羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

かわいそうだね?

2013年03月19日 | Weblog
大きな声ではいえないがアンケートやモニターや何とか体験とか、
以前から登録はしていたがなかなか参加できなかったところに、
積極的に「行きます!」と手をあげてバイト代を貰う機会が増えている。

今日はある商品の通販のコマーシャル撮影だった。
男女三人ずつ。商品に触れて感想を言う、という具合。
撮影場所が埼玉で9時集合だったので余裕を見て朝7時には家をでた。
なるべくシンプルな服で、といわれていたので無難な洋服を選ぶ。
六人が順番にカメラの前に立ちそれを二巡するという撮影だったので
当然のことながら待ち時間が長い。

朝早かったのでお腹がすいて「お弁当でるってきいたけど何だろう」
などと考えてたらクゥーとお腹が鳴ってしまった。

女性三人は比較的トシも近く、すぐに仲良くなってメアドを交換した。

ようやく終わりサンドイッチも頂いて三人で帰途についた。
何故か「治験」の話から「子どもの病気や障害」という話になったので、
ここは場の雰囲気をこわさないように黙っている。
でもやっぱり相槌を求められるとカンタンに「うんそうだね」といえないこともあり
病気の子どもがいるよ、ということをさらりと述べた。
「そうか、、、かわいそうだね」といわれるがいやいやカワイソウではないのだ。

(そういえば棉矢りささんの本「かわいそうだね?」すごく面白かったな)

かわいそう、と言われるのが娘はいちばんキライだった。
やはりきちんと彼女の気持ちを代弁しておく必要がある。
娘は歌人で、いま髪はグリーンでピアスはいくつつけているのかわからない。
カッコイイ女性に成長したのは「はね返す」という力が強かったのだと思う。

「こどもさんが病気でお母さんが認知症で、あなたは片頭痛なんだ、タイヘンだね。」
うん、まあそうかもね。
「お茶して行こうよ」ということになったけど「ごめん、あたしは帰るわ」と断った。
以前ならいいひとでいたいじぶんは同調して断りきれなかった。
「いいじゃん、10分くらい」と言ってくれたけど、
「いま仕事探しで毎日きついから、ごめん、二人で行って来て」と手をふった。
喋るのが得意な訳じゃないからこのテンションを続けるのはけっこうタイヘンなのだ。

やたらに暑い日で疲れた。
三鷹に戻ってきてデリスでひとりでフルーツパフェ。
           

あ~やっぱり一人は気楽だーと思った。