まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

立冬から小雪

2019-11-19 | 弓道
暖かい東京でうかうかと、浦島太郎のように日を過ごしていて、帰ってきたら立冬になっていて、そこから瞬く間に「小雪」と、いう節を迎えてしまった。
11月3日の明治神宮の例祭をUPする前に、実家の父や母の様子を見に行き、雑用に追われた。気づいたら日が過ぎていたというのは、年を取った証拠かもしれない。
流鏑馬を観たかったが、どこであるのか分からなかった。小笠原流の射礼があった。

1節ごとにずらして引いて、会は4秒ずつ持ちながら、前の人を追い抜いてはいけない。これは大変かもしれない。大的の距離は近かったが、なかなか中らない。
この大きさで、この距離で難しいのだ。倍の距離で、的ははるかに小さい審査で、束るのは大変なことであると自分で納得した。

その後、北信越選手権大会で計時をした。楽な仕事とたかをくくっていたが、気を抜けないことが分かった。 
ストップウォッチを「はじめ!」の号令と同時に押すのだが、気を抜くと押すのが遅れてしまう。 ふたりの係がいる理由が分かった。 容赦なく、7分でリンを押すためには、1秒たりとも遅れてはならない。 会の最中に「リン!!!」を鳴らすことに少しビビるので、途中からストップウォッチをにらんでいた。

その日の昼食で、「東京はどうやった?」と、訊かれて、「行かなかったことにしている・・」と、答えた。多くを語らずとも分かってくれる仲間に感謝。

東京へ行っている間、実家の母の所へ娘たちが回ってくれたので助かったが、遠出の時は少し心配だ。
無事帰れて、両親や姑も無事でいてくれて何よりである。

そんな訳で、瞬く間にという言葉が身に染みた。瞬かなければどうだろう。
それでも時間は容赦なく過ぎるのである。