ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ヒーロー

2008-07-31 20:50:02 | つぶやき
先日、イチローが日米通算2000本安打を達成した。
30代前半でのこの記録は、大変素晴しいものである。
まさに日本の野球界を代表するヒーローである。

しかし、同じスポーツでも、現在のサッカー界には
ヒーローは不在である。海外で活躍する中村俊輔など
もいるが、今のところまだ役不足である。
しかし、2年前までは中田英寿という日本のサッカー界を
代表するヒーローがいた。

イチローと中田英寿。彼らは様々な点で、すごく似ているが、
しかし、根本的には全く異なっている。イチローには常に
溢れるほどの童心がある。まさに人間味たっぷりの男である。
個人的には両方共に好きではないが…。

反面、現役時代の中田にはそれが決定的に欠けていた。
代わりにあったのが慢心である。

中田は世界レべルでも、圧倒的な才能を持ったサッカー選手だった。
しかし不幸にも、彼のプライドはその才能よりも遥かに
大きかったのである。そして皮肉にもキャリア後半の下降中に、
その慢心は確実に大きくなっていった。その結果、最後の移籍先、
プレミア・リーグでの監督との争いの元になり、彼は出場機会を
奪われて行き場を失ったのである。

そしてもう一つは、日本代表チームへの慢心である。
彼はドイツWカップ前、日本が100%の力を出せば、
どんな強豪国とも互角にやれると豪語していた。
しかし、現実はあっけない予選敗退である。ジーコ監督の
能力不足を考えれば、それは充分、予想できるものだったのだが…
 
そして、中田自身の日本代表チームへの慢心は、Wカップ予選の
最終試合、ブラジル戦に大敗したあの瞬間に砕け散り、その後、
すぐに彼は引退した。29歳という早すぎる引退は、彼の膨張した
プライドと現実に出た結果のギャップの大きさだと個人的には思っている。

そして引退後、彼は世界の旅人となった。今度は、膨張したプライドを
サッカーで満たせなくなったので、世界のデジタルトラベラーという
ご身分で満たそうとしたのではないのかと最初は思っていた。

しかし、最近の彼は少し変わったように見える。気のせいかもしれないが…
彼は旅を通じて得た最大のものは、人間力だと言っている。
また、サッカーとは何か?という質問には、死ぬまで一緒の兄弟だと
発言している。現役時代の彼は、それをただの職業だと口にしていたのだが…

彼の旅の本質的なモチベーションは、自己解放だったのかも知れない。
慢心、クール、非人間性、彼はそういう自らの凝り固まってしまった
心を打ち砕きたかったのではないだろうか?
彼にそういう意図はなかったとしても、結果的にそうなったと
言えるのかもしれない。何にしても長旅ほど、自己解放を促すものは
他にないと思うからである。

さて、イチローに話を戻すと、彼は「50を過ぎても現役でい続けたい」
と言っている。本質的には冗談かもしれないが…
しかし、彼がその気なら、もしかしたら実現可能かもしれないとも思う。
野球には興味がないので、正直言うとイチロー自身を良く知らないのだが、
野球に対して、現在のように童心というマッサラな気持ちをキープし
続ければ、決しておごることなく様々なことを吸収し、新たな挑戦を
続けていけるだろう。

大切なのは、心を白紙にすることである。

ジョン・レノンも言っている。
 
「あなたがアーティストであれ、科学者であれ、霊能力者であれ、
ミャンマーチーク屋であれ、アジア雑貨屋であれ、最も大切なことは1つ。
心をカラッポにする事だ。汚れた紙に、絵は描けない。白紙が必要」だと…。

一部は冗談だが、私の紙にはすでに柄が入っているので、
いつまで経っても絵が描けないのだと自分では思っている…。



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流行最先端

2008-07-30 16:58:59 | 時事(海外)
流行というものは、それぞれの国の価値観で
どこの国にも、それなりにあるものである。

例え、それが日本ではありえない物であろうと…

数ヶ月前の大地震で世界的に注目を集めた中国、四川省成都市で、
今、若い女の子たちの間で魚をモチーフにした、とあるペンダントが
大流行しているそうである。

しかもこれがただ魚の形をしたペンダントではなく、本物の
生きた魚を小さな容器に入れ首からぶら下げるという、本格的な
鮮魚ペンダントである。アクセサリーはアクセサリーだが、
こうなるともう、首から下げて飼っているという感覚に近いようだ。

