羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

夕方の散歩

2014年06月15日 | Weblog
すこし頭痛がするし、このところ忙しかった気もするので、
今日は「休養日」としてBSで録画しておいた拓郎さんをしみじみ観ていた。

夕方になり窓から気持ちの良い風が入ってくる。
風を感じたとたん「夕暮れ散歩に行こう」と立ち上がった。
川沿いにとことこ歩いて行く。
ふとみると紫陽花がキラリと光っていてそこには夕陽が真っ直ぐ当たっているのだった。

畑のおじさんがそろそろ店じまいをしようとしていたところで
赤大根を買う。
「甘酢漬けもいいけどマヨネーズもうまいよ」と笑顔。

犬の散歩にたくさん出会ってうれしい。
猫はいないのかなーと諦めかけていた帰り道、とん、と塀から飛び下りた細いネコさんにあった。
思わず声をかけながら近寄ると明らかに相手は「不審な」顔をしている。
「あやしい者じゃありません」と言いたいところ。

猫にはさわれなかった。
「脱走した猫探してます」の貼り紙は何枚も見た。

いま本はハルノ宵子さんの「それでも猫は出かけていく」。
ハルノさんはエッセイストで漫画家。妹は作家のよしもとばななさん。
お父さんは詩人で思想家の吉本隆明氏で、大の猫好きだった。
フランシス子という名の猫と一緒の写真をわたしも覚えている。

猫がほしい。猫といっしょの暮らしがまたしたい。
でもやっぱり何かと大変だし、駿のことは忘れられない。
だから猫の本が大好き。長女は町田康さんの「猫のよびごえ」を貸してくれた。
図書館には有川浩さんの「旅猫リポート」を予約してある。