ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

大人の国

2008-08-30 18:51:12 | 時事(海外)
中国、上海に建設が進んでいた、軒高で世界一高いビル
「上海環球金融中心」が明日30日、正式にオープンする。

高さ492メートル、地上101階建てのこのビルの特長は、
94階にある約750平方メートルの展望台だそうだ。
同ビルは1997年に建設が始まったが、アジア金融危機などの
影響で工事が中断し、2003年の再着工から約5年の歳月を経て
完成し晴れて明日、正式にオープンの運びとなったそうである。

ビルは79階~93階にパークハイアットホテルが入居しており、
一晩最低5,000元(およそ7万円)という上海一高い宿泊料が
注目を集めているそうである。

世界一高いビルに、上海一高いホテル、五輪にかけたお金も
五輪史上一位、そして金メダルの数も一位と経済発展著しい
今の中国は、何をおいても一番が大好きである。

特にビルの高さは、その国の経済発展の象徴として各国が競い
合う傾向にあった。かつては米国のエンパイアーステート
ビルが世界的に有名で、米国の繁栄の象徴でもあった。
日本でも世界一にはならなかったが、70年代後半、東京に
サンシャイン60などの高層ビル群が建設された。

その後、90年代に入り東南アジアに経済発展の波が押し寄せると、
97年にマレーシアのクアラルンプールに452メートルの
ペトロナスタワーが建設され、その後、2003年には台湾の
台北に509メートルの台北国際金融センターがそれぞれ、世界一
高いビルとして建設された。

しかし現在、米国、ニューヨークに514mのフリーダムタワーが、
また、アラブ首長国連邦のドバイには、643.3mのブルジュドバイが
すでに建設中であり、世界一の記録もすぐに塗り替えられる
こととなる。

こうやってみると、ビルの高さを競うのは、世界でも米国とアジア
(中東も広義ではアジアである)だけなのである。
アフリカは経済的に難しいので無理だとしても、ヨーロッパは
このような競い合いに最初から参加していない。(もちろん米国も
アジアも一企業が推進しているのであって、国が積極的に建設を
後押ししているわけではないが…)

古い物を大切にする文化にはそぐわないからなのか、街の美観を
考えてのことなのか、はたまた、19世紀にすでに繁栄のピークを迎え
20世紀にはそのような余力がなかったからなのか、果たして
その真意はわからないが、始めからこのような無用な競い合いに
参加しないヨーロッパがなんだか大人に見えるような気もしなくない。

「バカほど高いところを好む…」とは誰が言ったのだろう?

すでに、高さで勝負する時代ではないような気がする。
近代的高層建築は、確かに一瞬「凄いなー」と、目を奪われがちだが、
一歩中に入るとあまり違いはないものである。

新しい物を作ることも大事だが、古い物を生かしながら調和を図り、
発展させていく。これぞ、大人の国なのではないだろうか…?


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冠水ドライブ

2008-08-29 18:26:52 | 生活
昨夜、名古屋周辺の雨はほんとうに凄かった。
激しいだけではなく、怖いくらいの雨量であった。

昨夜は奥さんの実家の留守番を頼まれ、そちらに
泊まることになっていたのだが、深夜12時頃、突然
家中の電気が消えた。停電かと思い、近所を見渡すと
この家だけである。どうも何かの事情でブレーカーが
落ちたらしい。よりによってこんな時に落ちなくても
と思いながら、ブレーカーのある出入り口を見ると
なんと水が入ってきているでないか…

控えめな、床下浸水である…

ついでに家の前の道路を見ると、もはやそれは道ではなく
川であった。いろんな物が浮いていて、深さはすでに膝下
くらいある。急いで玄関の靴などを高い位置へ移動し、
電気機器のコンセントを抜いた。

その後、自身のアパートのパソコンなどのコンセントも
気になり(1階に住んでいるので)3kmほど離れた自宅
アパートへ、車で向かった。この時はまだ、名古屋市内
の多くの道路が冠水していることも知らずに…

走り出してすぐに車のタイヤの半分は水に浸かった。
最短の道はすでに冠水して完全に通れない。迂回しても
迂回してもなかなか自宅にたどり着かない。すでに深夜1時
過ぎだというのに、多くの車がハザードを出して立ち往生
している。完全に出てきたことを後悔するが、すでに遅しである。

水の中のドライブは初めてで何とも言えない恐怖感が漂い、
数日前に栃木県内であった車内での水没事故が頭をよぎる。
ふだんなら5分程度の距離なのに45分もかかってやっと
自宅に辿り着いた。

