何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

どん底はツキの始まり

2010-10-13 21:50:53 | Book Reviews
「どん底はツキの始まり 逆境をチャンスに変える成功脳メソッド 西田文郎・著、角川書店、2010年9月10日

p.29 自分を思ってくれている周囲の人達を喜ばせたいと思ったからこそ、モチベーションがあがって這い上がってこられたのです。

p.36-7 ところが、世の中には「これはビッグチャンスだ!」と本気で思う、一般常識の枠を超えた、非常識とも、アホとも言えるような人間が存在します。そして、そのような人達が、成功者になっているのです。彼らは、プラス発想というより、肯定的な錯覚をしているにすぎません。
 つまり、成功者というのは、99%の人が常識で考えて無理だと思ったことを「オレはできる!」と思ってしまった非常識な、変な人なのです。

p.78-9 「どうしてもやり遂げよう」と思うから悩むのですが、このときの悩みを「積極的闘争本能の悩み」といいます。この積極的闘争本能型の悩みは、必ず能力を向上させます。
 もし、どうしても積極的闘争本能型にはなれないという人がいたら、それは、まだまだ落ち込み方が足りないからです。

p.81-2 たとえば、子供がはじめてプールで泳ごうとしたとき、うまく泳げずに水を大量に飲んでしまうというケースがあります。
 ここで、「もう、プール怖い」ちその子が涙ながらに訴えて、親や周囲が、「怖かったね、もうやめていいよ」と、回避させてしまうと、その子供は一生水が怖いままになってしまいます。
 大変な目にはあったけれども、上手にコーチングしてあげて、「水の中はきれいだよ。泳げると楽しいよ。もう一回がんばろうよ」と、不快を快にしてあげてから再チャレンジさせると、水に対しての恐怖心はなくなります。

p.84 じつは、人にできないような苦しい仕事を「本気」でやると、脳は大喜びをするのです。がむしゃらになると脳にはストレスがかかるのですが、それが大きくなるにつれ、脳内麻薬ともいわれる「ドーパミン」などの快楽物質が分泌し始めるからです。
 しかし、自分の脳にこのような働きがあるということを、ほとんどの人は気付いていません。だから、どん底、どん底と言って逃げて回っているのです。

p.84-5 「ほとんどすべての人は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからだというのに」

p.85-6 天才エジソンの発想でいけば、もうこれ以上は無理だと思って手を下げたところからが、いよいよ勝負ということになります。

p.97 「オレはもうダメだ・・・・・」などと、思っている人がいるとしたら、あなたの本当の限界は、そんなものではありません。まだまだこれからです。今日から本気で人生にチャレンジしてみて下さい。

p.111 失敗脳の人というのは、変えることのできない過去に執着し、一生懸命思い出しては、「何であんなことを言ってしまったんだろう」「どうしてあんなことを言われたんだろう」などと、延々ダメ出しを続けています。

p.120-1 好景気のときは、どんなに零細企業の経営者でも「いける!」と、成功を信じることができるものです。
 しかし、経営者に重要なのは、逆境のときに成功を信じる力を持っているか持っていないかです。不況のときこそ「いける!」と思えるようにならなければいけないわけです。

p.121 「苦行=成功」というイメージがあるのかもしれませんが、苦と楽は一対になっていますから、苦しみを楽しむ力がなければ、苦しむことに意味はないのです。
 ですから、自分自身の成功を信じる力がないときに苦しいことをしてはいけないし、そのような人に苦行をやらせるというのも厳禁です。
 まずは成功を信じる力を持つことです。この力のことを私は、「成信力」と言っています。

p.122 たとえ1パーセントでも、成功を信じる力、がんばればなんとかなると思える力があれな、灯りはともるものです。逆境をチャンスに変えられる人というのは、真っ暗闇の中に灯りを持っている人です。

p.137 会社から指示される目標というのは、「処理目標」です。この処理目標を達成することももちろん必要なのですが、じつは、プラス思考の人間は、この上に、「夢目標」があるのです。

p.158 成功者には必ず3つの共通点があるということです。私はそれに「三感力」と名付けたのですが、まずひとつが、運を感じる「運感力」、2つ目が喜びを感実「喜感力」、そして最後が恩を感じる「恩感力」です。

p.160 夢目標も、自分だけではなく、誰かを喜ばせようとするこの力があると、俄然わくわくしてきます。すると必然的に、アイデアやひらめきも出てくるわけです。

p.177 一見、人の良さそうな柔和な感じの人間でも、優秀な人は皆そうです。負けたくないという思い、羨望感が、病的と言っていいほど強烈です。
 その強烈な思いが、自分の成功イメージを具現化する内発的動機付けになるから、プラスのエネルギーに変換されて本当に成功できてしまうのです。
 ただし、「ちきしょうアイツがいなければ」というような妬みそねみでは、プラスのエネルギーにはなりません。

p.203 お金儲けの知性を磨き、優先順位の一番に自分をおいて他者に勝とうとする社会的成功だけでは、人は幸せになれないということが、もはや誰の目にも明確でしょう。

p.205 努力というのは、「天だけが見てくれていればいい」と思ってやらなければならないものなのです。「陰徳を積む」というのはそういうことです。

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