羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

ランチと桜のデザート

2013年03月30日 | Weblog
昨日は穏やかでいい天気だったので母の車椅子を押して桜を見に行った。
風がふいて花吹雪。
きれいだねー、すごいねーと喜んでまたゆっくりゆっくりと戻る。
途中でアイスを買っておやつタイム。
それから前にも行った公園にも寄る。
「あ、ここ前に連れてきてもらったよね」と嬉しかった記憶はちゃんと
残っていてそれがわたしにも驚きと喜びをもたらす。
車椅子についていた桜の花びらを母は大切にポケットにしまっていた。

先日、高校時代の友達と集まって話をしながら、
自宅で過ごしていた母と私が本当に切羽詰っていたことを思い出した。
ギリギリだったと思う。
杖でベッドの柵を叩きながらいつもわたしを呼んでいたあの頃。
去年の桜は覚えていない。

高校時代の友達といまはゆっくりランチもできる。

         

デザートは季節限定、桜のモンブラン。

今日は大きな会社の採用試験に行って来た。
(もちろんそこで働く訳ではなく条件が合えば派遣される)
とても寒く新宿の西口を地図とスマホ片手に迷いつつ30分も歩いたが間に合った。

「試験」と聞いて腰が引けてしかも応募人数が多いので日を分けて実施するらしいし
そのために書いていく書類もちょっと面倒だった段階で諦め気分が押し寄せる。
今日は十数人で三分の一は同じ世代の女性だったが皆きちんとスーツを着てピンと座っている。
一人だけニットでのど飴をなめている自分はどうにもやる気のなさが表れていて、
会社の紹介DVDを見ているうちにふと眠気におそわれる始末。

とりあえず「テスト」も「小論文」も仕上げて提出してきた。
緊張感に欠けていたせいか?面接もほにゃほにゃしているうちに終了した。

吉祥寺に戻ってきて紅茶の「ナローK,s」でランチ。
根菜プレート

カウンターにすわってガラス窓越しに街行く人々を見る。
土曜日の吉祥寺は賑やかで、きっと井の頭公園もこの寒いなか花見客が多いのだろう。
来年の桜はどこでどんなふうに見ているのだろう。
ちゃんとどこかで仕事しているのかな。