わなかった。
基本、現金ですべてOKだった。お釣りがないところもあったが、皆、嫌な顔せず両替に走ってくれた。一度だけタクシーで釣りがなく、降りた近くの店に自分で出向いて両替してもらった。それでも、ほぼほぼキャッシュレス化が浸透している。町はどちらかというと日没から賑やかになる。子供たちも夜10時、11時くらいまで外で遊んでいる。思ったほど寒くはなく、経由地のウルムチの方が断然寒かった。
街中に毛沢東の銅像があった。
3人で同じポーズで写真を撮っていると、公安の車が目の前で止まった。何か言われるのかなと思ったが、凝視されただけで行ってしまった。北朝鮮だったら消去されただろうなと…。広州なんかにはたまにある、近平さんの顔写真付きのありがたいお言葉のスローガンなんかは見かけなかった。ただ学校の入り口正面には大勢の子供たちの笑顔に囲まれた近平さんの特大パネルが必ずあった。こんなところにかつての名残が見られた。
まあ、ほんとうに何もしない2日半の喀什だった。
家族旅行にしては、ベストな形だったかも。
娘に感想を聞くと「ここって中国じゃないみたいだけど、中国なんでしょ!」「羊はもういい、普通のチャーハンが食べたい…」だった。
で、帰りも同じく、ウルムチ経由で上海へ向かい、乗り継いでソウルへ。
やっぱり、ウィグルは遠かった。
ご飯を食べて、疲れたらお茶を飲んで休み、また歩く。ちょっとした移動はタクシーで移動、だいたいどこでも初乗り運賃(8元、160円)で行けるのでバスにも乗らなかった。オフシーズンのせいもあって古城の中は静かで、誰もいない風景の中を歩いていると、中東のどこかの街にでもいるような感覚に陥る。土壁の家の扉には色鮮やかなカーペットが掛けられている。それでいて使われている文字は漢字という、いかにも不釣り合いなところがウイグルというところなんだなと。高台にある古城の建物は崩壊寸前で現在復元進行中だったが、いかにも人工的に復元し過ぎていて興醒めする。歩いては休み、歩いては休みの繰り返し。疲れてカフェに入ってポットでレモンティーを飲む。これが一番美味しかったかも。
古城の中は観光地プライスなので、買い物や食事はほとんど中心地から外れたウイグルマーケットの周辺で済ませた。ウィグル人御用達のデパートもあって、ほとんど服屋だが100%ウィグルテイストで面白かった。食事はほぼ羊肉。羊から逃れるのは難しく、アイスクリームからヨーグルトまで羊乳でできていて、ちょっとげんなり。漢人経営の中国食堂を探したが、最後まで見つからず、最後までウイグルご飯だった。喀什と言えば、果物の宝庫ということで、市場でマンゴーとメロンを調達。タイミングが合えばブドウを食べてみたかったが、残念ながら見つからず。けれどメロン(筋の入ったマスクメロン)は超絶美味しかった。大玉一つ300円程度。3元(60円)のナイフを買ってたくさん食べた。他にはマンゴーも3キロほど調達。けれど、こちらはいま一つ。
で、お土産にはナッツ類をいろいろ4キロくらい買ってしまった。特にピスタチオ、鼻から抜ける香りがすごい、ギリシャのよりおいしいかも。レーズンやデーツ、ドライフルーツも安い、安すぎる。こんなに買ったのに3000円程度。古城の中にも売っているが、外の市場で買うと価格が全然違う。ウイグル人はサービスがすごい、あれもこれもといろいろおまけをつけてくれる。それにしても、こんな風だから、今回、全然お金を使わなかった。食事もラグ麺なんかで1食、10元から15元(200円から300円)、アイスクリームは4元(80円)だし、お茶代も知れている。2日半でお土産代を入れても1万円も使わなかった。
基本、現金ですべてOKだった。お釣りがないところもあったが、皆、嫌な顔せず両替に走ってくれた。一度だけタクシーで釣りがなく、降りた近くの店に自分で出向いて両替してもらった。それでも、ほぼほぼキャッシュレス化が浸透している。町はどちらかというと日没から賑やかになる。子供たちも夜10時、11時くらいまで外で遊んでいる。思ったほど寒くはなく、経由地のウルムチの方が断然寒かった。
街中に毛沢東の銅像があった。
3人で同じポーズで写真を撮っていると、公安の車が目の前で止まった。何か言われるのかなと思ったが、凝視されただけで行ってしまった。北朝鮮だったら消去されただろうなと…。広州なんかにはたまにある、近平さんの顔写真付きのありがたいお言葉のスローガンなんかは見かけなかった。ただ学校の入り口正面には大勢の子供たちの笑顔に囲まれた近平さんの特大パネルが必ずあった。こんなところにかつての名残が見られた。
まあ、ほんとうに何もしない2日半の喀什だった。
家族旅行にしては、ベストな形だったかも。
娘に感想を聞くと「ここって中国じゃないみたいだけど、中国なんでしょ!」「羊はもういい、普通のチャーハンが食べたい…」だった。
で、帰りも同じく、ウルムチ経由で上海へ向かい、乗り継いでソウルへ。
やっぱり、ウィグルは遠かった。