Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

論点をぼかしたうえに...

2012-06-15 21:06:00 | 時事
以前ここで言及した佐賀県武雄市の市立図書館の民間委託問題ですが、個人情報は指定管理者であるツタヤ側に渡らない、図書館カードも全部TャCントカードに移行せず、従来型も残すという説明があったと言う記事が12日の朝日に出ていました。

これに関してはさらに1週間くらい前の夕刊にも出ていた記憶があるのですが、ある程度自体が収束してからの記事になっています。
ただ、朝刊のほうは1面の主要記事の見出しで、「佐賀市長」とあるのには呆れましたね。
武雄市じゃ分からないから、佐賀(県武雄市の)市長というつもりなんでしょうが、「佐賀市」が実際に存在するだけに、佐賀県では武雄市に次いで佐賀市でも同じ問題が?と早とちりされかねませんし、佐賀市に失礼です。

それと、収束した段階の記事だから、個人情報も大丈夫だし、ツタヤのサービスも希望すれば受けられると、「民間委託マンセー」の色合いが強くなってますが、当初武雄市長が「図書館の貸し出し情報は個人情報に非ず」と公式の場で発言したことを踏まえた記事にしないと、本件の「特殊性」が世間に伝わりません。

そういう意味でも時期をずらして論点を隠した感じがする記事です。