羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

六月の花嫁

2014年06月07日 | Weblog
六月の花嫁。今日の目黒雅叙園には二十組もの挙式があったそうだ。
一ヶ月ぶりに会う娘はアトピーも治まり清楚な美しい花嫁さんだった。

身内だけの式なので学校行事で着たような服でいいからね、と言われていた。
彼のお母様も着物ではない、というのでシンプルでいいのかな、と
(ここだけの話だがバーゲンで)モノトーンのワンピースを買っておいた。
襟元にコサージュ。

バーガンディとボルドーのラナンキュラス&紫陽花というこのコサージュを見つけたとき「やった!」と思った。
いちばん好きな色。このコサージュを同系色のワインカラーのストールにとめた。
ラナンキュラスはきんぽうげ科の花。そして紫陽花の白い花びらがこの季節にぴったりだ。

昨夜、娘のメールには「ベールダウンをお願いします」とあった。
そういえばそんなことを言っていたと検索してみると花嫁の母の役割で、
バージンロードを歩き始める前に花嫁のベールを下げる。
検索するとここで見つめ合った母娘が泣いてしまう場合が多いらしく、
そんなエピソードを読んだだけでもうるっときてしまう。
いろんなことがあったもんね。というわけでシッカリ、ハンカチとティッシュをバッグに入れた。

結果的には落ち着いて泣かずにすんだ。
とにかく無事にこの日を迎えられたことへの安心感が大きく「良かったね」という気持ちでいっぱい。
彼のスピーチが素晴らしく、
そういえばもう七年も経ったのかと思った。
学生の頃からのつきあい。その頃からの感謝の気持ち言葉にしてくれた。

そしてわたしは、先月末に亡くなった叔母の形見の指輪をしていった。
帰りには新婚夫婦も叔母の遺影に挨拶に寄ることができた。