前に文化館へ訪れた千葉県のご夫婦と高尾山口で待ち合わせた。
ご主人は足がお悪いので、わたしと奥さんとで高尾山へ登った。
なぜ東京の高尾山なのかといえば、明治神宮へ弓道の審査へ行ったのだった。審査のついでに、翌日高尾山に登る予定だったところ、Yさんご夫婦から連絡を受けて、奥さんと登ることになった。
新宿から高尾山口までの電車はいっぱいで、高尾山口の駅はお祭り騒ぎのようだった。吐き出された人たちはトイレに長い列を作る。
日本一傾斜のきついケーブルカーというだけあって、斜めになったら椅子からずり落ちそうになった。
登山というより神社巡りのようだったが、一緒に登ったI子さんは本当に穏やかで、長い間の友達のようにたくさんの話をした。
一緒に歩くというのは、本当に楽しく心も解放されていくようだ。
六根清浄・・ぐるぐる回しながら、昨日の自分の射の反省をしていた。気負い過ぎの自分を反省し、尚かつ、なかったことにしようという心根を反省した。
下山して、ご主人と落合い栄茶屋というところで、天ぷらそばをご馳走になり、「TAKAO COFFEE」で、大きなケーキと美味しいコーヒー。
なんと素敵なご夫婦なのだろうと思った。ご主人は警視庁を定年後、登山を始めて本も出している方なので、初めは緊張していたけれど、気を使ってくれて、田舎者のわたしをいろいろ案内してくれて、楽しい一日を過ごすことができた。