北海道のとある町で小さな商店を営む96歳のおばあちゃんの話がネットで記事になっていた。
記事によると大正生まれのこのおばあちゃん、開拓団の一人として静岡県から両親と共に北海道へ渡った。その後、結婚して店を始めて65年が経つ。開店以来、ほぼ無休で店を開けてきた。ただ、一緒に始めたおじいちゃんが2年前に施設に入り、それからはひとりで店を守っていた。昨年、さすがに足腰に疲労を感じ、年末の12月31日で閉店を決意する。
65年間、無休は凄い。
明治や大正、昭和の一桁生まれの日本人は本当に働き者だなとつくづく思う。遊びたいとか、休みたいとか、そういう概念がないのかもしれない。淡々とただひたすら働いて生きて行く。日本もそのころは貧しかったから、生きるとこと=働くことだったような気もする。
そして、新年が明け1月3日。閉店したはずのおばあちゃんの店は開いていた。なんでも「多くの人に惜しまれ過ぎたので、ちょっと心変りがしたのと、まだ、在庫があるので…」ということらしい。やっぱり、いざ辞めるとなると寂しくなったのだろうと思う。
この記事を読んだ後、「嵐、活動休止」の記事が載っていた。
リーダーの大野君曰く「自由な生活がしたい…」ということ。それはそれでわかる気がする。昔、キャンディーズが「普通の女の子になりたい…」と言って3人が全員芸能界を引退した。で、しばらくすると3人全員が芸能界に復帰した。
人は、所詮、無いものねだりだ。
忙しい時は、すべてを投げ出してでも自由な時間を求めたりする。けれどいざ、暇になりそれが続くと、無性に忙しい日が懐かしくなり、働きたくなったりする。大野君の場合は、また違う事情なのかもしれないけれど、一般社会と違って芸能界はニーズがなければ、忙しくなることはない。バランスよく仕事をするということが、なかなか難しい世界だと思う。
もうすでに人の一生分以上を稼いでしまっただろうから、この後は、のんべんたらりと暮らしたい、というのであれば、それはそれで素晴らしいことであり、ぜひ、日長だらだらと暮らしていただきたい。
けれど、一時的に自由を得て、それを満喫した何年後かに、また復活を…という理想を描いているのであれば、その前にこの北海道のおばあちゃんの記事を、ぜひ読んでいただきたい。
65年間、無休で毎日、淡々と同じ仕事を続ける。
まさに、生きること=働くこと。
「お前が言うか!」と言われそうだけれど、どこか、身に染みるものがある。
ということで、明日からしばらくタイに行ってきます。
もちろん仕事です。
記事によると大正生まれのこのおばあちゃん、開拓団の一人として静岡県から両親と共に北海道へ渡った。その後、結婚して店を始めて65年が経つ。開店以来、ほぼ無休で店を開けてきた。ただ、一緒に始めたおじいちゃんが2年前に施設に入り、それからはひとりで店を守っていた。昨年、さすがに足腰に疲労を感じ、年末の12月31日で閉店を決意する。
65年間、無休は凄い。
明治や大正、昭和の一桁生まれの日本人は本当に働き者だなとつくづく思う。遊びたいとか、休みたいとか、そういう概念がないのかもしれない。淡々とただひたすら働いて生きて行く。日本もそのころは貧しかったから、生きるとこと=働くことだったような気もする。
そして、新年が明け1月3日。閉店したはずのおばあちゃんの店は開いていた。なんでも「多くの人に惜しまれ過ぎたので、ちょっと心変りがしたのと、まだ、在庫があるので…」ということらしい。やっぱり、いざ辞めるとなると寂しくなったのだろうと思う。
この記事を読んだ後、「嵐、活動休止」の記事が載っていた。
リーダーの大野君曰く「自由な生活がしたい…」ということ。それはそれでわかる気がする。昔、キャンディーズが「普通の女の子になりたい…」と言って3人が全員芸能界を引退した。で、しばらくすると3人全員が芸能界に復帰した。
人は、所詮、無いものねだりだ。
忙しい時は、すべてを投げ出してでも自由な時間を求めたりする。けれどいざ、暇になりそれが続くと、無性に忙しい日が懐かしくなり、働きたくなったりする。大野君の場合は、また違う事情なのかもしれないけれど、一般社会と違って芸能界はニーズがなければ、忙しくなることはない。バランスよく仕事をするということが、なかなか難しい世界だと思う。
もうすでに人の一生分以上を稼いでしまっただろうから、この後は、のんべんたらりと暮らしたい、というのであれば、それはそれで素晴らしいことであり、ぜひ、日長だらだらと暮らしていただきたい。
けれど、一時的に自由を得て、それを満喫した何年後かに、また復活を…という理想を描いているのであれば、その前にこの北海道のおばあちゃんの記事を、ぜひ読んでいただきたい。
65年間、無休で毎日、淡々と同じ仕事を続ける。
まさに、生きること=働くこと。
「お前が言うか!」と言われそうだけれど、どこか、身に染みるものがある。
ということで、明日からしばらくタイに行ってきます。
もちろん仕事です。