羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

採血

2009年06月11日 | Weblog
「朝、起きるのがつらいです」と正直に言ってみた。
でも、仕事があるからがんばって起きて行くけれど、
アタマは重いし、一日中、眠いんです・・・。
いつもの片頭痛とは違う気がして・・・。

今日も新宿の病院へ向かうバスの中で、
あっという間に眠ってしまった。
ふと目覚めた車窓が見慣れない気がして混乱する。

そうか、仕事に行くバスじゃなくて、
病院に行くバスだった、と思い出し、
そびえるビル街の真ん中で降りる。

「今日はどう?」
血圧を測りながら看護士さんが優しい。
「ちょっとあぶない気がします」と笑ってみる。
「あらら、」と笑顔が返ってくる。

先生もやさしい。
(以前に通院していた医師からここへ、逃げてきたのだ)
ここの先生は何でも話を聞いてくれる。

診察を終え、タリーズでアボカドの入ったパンを食べ、
食後のいつもの薬を飲んでちょっとひと休み。
帰りのバスでは眠らなかった。
今日は頭痛薬は飲まなくてすむかもしれない。
そう思うと嬉しくなり、久しぶりに街で夏の服を見たりする。
呼び止められてアンケートにも答え図書カードをもらう。

いつの間にか荷物が増え、
左手に痛みを感じた。
そうだ、今日は採血をしたから荷物はなるべく右手で持ってね、
とあの優しい看護士さんが言っていた。

調子にのって疲れないように、
駅ビルで野菜ジュースを飲んで休みながら、
採血のあとをながめた。
採血しにくい血管らしく失敗される事がすごく多いので、
恐怖(?)だったけど、上手にしてくれた。

通院も投薬も毎月、お金がかかる。
銀行に寄り、僅かなパート代からお金をおろした。
でも、こうやって、すこし元気になったりまた沈んだりして、
明日をその次のあしたに、つなげていくんだろう。