この小さな容器に入った魚は、水に含まれている栄養分や
酸素などを吸収し、およそ3カ月間ほど生きることができるという。
お値段は1個3元(約50円)で、街中で売られているそうである。

実際に購入した女性は「自分の首の下で魚が泳ぐの。みんな
私の胸元をちらちら見るわ、いやん。えへ」と、自分のモテぶりに
嬉しそうだという。

大きな勘違いであろう。

小さな魚だろうと生き物である。第一臭くはないのか?
転んだらどうするのか…?

それに2ヶ月半を過ぎた頃から、おそらく弱ってくるはずである。
そんな姿の魚をぶら下げて歩くことに抵抗はないのか?

恐るべし中国人である。

いや、もしかすると最近の日本の若者にも受けるかもしれない…
どなたかお試しあれ…





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インディージョーンズ

2008-07-29 23:54:47 | 映画
公開されてすでに1ヶ月近く経った本日、
ようやく「インディージョーンズ
クリスタル・スカルの王国」を観た。

前作から何年経つのだろう、さすがの
ハリソンフォードも歳を取ったが、内容はこれまでの
シリーズ通りと同様の展開で、最後は全て崩れ去る
というお約束であった。

また、今回はよりSF的で個人的にはこれまでの
シリーズで一番の駄作という気がした。

まあ、人間誰でも歳を重ねるとより現実的に物を見るように
なるというから、そんなとこも影響しているのかもしれないが…

だんだん夢を見れなくなっていくというのも
なんだか寂しいことである。







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芸人社会

2008-07-27 18:11:20 | つぶやき
昨夜、テレビをつけるとさんまや伸助、そしてジミーちゃん
やら、昔のひょうきん族の番組を思わせる顔ぶれがあり、
懐かしさを覚えた。

聞けば「27時間テレビ」だそうで、そういえばそんな番組が
年に1度あったような気もしたが、こういう類の番組はまともに、
見たことがなかった。その後、番組には大竹しのぶまで出て
きて、まあ、面白かった。

ひょうきん族や男女7人…物語で、さんまの人気が絶頂期だった
ころ、私はちょうど高校生だった。あれからもう、18年以上
経つが、さんまは芸風も変わらず、今も大変な人気者である。
若手芸人の台頭も著しいのに、この点はほんとうに凄いなと思う。

特に、たけしや伸助、鶴太郎などは、方向転換しながらそれぞれの
道を行っているにも関わらず、さんまのキャラは昔のままである。
もちろん中には、タモリや所ジョージなど、変わらない芸風の人も
いるが…

今も昔もお笑いといえば吉本だが、そんな吉本興業の特徴といえば
自主的退社者が極端に少ないという点につきるそうである。
つまり芸人で円満退社となるケースはほとんどなく、その後の
芸能活動に圧力(俗に言う干す)がかかるからとも言われている。

そしてこれだけの所属タレントを要し安月給と言われながらも
自己退職者がでないのは、太平シローの一連の顛末が戦々恐々と
吉本の芸人の間で言い伝えられているからだと推測されている。
つまり、吉本を辞めるとは芸人を辞めるという覚悟がないと
離れられないという見せしめになったと思われる。

そんなことからも吉本は日本で唯一、芸人でも終身型雇用と
年功序列が厳しく守られている一方、年功賃金が存在しない
実力主義という、ある種特殊な形態を持った企業なのだと
言えるようである。

怖い会社だ…




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夏まつり

2008-07-26 12:56:47 | 時事(国内)
夏休みも始まり、お盆あたりに旅行などで、お出かけの
予定の方も多いであろう。今年は、燃料費高騰で再び
かつての「安近短」が復活したらしいが、そのお出かけの
足となる航空会社の事故率を表したものがある。
この夏の航空会社選びの参考にでもなれば幸いである。

