Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

64年ぶりの偶数月にかかる本場所

2020-07-20 22:16:00 | ノンジャンル
大相撲名古屋場所の東京開催は結局「七月場所」と公式名称でメディアも追随しましたね。
初日がずれ込んだので千秋楽は8月に入るので、「七月場所」という名称も微妙です。
ちなみに年2場所制になってから今日まで、偶数月の開催は1945年、1947~1949年で、その後も9月場所は10月初旬千秋楽というのが1956年まであったようで、実に約64年ぶりの出来事になりますし、8月の本場所は7月開催の本場所となる名古屋場所が1958年からですから史上初と言えます。

無観客興行かと思いきや、直前で有観客に舵を切りましたが、初日の様子を見るにプロ野球のような要請を守れない観客はほぼ見られなかったのは幸いです。鰍ッ声は止めて拍手で、というのは良いアイディアですね。歓声がないから力士が腹を高く音が大きく響くというのは野球の無観客試合の時と同じ同じ思わぬ副産物ですね。春場所でもありましたが、意識して聞くと面白いです。

狭い升席を1人で使えるというのは逆に今場所は観戦環境としては良くなっており(苦笑)、今後も一つよろしく、という感じ。溜り席が無人なのでまだ違和感がありますが。

とはいえそこまでして有観客開催をすべきかというと、足元の感染拡大状況を見たら否定すべきでしたね。
NHKが渋るかもしれませんが、ネットでの有料配信とか、無観客興行でも収入が得られるように設計をし直した方がいいでしょう。興行が元に戻ってもファン層拡大の材料になりますよね。こうした取り組みは。

ところで力士も支度部屋ではマスク着用としているわけで、十両の支度部屋は分離とソーシャルディスタンスを意識しています。このあたりは半世紀以上前にビデオ判定を導入するなど「先進性」がある大相撲らしいというか、相撲部屋で取的が感染死するという悲劇を踏まえた対応でもあります。

一方で土俵回りはマスクを着けていないのですが、力士や行司はともかく、勝負審判や土俵上で呼び出さない呼び出しはマスクをすべきでは。少なくとも懸賞を持って回るだけの人とか、マスクをしない理由はないでしょう。力水も形式だけで、水桶の水は消毒代わりにまいてましたし、力士の所作も変更するくらいなら土俵回りのマスク着用くらい朝飯前でしょう。審判にしても、たしか風邪気味でマスクしていた人が過去にもいたはずですし。

土俵のほうはまあぼちぼち、という感じ。鶴竜が裾払い不発で「腰砕け」はお笑いですが、落ちた時にひじを打って休場というのは笑えません。解説の舞の海が何でまわしを引いて出し投げをうつとか攻めずに裾払いとは、と絶句していましたが、横綱が拙い攻めで自爆して負傷はダメでしょう。

しかし昔からけたぐり失敗(空振り)で事実上自爆(転刀jというケースはそれなりにありますが、一応相手がタッチしたことにして「突き落とし」を取っていました。今回のように「腰くだけ」となったのはあまり聞きませんが、けたぐりと違って転唐フ仕方が救いようがなかったということなんでしょうね。空振りの原因となった遠藤の足運びはどう見ても偶然ですし。(踏み込み過ぎを意識して戻そうと浮かした瞬間に交差した)


人気者に見えても・・・

2020-07-20 22:15:00 | 時事
わざわざ山口県まで出かけて感染させた「ユーチューバー」に山口県知事が激怒していましたが、まあそうなるでしょう。そもそも愛知県内での犯罪行為で逮捕される、というだけでも「迷惑系」どころか「犯罪系」ですが、それがCovid19を拡散というのですから、この怒りをどこにぶつければ、というくらいのグランドスラム級迷惑行為です。しかも逮捕後は拘留された警察で警察官と家族、同房の別の容疑者にまで感染と「やりたい放題」ですから酷い話です。

