まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

老害の人

2023-02-08 | 読書
昨年11月に、本屋でみかけて、どうしても読みたいと思い、図書館でリクエストしたら、すご~~~く、たくさんの人が順番待ちですよとの事だったが、それでもいいですからと予約してきた。
それが、ようやく連絡が入った。
本を開くと、黄色い紙に「19人の方が順番待ちです」と、書いてあった。
「だから早く読みなさい」と、いうことだ。

老害の人は、自分がそうとは気づかずに、若い人に昔の栄光を語り、説教する。
そして、老害の人をみつけると、「ああはなりたくないねぇ。」と、自分はそうではないという自信があり、元気でもある。
というような書き出しに、「そうそう・・」と、自分より上の誰かを頭に描いて、ほんとに迷惑なことだとうなづきながら、これまた自分は違うと思っているのかもしれない。

この本の、もと社長であるじいさんも、社長を退いた後でも、家庭内で、会社で、延々と自分のことを話し続けるのである。

まわりにいるなあ。
訊いていないのに、もとの仕事の話しをして、その話の中身は何回も聞かされているので、筋書きが分かるのである。
「前にもお聞きしましたね。」と、いう訳にもいかず、かと言って無視するわけにもいかず。

しかし、自分も気を付けなければ、弓道へ行ってひたすら弓を引いていれば大丈夫だが、飲み会などで過去の栄光を語らないようにしよう。
過去の栄光を語る人は、栄光が少ない人が多い。
今、バンバン全日本選手権や国体で活躍している人は、語らない。
もう、栄光がやってこない人ほど語ろうとする。

Yちゃんと、K子ちゃんと、石川国体にチームを組んで出て、遠近とも1回皆中して、団体入賞したという話はしないでおこう。
絶対にしないでおこう。
しかし、その他に栄光の時があったっけ。
老害の人は、他人事ではない。