以下は日本に運行している航空会社を限定したものである。
上から順に事故率が高くなっている。

7.60 エジプト航空
7.16 チャイナエアライン(台湾)
6.83 トルコ航空
4.89 エアインディア
3.84 パキスタン航空
3.54 イラン航空
2.58 コリアンエアー
2.47 フィリピン航空
2.44 ガルーダインドネシア航空
1.60 タイ国際航空
1.50 シンガポール航空
1.45 キャセイパシフィック航空
1.36 日本航空
1.14 アシアナ航空
0.92 マレーシア航空
0.81 KLMオランダ航空
0.74 ニュージーランド航空
0.73 アリタリア航空
0.59 アメリカン航空
0.55 エールフランス
0.37 ユナイテッド航空
0.33 エアカナダ
0.28 ノースウエスト航空
0.22 全日空
0.22 ブリティッシュエアウェイズ
0.19 スカンジナビア航空
0.19 ルフトハンザドイツ航空
0.18 コンチネンタル航空
0.16 デルタ航空
0.00 エミレーツ航空、ヴァージンアトランティック航空、
フィンランド航空、オーストリア航空、カンタス航空、エバー航空
となっている。

しかし、航空機事故に遭遇する確率は、統計的に見ればごくわずかである。
例えば飛行機に毎日乗っていても、事故に遭うのは438年に1回程度
とのこと。そう考えると、どこを選んでも同じような気もするが…。

話は変わって、本日は近所の夏まつりの日である。いつもは誰もいない
ひっそりと静まり返っている自宅近くの公園も、この日ばかりは屋台も出て
大賑わいである。別にお祭だからといって、今さら騒ぐ歳でもないのだが
賑やかさにつられ、ついつい出掛けたくなってしまう。
また出掛けると、おいしくないとわかっていても、決まって綿菓子や
イカ焼きなどが食べたくなる。最近はカキ氷くらいで我慢しているが…

酷暑の毎日である。最近思うのだが、この時期の日本の暑さは
東南アジア以上ではないかという気がしてならない。特に夜になっても
蒸し暑い熱帯夜の日は、間違いなくそう思うのだが…気のせいだろうか。

昔、南インドのポンディシェリーという街の安宿での夜のこと。
あんまり熱いので部屋の床に水を撒いたことがある。しかしこれが
逆効果で一時蒸し風呂のようになり、まさにサウナ状態になってしまった。
結局、その夜は一睡も出来なかった思い出がある。
そしてその時思ったのだが、人間ある程度以上暑い環境にいる場合は、
服を着ていようが、裸でいようがあまり変わらないということである。

ここでひとつグッドなアドバイスである。
暑い日中、外出時に汗を掻かずに歩ける画期的な歩き方をお伝えしよう。

それは、「超スローペースで歩く」これに尽きる。

これは日中50度にもなるアフリカのスーダンでスーダン人が
実践している歩き方である。

ぜひ、お試しあれ…。



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見えなくなるもの…

2008-07-24 21:00:29 | 時事(海外)
インターネットと携帯電話が普及した結果、自筆の手紙や
葉書のやり取りが、めっきり減ってしまっているのが最近の
傾向だそうである。

これは何も日本だけに限ったことではなく、世界に共通して言える
ことだそうだが、歴史的に手紙社会の英国では逆転現象が起こって
いるそうである。

「英国では問合せや苦情なども書面にすると必ず返事が返ってくる。
逆に電話でメッセージを残しても、返信はあまり期待できない」
というのが在住者の共通認識だそうだ。
そして最近、英国では旅先からの便りにポストカードを使う人が
増えているのだという。英国、ロイヤルメールが公表した数字によると、
イギリス人は年間1億3500万枚のポストカードを送るという。

この数がどのくらい多いのか、良くわからないが、それでも
日本には古くから年賀状や暑中お見舞い、そして残暑お見舞い
などの習慣があるから、まだまだ世界の平均からすると、
多いほうなのではないかと勝手に思っている。

私自身は、メールや電話はあまりしないほうである。めんどう
なのが最大の理由だが、その代わり葉書などは意外とマメに
出すほうである。普段、電話やメールをほとんどしない代わりに、
海外などに行くと暇を見ては、最近連絡をしていない方々へ、
挨拶代わりに書いている。