自宅はなんとか浸水せずに無事だったものの、万が一のために、
電気機器などを高い位置へ移動して、再び奥さんの自宅へ帰る
ことに…

再び車を走らせると、来た時の道はすでに完全に冠水して通れず
また迂回に迂回を繰り返す。名古屋駅周辺も少しでも低いところ
は完全に川状態であった。すでに時刻は深夜2時を過ぎている
というのに、多くの人々が雨の状態を眺めるために外に出ている。
Uターンしては引き返しを繰り返し、1時間以上かかってやっと
奥さんの実家に帰りついた。

道が冠水して川になる。その時の街の表情は、この世の
終わりが近づいているような感じですらあった。

元々、ドライブは嫌いなほうであるが、今回の出来事で
ますますドライブが嫌いになったような気がしている。


















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隙間な商売

2008-08-28 16:44:50 | 時事(海外)
体調が悪いっていう理由だけでは、なかなか休めないのが
会社というものである。そしてそれはある意味、世界共通
に言えることである。

そのような中、英国では会社を休むときの言い訳用に、偽の
医者の診断書を作成してくれるサービスが始まったそうである。
もちろんイギリス国民保険期間(NHS)マークも入っていて
極めて精巧にできているらしい。

これって、公文書偽造なのでは、という問いは愚問である…。
健康な人に病気の診断書を作ってくれるような親切な病院など
ないのが普通である。

サービスはオンラインで行われており、お値段は診断書一枚25ポンド。
およそ5千円。入金を確認次第、即日配達だそうである。しかも一部
購入するともう一部ついてくる、というおまけ付き。

以下は実際に使ってみた人のコメントである。

「私のボスは、何も疑いませんでした。仕事から2週間も離れていたら
クビになりかねませんからね。素晴らしい取引になりました。ありがとう」
自作自演という気もしなくないが…

サイトでは、イギリスとオーストラリア、ニュージーランドの様々な
医療機関からの診断書を、ご希望の日程と病気、怪我などで作成して
くれるようだ。

そして、サイトのど真ん中にはこんな警告が書かれている。

警告

お断り:弊社製品は本物に見えますが、これらはあくまで教育的、
エンターテイメントのみにおける使用を目的としています。我々は、
弊社製品の不正使用に対して一切の責任を持ちません。気をつけて
弊社製品を使ってください。また、我々は、仕事または学校を意図的に
間違った方法で休むことを許容しません。我々が当サイトで扱うどんな
製品においても、使用前に断り書きを注意深く読むよう勧めます。

「使用上の責任はすべてあなたにある。何かあっても知りませんよ」
と、予防線がしっかりと張ってあるのだが、それでも、会社で有給が
使いづらい空気というのは、確かにあるわけで、そういう時にこのような
小道具はありがたいような気もする。

しかし、もし上司がこのサービスを知っていたらどうなのだろう…?

また、フランスでは浮気用アリバイ請け負いサービスが登場した。
こちらは浮気のアリバイを作るためのあらゆる小道具を製作する
サービスだそうである。偽の週末のセミナーの招待状、職場からの偽の
緊急通報、存在しない結婚式への招待などなど、旦那(もしくは妻)
が家にいないことを、正当化するためのあらゆるものを提供してくれる
そうである。

これなどは、別に公文書偽造でもなく、実際に日本でも需要のある商売に
なるかもしれない。(すでにあるかもしれないが…)

ニッチなところで何か商売をお探しのあなた、ぜひ、お試しあれ…



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近道…

2008-08-27 18:23:39 | 時事(海外)
ロシアがグルジア領内にあった南オセチアとアブハジアの独立を
承認した。到底、国連では承認されず、おそらく親ロシアの一部の国々
の間でしか認められないだろうが、この問題は、欧米諸国とロシアが
再び冷戦時代に逆戻りし始めた感じのする出来事である。

このところ自国の周辺をNATO加盟国に包囲されつつあったロシア
としては面白くなかったに違いない。国境の西側にあるバルト3国や
ポーランドにはすでに手出しができなくなっており、このうえ、
南にあるウクライナやグルジアまでとなっては、ロシアにとっては、
まさに八方塞がりである。

かつての大国としてのプライドなのか、国民のナショナリズムの
高まりに講じての政策転換なのか、このところのロシアはやけに
強気である。

「世の中にブスはいない、ウォッカが足りないだけだ」
「シベリアでは400キロは距離ではない、マイナス40度は
寒さではない、プラス40度は暑さではない、ウォッカ4本は
酒ではない」

