羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

2009年07月03日 | Weblog
漆黒の夜の中に猫はなにを見ているのだろう。
彼にしか見えない何か。
窓辺にたって雨音をきいているのか、
雨の中にみえるものがあるのか。
あるいは夜の匂いをかいでいるのか。

それが知りたくて猫の名を呼ぶ。

ねぇ、駿、あたし海に行きたい。
ひとりで行きたい。それでね、
いまそういう詩をかきかけてるけどうまくいかない。

いろんな海の思い出がざわざわと胸にいたい。

でも猫は静かにわたしを見下ろしている。
そう、黙ったままで。
今夜はもう、なにも考えずに眠ったら?と
言っているようにも思える。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