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【脱原発派も再稼動を待望!?】都知事選:脱原発派が後押しする?原発再稼動⑤

2014-02-01 00:02:26 | 原発

(前回からの続き)

 貿易赤字はこれで3年連続、しかも2013年は過去最悪の約11.5兆円を記録、そして足元では電気代をはじめとするエネルギー価格は高騰したまま・・・まるでリスクオフ下の新興国のような日本の現状は、原発停止という想定外の要因を除けば、意図的な通貨安政策=アベノミクスによってもたらされたもの。先日、原発再稼動の遅れと過度の政策的円安に懸念を表明した財界リーダーのコメントをこちらの記事に引用しましたが、同じような見地から、この状態に国益が損なわれつつあるとの危機感を抱く国民は日に日に増えているのではないでしょうか・・・。

 そしてそれは都知事候補や都民にとっても同じこと。そのなかでもとりわけ、火力発電依存をこの先何年も(おそらく何十年も・・・)続けざるを得ない(都内の)「脱原発派」は、もっと真剣にこの惨状(?)の改善に取り組もうとしなければならない、つまり「円安修正」による電気料金の引き下げを志向しなければならない、と思うわけです。繰り返しになりますが、原発再稼動を選択しない脱原発派にとって、いま電気料金を迅速かつ大幅に下げる手はそれしかないのだから・・・。

 でも実際は・・・前回書いたとおりの無策ぶりです。それどころか、「当面、電気代は高くても我慢」「貿易赤字って悪いことか?」―――脱原発派の人々やメディアの一部からはこんな開き直り!?のような声すら聞こえてくるありさま・・・。

 「やれやれ、原発ゼロというけれど、いったいどこまで本気なのだろう?」で、こう推測したりしています―――「結局、彼ら彼女らは胸のうちで原発再稼動を待っているのではないだろうか。そうなれば電気料金が下がってハッピーだし、再稼動を決めた政府や電力会社を『敵役』にすることができて、自分たちの存在感を誇示できる(反原発番組の視聴率が上がり、新聞や本が売れる)から・・・」―――脱原発派のなかには、じつはこういう人たちが少なくないのではないでしょうか、たいへん失礼ながら・・・。

 と、あえて煽るような書きぶりにしてみました。「そんなことはない! 原発ゼロでも電気代を安くしてみせる!」という気概を持った脱原発派の方々が少しでも増えることを望んでいるから。そして電気料金引き下げへの覚悟を決めた彼ら彼女らは、必然的に円安修正に向けたアクションを取るしかなくなるからです。

 円安修正から「通貨高メリット追求」へ―――やがてそれは、原発をどうするかの違いにかかわらず、火力燃料を含む輸入原材料の円建て価格を作為的につり上げるというアベノミクス「円安誘導」の「おかしさ」を衝く、真に経済合理性をともなった政策の方向性としてクローズアップされることになるだろう―――期待を込めてそう予想しつつ、今回の都知事選における「原発」をめぐる議論がそこへ向かうひとつのきっかけになることを願っています。

(「都知事選:脱原発派が後押しする?原発再稼動」おわり)


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