ウォッカをこよなく愛し、ジョークに長け、人情に厚く、話好き、
上記のような面白おかしい小咄ネタならいくつも話せる。
ロシア語の同時通訳だった故米原麻里に言わせると、これが一般的な
ロシア人のイメージだという。

多くの日本人のイメージするロシア人像とは随分かけ離れている
ような気がする。逆に言えば、我々がいかにロシア人を知らない、
ということでもある。

物事の本質を見極めるのは案外難しいことである。今回のグルジア
との件も見方を変えればロシアの言い分にも一利あるようにも
理解できる。米国を筆頭とする西側諸国の言い分が、常に無条件に
正義であるとは限らない。それはどこの国々も基本的には自国の利益に
基づいて行動しているからに他ならないからである。

「歴史は繰り返される」というが、グルジアはかつて、ロシア革命後の
1918年にロシアから独立を宣言し、わずかな期間だがロシアから離脱した
経緯がある。その後、すぐに赤軍に包囲されソビエトに編入されたが…。
そして1991年にソビエト崩壊に伴い、再びグルジアは独立した。
17年後の今年、形は違うがやはりロシアに2つの地域を奪われる
こととなり、見事、歴史は繰り返されたのである。

この出来事で、我々日本人のロシア人に対するイメージはさらに
悪いものとなってしまったような気がする。ひとり一人は良い人
でも、それがひとつの集団となり組織や国家という枠組みになると
また、違った顔を持つようになるのは致し方ないのかもしれないが…。

ウォッカを飲みながら事態の打開を話し合う…

これがロシア人と分かり合える一番の近道なのかもしれない。


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何もない魅力

2008-08-26 19:07:18 | 時事(海外)
これまで東南アジアで唯一、鉄道のなかったラオスに、
先日ようやく鉄道が開通したそうである。

タイ東北部のノンカーイという町からメコン川を渡ること
その距離たった3,5kmほどだが、それでもラオスにとっては
国内初の唯一の鉄道である。今後は首都のビエンチャンまで
延伸する予定らしいが、一体いつになるのだろう…?

タイとラオスを結ぶメコン川初の国際架橋である友好橋
が完成したのは今から14年前の1994年である。
その後、タイ側は橋の中央まで線路をすでに敷設していたのだが、
ラオスは財政難だったのだろう、なかなか工事が進まなかった。
それがこの度、タイの援助でなんとか念願の鉄道が開通した
ということである。

私は1995年、初めてラオスを訪れた時、この橋を見たくて、
首都のビエンチャンでバイクを借りて、橋のよく見える場所を
懸命に探した思い出がある。初めはこじんまりした橋を想像
していたのだが、想像以上に大きくて立派な橋だったので、
なんだか、ちょっとがっかりしたことを記憶している。

その時、橋には道路の一斜線分くらいの、線路敷設スペースが
すでに作られていたと思うのだが、あれからもう13年である。
たった3,5kmの線路を敷設するのに…である。いくら資金難
とはいえ、あまりにも遅すぎやしないか…?

2008年の今年、米ニューヨークタイムズ紙は、「お薦めの旅先」
の1位にルアンプラバンを中心とするラオスを選んだそうである。
世界遺産に登録されたこともあり、この10年でルアンプラバンを
訪れる観光客は6万人から31万人と5倍以上も増えている
とのことである。

喧騒の東南アジアにあって、唯一その静寂が魅力だった
ラオスに多くの人々が訪れるのは、なんとも複雑な気分
であるが、経済発展を願う地元の人々にとっては、余計な
お世話というものであろう。

癒しを求める時代でもある。

何もないというのもまた、ある意味立派な観光資源といえる
のかもしれない…




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電車一生乗り放題パス」

2008-08-23 19:50:08 | 時事(海外)
残念ながら、本日の星野ジャパン、銅ならずであった。

北京五輪もいよいよ終盤である。金メダルの数では
やはり開催国の中国が他を圧倒しているが、韓国、
そして日本がこれに続いている。ちなみに中国は金メダル
獲得数で五輪史上初めて1位となることが確定したそうである。

それに対して、他のアジア諸国はメダルとはあまり縁のない国、
地域のほうがずっと多いのが現状である。しかし、そんなアジアの
国々ではもしメダルを取ったなら、こんな得点が付いてくるという
ユニークな国がいくつか存在する。