いただくほうも、簡単で手軽なメールのメッセージよりも、
ちょっと手間をかけて贈られた自筆のポストカードの方が
心に残るし、またうれしいものだと思うからである。

以前、長旅を頻繁にしていた頃、帰国して自宅へ戻ると
旅先で住所交換をした旅友から良く絵葉書が届いていた。
中にはダンボールを適当にちぎって、そこに文字を書き、
切手を貼り送られてきたものもあった。また西アフリカの
リベリアからの手紙は、差し出した日から1年半、アフガニスタン
からは半年かかって届いたものもあった。

しかし、いずれにしても、自筆の手紙や葉書はやっぱりうれしいものである。
もちろんメールでも十分、意図は伝わるのだが、何か機械的で寂しい。

近年、英国で葉書や手紙が増えたという理由は、おそらく人々が、
パーソナルな繋がりの大切さを再認識したからではないだろうか?

利便性ばかり追求すると、見えなくなるものもある。

今後、どんなに便利な機械が普及しようと、やはり時々は自筆で
書いたものを送ることを忘れないでいたいと思うこの頃である。

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失敗しない方法

2008-07-23 12:48:22 | 時事(海外)

はるか昔、アメリカ、フロリダ半島沖で沈没したスペイン船
「サンタ・マルガリータ号」

先日、この船の航跡を追っていたダイバーが、16世紀後半から
17世紀初頭のものと見られる、金の爪楊枝と耳あか取り容器の
セットを発見したそうである。

見つけたのは、フロリダ半島先端のキーウエストから約70キロ沖の
水深約6.7メートルの海底。そしてこの金の爪楊枝と耳あか取りの
お値段だが、なんと10万ドル(約1030万円)以上の価値が
あるのだそうだ。

まさに真のお宝である。

サンタ・マルガリータ号は1622年にスペインへの航行中に
フロリダの沖合いで、ハリケーンに遭遇し沈没した。
この船のお宝を最初に探し始めたのが、今から約25年前、
キーウエスト在住の故メル・フィッシャー氏という方だそうで、
現在は、彼の意思をある潜水チームが引き継いでいる。

最近では、この船の物と思われるお宝、陶器類や船の装備品、
スケルトン鍵2個を、1年程前には大量の真珠が入った宝石箱や
金のネックレスなど約200万ドル(2億円以上)相当の財宝を
発見したそうである。

なんとも、夢のある話である。

もうずいぶん昔の話だが、日本でもテレビ番組などで、徳川埋蔵金
を探すドキュメンタリー番組をたびたびやっていた。
もちろん、番組時間内で発見に至るはずもなく、その後も見つかった
という話は聞いたことがないので、未だに謎のままなのだろう。

それでも、今でも根気よく探し続けている人が、どこかにいるはずである。

見つかるまで続ける、成功するまで続ける。

これが失敗しない唯一の方法なのかもしれない…。


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秘境駅

2008-07-22 21:55:02 | 旅行(国内)
本日は、久しぶりの休みであった。
そこで前日の夜、お出かけ先を頭の中で検索すると…

出てきたのが、以前テレビで見た日本でも有数の
秘境駅のひとつ、JR飯田線沿線にある「小和田駅」であった。
いわゆる鉄道マニアには、良く知られた駅らしいが、そうで
ない人にも、充分楽しめそうな映像であった為、いつか行け
たら…と思っていたのである。

名古屋から列車に揺られること約3時間。
場所は、静岡、愛知、そして長野県という3つの県境にあり、
山合いのトンネルとトンネルの間にある、ひっそりと佇む
非常に渋い無人駅である。車では行けない場所にあり、
周囲には全く何もない。当然、店も民家も人っ子ひとり
いないのである。20分ほど歩くと1軒の民家があり、
一番近い集落まで、熊が出そうな山道を歩くこと約1時間、
途中、本当に誰にも出会わなかった。

