触れられたくない論点

リニア工事を巡る静岡県の強硬な対応にJR東海命、のヲタが発狂していますが、中立を装っていながら我慢が出来なくなって「静岡制裁論」を言い出したりと、まあそれで中立とは片腹痛いわけです。バイアスを秘めた誘導でしょ、してきたのは。

結局今回の問題、導水路トンネルの問題とすり替えてルート変更など大規模な変更を要求する静岡県、という論点に勝手整理して、応じない、理由を述べない静岡県が悪い、とマウンティングしているわけです。JR東海寄りとしか言いようがない国交省の対応はゼロ回答で無条件降伏しろ、というに等しいわけで論外ですが、それでも屈服しない静岡県が悪いと。

一部の報道や論評では言及がありますが、こうした「中立ぶりっ子」は必死に隠す内容として、トンネル掘削を前提にした施設が紛れ込んでいるわけです。JR東海側の申請内容には。本体工事は認めない、というのを導水路だけに矮小化していますが、本体工事で出てくる残土置き場やその工事排水の水質保全関係の施設が紛れ込んでいます。

まずこの施設に関して凍結すべき、っていうのが先決でしょう。準備だから、と言いながら実質工事用施設を建設することは諦めていない。静岡県もそこは見抜いているんでしょう。ちなみにそれを凍結すれば5ヘクタールに収まるんでしょう。まさに丸く収まります。静岡県も容認できる工事の定義を明文化してますし、「助け舟」もその意図でしょう。

この施設を凍結する、といっても譲らないのであれば静岡県側の対応を問うべきですが、現状では本体関係にゴーサインが出せない、環境保護協定も内容にこの工事が入っているから締結できない、という静岡県側の対応は筋が通っており、ヲタがdisる謂れはありませんね。
逆にそれを譲れないJR東海は「助け舟」を撃沈してでも「特別な御配慮」をお願いするしかないわけですが、それを「2027年ガー」と居丈高に要請しては話になりません。

ちなみに地元紙の「アンケート」は圧涛Iに静岡県が悪い、という結論になったようですが、そりゃやる前からわかっていた結論でしょう。
多数派工作でも何でもありの世界に素人が撃って出てもこうなるのは当然の結末。相手は匿名で新聞社のアカウントに噛みつくような手合いまでいるくらいですから、こんなアンケート、静岡県が悪い、に染め上げよう、という結果になることくらいやる前にわかるでしょう。
それで当然の結果で笑いものになるんですから、本筋じゃないところでャCントを与える愚かな悪手でした。