羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

慈しみ深い

2011年07月17日 | Weblog
キライな夏、頭痛薬の在庫を何度も確かめる夏。
でも今年の夏はラッキーだ。
仕事を辞めたからあの外でのつらい業務がない。
古本屋のバイトだけで家事も(家族構成と従事内容の変化で)ぐっと減り、
好きなように過ごしている。
いま、母もそれなりに元気に過ごしている。
(誤解を恐れずに言うなら認知症は狂気に近い。夢と現は混在し、
言動は幾度も繰り返される。そしてわたしはその状況に慣れてきた。)

先日、娘が家に来たので、
長崎で買ったキティちゃんのキイホルダーを渡した。
教会で目を閉じてお祈りしているキティちゃんで、
誕生月ごとに種類がある。
長女、アクアマリンカラー「何事にも勇敢な三月生まれさん」
次女、ターコイズカラー「幸運の持ち主 十二月生まれさん」と書いてある。
二人ともピッタリで笑える。

わたしはアメジストカラーで「慈愛に満ちた二月生まれ」とあって、
よくわからない。
賛美歌の「慈しみ深き 友なるイエスは 罪とが憂いをとり去りたもう」
というのをふと、思い出す。(クリスチャンではないけれど)
そうだ、母もわたしと同じ二月生まれなのだった。

いつくしみふかい・・・時として童心にかえったかのような母の表情を思う。