昨年の9月に巻き替えた藤が、またまた削れて剥がれそうになっていて、そのうちに替えようと思いつつ、延ばし延ばしになっていた。
昨年の9月には、そのままの藤を使って短くしていたので、新しいのを水に浸けて、ついでに握り皮も巻くことにした。
まずは、決心が鈍らないようにすべてを外した。
藤の下に書いてある数字とかは何だろう?

次に、道具を揃えて、いざ藤を浸すこと30分。
真ん中にあるガラスの破片が、不器用な私にとって大事な道具。
これは、亡くなったH先輩から頂いたもので、藤を巻き替えるときに使うようにとのことで、今迄も活躍している。

藤の初めと終わりは、細い針金のように削るのだが、これが職人さんなら空中で、小刀を鮮やかにシュッシュッと削るのだが、私がすると細くするつもりが途中で切れるということになる。
巻き終わりも、一旦セロテープで止めて、ガラスの上で藤を削ると、思いのほかきれいに細くできる。


上から補強用にボンドを塗り完了。
握り皮も継ぎ目がきれいになったが、初めと終わりは少しチョンボ。
とりあえず、日曜の講習会に間に合った。
まさか外れた藤にセロテープを貼って出るわけにはいかない。
概ねよろしいでしょう。
おおむねといえば、若かりし頃、弓を引くのが難しいくらい胸が大きかった。
何の話や?
