東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
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2011-09-13 | 失敗の気づき
オープンして間もないイタリアンの店に行った。ワインのコストパフォーマンスが高いというキャッチフレーズに魅かれて行ったが・・・。

先ず、驚いたのは、入店するとき、ドア付近でスタッフが待ち構えており、「ご予約の○○様ですね。お待ち申し上げおりました」と、ドアを開けてくれた。予約のお客様に対しての接客だろうが、なかなか気持ち良い。しかも、席には、「○○様、本日は・・・」とウェルカム・メッセージが据えられている。

すると、料理の方も期待するわけだが、プロの料理人の技とは言えず、にわか仕立ての料理人が見え見えであった。接客のサービス精神は相当に高いのだから、もっと調理技術もレベルアップして欲しい。

最近は、接客とかの見かけ上のテクニックで、集客している店が結構あるが、こういう店は長続きしないだろう。飲食店のKFS(成功の鍵)の第一は「味覚」だから、この要素が欠けているとだめだ。見えるものよりも見えないものにこだわってこそ、本物の店だ。