まずはタイ。女子重量挙げ53キロ級で金を取った24歳の選手に、
この度1,500万バーツ(約4,822万円)の報奨金が政府より贈られた
そうである。

次にマレーシア。バトミントンでマレーシア史上2個目となる
銀メダルを獲得した選手に、政府からの報奨金30万リンギ
(約978万円)が贈られたそうである。早々この選手に小切手が
手渡されたそうで、この選手は報奨金を、両親のための家の購入に
充てるとコメントしている。

最後はインドである。五輪の個人種目では同国初の金メダルとなった
射撃の選手にはなんと、「電車一生乗り放題パス」が贈られたそうだ。
「飛行機があまり好きではない」というこの選手。これからは思う存分、
電車の旅を楽しめるに違いない。ほんとかよ…?
インドの列車の旅はそんなに優雅なものではないのである。
この乗り放題パス、1等なのか2等なのか、それとも3等なのかで
ありがたみは全然違うはずである。ちなみに1等と3等では天と地
ほどの差がある。

日本も「一生JR乗り放題」なんてあったら選手はうれしいだろうなー。

あんなに暑かった日々が続いたのに、お盆を境に急に涼しくなった。
8月も終わりに近づき、そろそろ遊び呆けてた子供たちも
たまった宿題に頭を抱え、そろそろ勉強机に向かう時期だろう。

そういえば、せみの鳴き声も急に静かになったこの頃である。
早すぎるような気もするが、なんとなく秋の気配である。

残暑は、一体どこへ…?



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お隣どうし

2008-08-22 20:03:06 | 時事(海外)
先日の北京五輪、ソフトボールの決勝は凄かった。
感動であった。
楽天の野村監督は、できることなら上野投手に入団
してもらいたいと思ったのではないだろうか…?

本日の星野ジャパンもなんとかそれに続いて、
勝って欲しかったが、惜しくも韓国に敗れた。
おそらく、いつものように韓国の日本に対する
異様なまでの執念にやられたに違いない。
(そんなことはないか…)

そんな韓国の人々が最も権威と感じる国の1位に
晴れて日本が選ばれたそうである。残念だが、
以下がそのアンケート結果である。

韓国・京郷新聞、東亜日報の
 「世論調査」によると
 ・韓国成人1000人対象

☆最も好感を持つ国(京郷新聞)
・米国  45.4%
・中国  15.2%
・日本  11.7%
・ロシア  8.1%
・北朝鮮  4.0%

☆韓国の国益のために親しくすべき国(東亜日報)
・米国  49.8%
・中国  22.9%
・北朝鮮  9.3%
・日本   3.3%

☆最も脅威となる国(京郷新聞)
・日本  35.1%
・米国  23.8%
・北朝鮮 20.1%
・中国  19.2%

いつになったら、もっと穏やかな関係が築けるのだろう?

隣国同士って、やっぱり難しいのかな…?







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あと4年…

2008-08-21 17:10:24 | 時事(海外)

先日、北京五輪の陸上男子100メートルで世界新記録9秒69を
出し、金メダルに輝いたジャマイカのウサイン・ボルトが、
今度は200メートルで19秒30の世界新記録を出し、見事
2冠を達成した。

すごい。両方共に世界新記録での金である。

19秒30は、半分だと9秒65。100メートルの世界新記録の
9秒69を上回っているではないか。そういえば、100メートル
の時、後半は余裕をかましてのゴールであった。もし、最後まで
気合を入れて走っていれば、わずかでも記録が伸びた可能性もある。

これで故郷ジャマイカでは、ボブ・マーリーと共に歴史に残る
スパースターとなったことだろう。首相も今回の偉業に対し、
国民の祝日を設けることを検討しているという。
と言っても、年中、祝日みたいな国だから、これ以上いらない
ような気もするが…。ちなみに本日は、彼の誕生日でもある。
彼にとっては、盆と正月とクリスマス、そして年末ジャンボの
1等当選が合わせてやってきたようなものだろう。
大変おめでたいことである。

ジャマイカといえば、今から十数年前になるが、同国が舞台となり
大ヒットした「クール・ランニング」という映画を思い出す。
熱帯の国ジャマイカのチームが、ボブスレーの競技で冬季オリンピックに
出場するまでの道のりを描いた、実話を元にした映画であった。
今見ても楽しめるだろう。

オリンピックも残すところあと3日だが、日本勢の結果は目標である
金メダル30には到底及ばず、これまでの結果は予想よりはるかに
厳しいものになったようだ。

次のロンドンまでは、4年である。

目指す人にとっては長いのだろうか…?




