漆黒の夜の中に猫はなにを見ているのだろう。
彼にしか見えない何か。
窓辺にたって雨音をきいているのか、
雨の中にみえるものがあるのか。
あるいは夜の匂いをかいでいるのか。
それが知りたくて猫の名を呼ぶ。
ねぇ、駿、あたし海に行きたい。
ひとりで行きたい。それでね、
いまそういう詩をかきかけてるけどうまくいかない。
いろんな海の思い出がざわざわと胸にいたい。
でも猫は静かにわたしを見下ろしている。
そう、黙ったままで。
今夜はもう、なにも考えずに眠ったら?と
言っているようにも思える。
彼にしか見えない何か。
窓辺にたって雨音をきいているのか、
雨の中にみえるものがあるのか。
あるいは夜の匂いをかいでいるのか。
それが知りたくて猫の名を呼ぶ。
ねぇ、駿、あたし海に行きたい。
ひとりで行きたい。それでね、
いまそういう詩をかきかけてるけどうまくいかない。
いろんな海の思い出がざわざわと胸にいたい。
でも猫は静かにわたしを見下ろしている。
そう、黙ったままで。
今夜はもう、なにも考えずに眠ったら?と
言っているようにも思える。