しかしこうした「迷惑系」というかやっていることは「犯罪系」の「ユーチューバー」に対し、一定の層が支持しているというのが世も末と思いますね。犯罪でもいいから目立ちたい、アクセスを稼ぎたいという発想はどこから来るのか。というか、「ユーチューバー」なる存在を認めてしまった社会の大失敗でしょう。
この手の連中がのさばるのを容認したから、小さい子供たちの間で「将来はユーチューバー」というような愚かな発想を抱く絶望的な状況が生まれています。

ACジャパンが後援している動物愛護協会のCMで、「優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです」という胸元をえぐるようなキャッチコピーが流れているのが評判ですが、「人気者に見えても、これは、犯罪者の行動です」と「ユーチューバー」を排除しないとこうしたケースは後を絶たないでしょう。
あるいは「暴走族」を「珍走団」としてみっともない感を強めて意欲を失わせたように、こんなことをやってたら恥ずかしい、という社会的評価になる様なレッテルも有効でしょう。

あとは、特に有名どころは撮影などの支援スタッフがいるわけで、今回も撮影者が同行していたことが災いして感染しています。こうした「スタッフ」は「犯罪行為」を承知して撮影しているわけで、共謀共同正犯として検挙することで抑止力を構築したいですね。
自己顕示欲の塊の「ユーチューバー」と違い、「スタッフ」はまさか犯罪者として世間に知られるということは想定してないはずですから、逆に「やり損」となる「スタッフ」を狙い撃つことで協力者を潰すという搦め手からの攻撃です。

前にも書きましたが、「犯罪予告」が冗談のつもりであっても「通報しました」となることがお約束になり、安易な行動が抑制された実績があるわけです。掲示板などテキスト系の時代にこうした対応を取れたことで「弾圧」を回避してきた知恵に倣い、現在傍若無人な動画系のやりたい放題を抑止しないと、ネットそのものへの規制が懸念されます。



チラシの裏レベルの独自研究を垂れ流すとは

2020-07-20 22:14:00 | 時事
なかなかここまでひどいのはない、という報道でした。
19日夜に放送されたCX系の「Mr. サンデー」で、「新仮説」と逃げを打ちながら紹介したCovid19 に対する超楽観論。病院経営管理が専門の大学院教授がウィルスの性格につき持論を語り、クリエイティブディレクターなるコメンテーターが相槌を打ち、番組の常任コメンテーターの元キャスターが経済優先論と、もともとこの番組の質の低さはキャスターが関西でちょっと評判を取ったからと東京に進出しただけの存在ということからもお察しですが、論じるまでもないレベルとはいえ、ここまで「独自研究」を公共の電波で垂れ流すというのは、朝やお昼の情報番組での「デマ」よりも酷いものでした。

そもそも「陽性」はウィルスの死骸もキャッチするから発症数でみるべき、という時点でもう「はいはい解散」なんですよ。発症直前の「無症状」状態が一番感染力が強いわけです。
例の犯罪系ユーチューバーがそうじゃないですか。時折咳き込んでいたとはいえ、公式には「無症状」ですから感染が判明しても「無症状」の状態でまき散らしたわけです。件の珍説通りなら今回のような感染は起きないわけですが、実際は珍説に従ったら感染拡大が止まりません。

もちろんPCR検査の否定も忘れていないわけで、関西系キャスターやその番組はこの期に及んでもなお検査を否定するというのはどういう根拠や信念なのか。エビデンスなどは絶対にないでしょうし。
だいたい自局でもコメンテーターとして出演している医療関係者が、感染拡大期の言動はまあ不問にするとして、足元は検査を拡大して感染者を分離しないと感染拡大が止まらない、というのが最大公約数になっているわけで、専門家の趨勢も無視した持論の垂れ流しに成り下がっています。

まあ楽観論者は話もろくに聞いていないわけで、他のコロナウィルス由来の風邪(感冒)と一緒だ、といい出す手合いはその典型。Covid19を「コロナ」と言っているうちに忘れたんでしょうね。当初は「新型肺炎」といってたことを。反中思想が強く首肯できない「武漢肺炎」の呼び方だって「肺炎」と言っているわけで、肺炎やインフルエンザと比べて、と楽観論を振りまく手合いはイロハのイの部分を忘れたというか、捏造しているわけで、今回の「独自研究」の珍説も前提を都合の良い設定にしているだけです。