(前回からの続き)
上述してきたことから、金(ゴールド)のドル建て価格は、短期的には多少の上下動はあるでしょうが、中長期的には上がり続けるしかないでしょう。それは、米ドル価値の、金のそれに対する永続的な下落、となるから、当然ですが、世界に、通貨としてのドルの没落そして金の復権をイヤでも感じさせる動きとなるはず。
そして同じことは、ユーロをはじめとする世界各国のほぼすべての通貨についてもいえます。(たとえば、ユーロについては、こちらの記事等で指摘したように)どの通貨(の「番人」たる中央銀行)も、もはやインフレを抑止できない・・・ために、結果として当該通貨建ての金の価格の上昇を防ぎ得ず・・・ということ。
となれば、どの国家?どの国民?といった違いにかかわらず、今後、持つべきは金、となっていきそうな気がします。以前も書きましたが、これ、けっして平和な?こととはいえないはず。ありていに言えば、金の分捕り合戦を発生させかねないためです。そして、これに勝つのは・・・中国?ロシア?まさかのアメリカ???・・・ってあたりでしょうね、きっと。その逆、負けの筆頭格は・・・残念なことに、日本国・・・って、最近ではこちらの記事に書いた事情のために・・・