毎年、大晦日は古本屋で仕事をしていたけれど、
今年はその古本屋がなくなってしまったのでさびしい。
新しい職場は明日まで。
古本屋の慣習がなくなり帰省のニュースをぼんやり見ていると
あした仕事に行くのをうっかり忘れそうだ。
うちには兄が作ったパソコンが三台あるけれど、
そのうちプリンタに接続してある一台の調子が悪く、
年賀状制作が遅くなった。
ようやく昨日、プリンタを自分の部屋のパソコンに繋げて
うまの詩を書き、テンプレートにおさめて作り始めた。
干支の詩を書き始めて三年目。十二支一周できるのかな。
図書館で伊藤比呂美さんの「犬心」を借りてきた。
「閉経記」で登場していた犬、カリフォルニアで暮らしたタケ。
この名前がシブイ、どうにも太宰治の乳母のタケさんを連想すると
ツイッターで呟いたら、「熊本文学隊」(伊籐さんは熊本が故郷)を
名乗る方がリツィートされてあっと言う間に数百人の人々へ拡散していった。
そんなわけで年末の土曜日曜。
ふだんあまり大きくあけないカーテンを全開してみたら
昼間は冬の光が降り注ぐ。夕刻近くには雲がすみれ色に染まる。
確実に夕陽が傾き空の色が変化していくのを見ながら
かつてここを書斎にしていた父を思い出した。
ここからは富士山も見えるって言ってたね。
まだ父の残したメモ書きなどがあるので懐かしい筆跡と
同じ夕景を見ている冬のある日。
今年はその古本屋がなくなってしまったのでさびしい。
新しい職場は明日まで。
古本屋の慣習がなくなり帰省のニュースをぼんやり見ていると
あした仕事に行くのをうっかり忘れそうだ。
うちには兄が作ったパソコンが三台あるけれど、
そのうちプリンタに接続してある一台の調子が悪く、
年賀状制作が遅くなった。
ようやく昨日、プリンタを自分の部屋のパソコンに繋げて
うまの詩を書き、テンプレートにおさめて作り始めた。
干支の詩を書き始めて三年目。十二支一周できるのかな。
図書館で伊藤比呂美さんの「犬心」を借りてきた。
「閉経記」で登場していた犬、カリフォルニアで暮らしたタケ。
この名前がシブイ、どうにも太宰治の乳母のタケさんを連想すると
ツイッターで呟いたら、「熊本文学隊」(伊籐さんは熊本が故郷)を
名乗る方がリツィートされてあっと言う間に数百人の人々へ拡散していった。
そんなわけで年末の土曜日曜。
ふだんあまり大きくあけないカーテンを全開してみたら
昼間は冬の光が降り注ぐ。夕刻近くには雲がすみれ色に染まる。
確実に夕陽が傾き空の色が変化していくのを見ながら
かつてここを書斎にしていた父を思い出した。
ここからは富士山も見えるって言ってたね。
まだ父の残したメモ書きなどがあるので懐かしい筆跡と
同じ夕景を見ている冬のある日。