まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

イチケイのカラス

2023-02-24 | 山歩き
先週土曜、弓道連盟の祝賀会が金沢であった。
その前に15時から会議があるというので電車を調べると、ちょうどいい!!
ついでに映画を観よう!と、なった。
二宮和也の「ラーゲリより愛をこめて」か、竹野内豊の「イチケイのカラス」か。どちらも似た時間で迷うところだ。
しかし、ラーゲリのほうは戦争なので、泣くかもしれない。
泣き顔で皆に会うのはどうかと思って、「イチケイのカラス」にした。
久しぶりの映画のスクリーンにわくわく。

イチケイはTVも面白かったし、竹野内豊と黒木華の絡みも面白い。

亡き父も映画が好きだった。
一緒にTVのロードショーもよく観たが、赤壁の闘いを観に行ったあと、竹野内豊の映画案内「太平洋の奇跡・」を観て興味津々。
「あの、たけの うちとよの映画も観たいんな」
「たけのうち ゆたか、やよ」と、笑ったことを思い出した。
映画は誰かと観るのも思い出深い。
あの映画は友達と、あの映画は殿と・・。
思い出に浸っている間に映画が始まる。
いきなり、コメディのような展開。
「職権を発動します・・」が、今回はなかった。
しかし、だんだん工場と町の人たちの絡みになって、ありそうな辛い展開だなと思いながら、最後には笑顔になって終わる。

さて、映画の興奮をかかえたまま、ANAへ向かいエレベーターで一緒になった弓関係者に、言うまいと思ったのだが、映画観てきた~と言ってしまった。
「何観たんですか?」
「イチケイのカラス」
「あ~、その手があったか・・弓引いている場合じゃなかったか・・」
と、笑っていたが、その言葉に全国レベルの人の日々の研鑽の違いが、ここにあると思った。
もっと上手くなるためには、映画を観ている場合ではなかったのだ。