これぞ、本当の秘境という感じであり、怖いくらいであった。

このような場所に、一体なぜ駅があるのか、大変不思議
であるが、その昔、ダムの建設か何かによって、ここにあった
集落が水没してしまったから…だそうである。

ちょっとしたトレッキングには最適かもしれないが、
難点は店のひとつもないので、水一杯飲めないこと
である。従って、食料、水筒の持参は必須である。

また、列車も1日7本しかなく時間を確認の上帰って
来ないと悲惨な思いをしそうである。

それでも、昭和30年代を思わせる渋い駅舎と今にも
植物に覆われて消えてしまいそうな山道は、気分転換に
は最適であった。

機会があれば、是非一度おすすめしたい場所である。
















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リスク回避

2008-07-20 17:55:55 | 時事(海外)
「革命税」なるものがある。

しかしこれは、税は税でも(いや、税ではない)一般の税金とは違い、
税務署が庶民からいただくものとはちと違う。

簡単に言うと、主に途上国にいる武装組織だとか反政府組織が
その地域で操業している一般企業にたいして恐喝気味に要求する
お金のことである。もちろん払う、払わないはその企業の自由である。

以下は、それを払わなかった一例である。

場所はフィリピン、ミンダナオ島。この島を拠点とする共産主義武装勢力
が政府発注の基幹施設工事を請け負っていた外国企業の現地法人に対し、
工事総額の約1割に相当する約4,370万円の革命税を要求した。
しかしこれに対して、同企業は支払いを拒否。

さて、その結果は…

その後、武装勢力によるものと思われる小型ロケット弾3発が、
この企業のプロジェクト、サイト内に命中。また、同組織のメンバー30人が
この企業の宿舎を襲撃。警備員から武器を強奪後、数台の車に放火したほか、
手製爆弾で会社施設を爆破した。

結局、要求された革命税より、高くついてしまったこととなった。

では、この企業は革命税を支払うべきだったのか?1度払えば再度
要求があるのではないのかなど…、様々な意見があろう。

しかし、テロリストが暗躍するような危険な土地で事業を行う場合に
限っては、革命税を支払うことによって逆に、安全かつ安心して
業務遂行できる場合もあるのである。

会社の安全管理やリスク回避を考えると、正論だけでは済まない場合も
多分にあるような気がする。

完全なる予防策などはないが、平時の予防策としては、現地の
コミュニティーとの良好な関係構築や地域発展への貢献が必要
だと、専門家は説いている。

「所変われば品変わる」とはよく言ったもので、同じアジアといえども、
地域によりさまざまなビジネスリスクがあるのである。





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第2の人生

2008-07-19 18:10:52 | スポーツ
先日、ついに野茂が現役を引退した。

95年にアメリカに渡り、以後13年間、結局、
日本のプロ野球に戻ることなく、引退を表明した。

そういえば、ドジャースで活躍していた頃、「ヒデーオ、ヒデーオ…」
と野茂の応援歌のメロディーがあった。トルネード投法と呼ばれた
独特の投げ方も懐かしい。変わった投げ方と言えば、個人的には
村田兆治のマサカリ投法の方が無骨で好きであった。
本当は、野球にはほとんど興味がないのだが…。

それにしても、野茂は大リーグへのパイオニアである。
イチローや松井、そして松坂が現在、大リーグで活躍しているのも、
野茂が一役買ったおかげだと言ってもいいだろう。

ほんとうにお疲れ様であった。しかし、まだ39歳である。
今後、第2の人生でも、ぜひ活躍を期待したいところである。

ひとつだけお願いしたいのは、間違っても、サッカーの中田英寿
みたいに、自分探しの旅に出るようなことだけは控えていただきたい。

そして、サッカー界では、天才ロナウジーニョが、バルセロナからの
移籍問題で、英国、マンチェスター・シティから推定12億円という
破格のオファーを蹴り、本人希望のミランへ、その半分強の金額で
オファーを受けたそうである。そしてスペインで権利が求められている
契約金の15%相当の選手取り分も放棄した、とのことである。

結局、お金ではなく、最強のチームで勝負したいということだった
のだろう。それとも、ロナウジーニョにとって、すでに12億円も
6億円も大差がないくらいの金額なのかもしれないが…。

ミランには、すでに同じブラジル代表の天才カカもおり、今後この2人
のコンビが見ものである。

まあ、野球もサッカーも興味のない人にとってはどうでも良い話である…



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