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アフリカ

2008-08-20 17:28:26 | 時事(海外)
アフリカ南部の国、ジンバブエのインフレ率が
世界最悪の記録を、また塗り替えたそうである。

そのパーセンテージはなんと、1120万%にもなった
とのこと。ここまでくると、もうどのくらい凄いこと
なのかわからなくなるほどである。先月にはついに1000億
ドル紙幣が誕生した。(今月になりデノミが行われたそうだが…)

経済はすでに完全に破綻している。また、日常生活の基本物資も
かなり不足しているようである。失業率も約80%に達し、月給が
およそ10米ドル (約1100円)前後の労働者層も多いそうだ。
また、バス代が月給より高額という、異常事態にもなっている。

これで一体、人々はどうやって暮らしているのか全く不思議である。
また、このような状態になりながらも、未だこの国の愚かな大統領は
失脚していないのが最大の不思議でもある。(もちろん権力を盾に
居坐っているのだが…)

以下は、いかにして、この国がこのような事態になってしまったのか、
大変わかりやすい解説である。お暇な方はどうぞ…

それまでずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、
民主的な選挙の結果、黒人政治家が増える。

とうとう初の黒人大統領が誕生する。(現在の大統領である)

ある日突然、何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を
黒人へ、無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出する。

すると、大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ逃避する。

今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、
逆らったら逮捕するぞ」法案を提出 する。

そして、外資系企業が国外逃亡する 。

別にどこの国も経済制裁してないのに、自然発生的に経済制裁と
同じ状態に陥る。

すると、国内では何もかも物資が不足するので、「市場に出回っている
物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」
法案を提出。

すると、物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と
供給バランスが崩れて全てが高値になる。

すると、物資が高値になり過ぎて買えない人が続出する。

今度は、「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出。

すると、調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、
当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する 。

すると、一年も経たずしてハイパーインフレを達成。

そして、失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や
警察機関も機能しなくなり、政治も収拾がつかず社会が無茶苦茶になる。

本来なら、ここでクーデターでも起きて、新たな指導者のもと欧米の
援助で経済を含む、国の建て直しを図る。のだが、残念なことに、
未だそうなっていない。

それ以前に、このような限りなく冗談に近い法案が次から次へと
実際に施行されるところが根本的な原因があるのだが…。

権力を持つたった一人の力量で、国が衰退したり発展したり
するこの政治的な構造こそが、アフリカが未だ自立できない
理由のひとつなのかもしれない。



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反省しない元社長

2008-08-19 19:07:43 | 時事(国内)
堀江貴文と言えば、なんだかすっかり過去の人という
感じがするが、現在、証券取引法違反で1審、2審共に、
有罪、実刑判決を受けており、今後の判決次第では再び
留置所生活ということにもなりかねない方である。

そして、さらに700億を超える株主訴訟と自ら作った会社、
ライブドアからも損害賠償の訴訟を受けているのが現在の彼である。
そんな彼が最近、ブログを復活させたそうである。
さすがにライブドアではなくアメブロだそうだが…

タイトルは、「六本木で働いていた元社長のアメブロ」だそうだ。
どうせなら「執行猶予付き判決を狙う、元社長のアメブロ」とか、
「絶対反省しない、元社長のアメブロ」くらいのほうがおもしろいのに
なんとなくインパクト不足である。

今回のブログ再開は、なんらかの形で復帰をするために、その道筋の
ひとつとして…などと言われているが、アメブロを運営するサイバー
エージェントの藤田晋氏が以前、最高技術責任者として堀江貴文氏を
迎え入れたいと発言していたことで、そう噂されているだけのような
気もする。

確かに才能はあるのだろう。まだ若いし、ぜひ、やり直して復活して
ほしいとは思うが、彼には決定的に、まだ反省が足りていない。
裁判でも、部下に責任を押し付ける言動などは、正直ではないし
未だ人として未熟だと言える。もし無罪で終わろうものなら、
部下だった宮内社長らが浮かばれないだろう。

彼には何か人としての温かみのようなものが、欠けているような
気がしてならない。親からの愛情不足がそうさせたのか、育った
環境に何か問題があったのか、原因はわからないが、もっと人間味
溢れる穏やかな人になっていただきたいと個人的に思う。

まあ、余計なお世話でもある。

そして、日本は経済犯罪の罪は軽く、復帰も案外、容易と言うことを、
表している出来事でもある。


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