
「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」で27歳で監督デビューした女優、
サラ・ポーリーの監督第二弾。
ってことと、セス・ローゲン出演ってことで楽しみにしてた本作
主演に、最近では「マリリン7日間の恋」でマリリンを演じて話題、
ヒース・レジャーの元妻でもある、ミシェル・ウィリアムズ。
美人すぎずふつうっぽいけど大人なのに少女のような可愛さがある、
どこか幸薄そうな雰囲気も持つから守りたくなる感じはミシェルならでは。
フリーのライター、マーゴ。
その夫、ルーは チキン専門の料理本を書くためいつも家でチキン料理を作ってる。
セス~~
結婚5年目。夫も優しく暖かく、時に友達のような関係で2人は仲良く、ちゃんと愛し合っていた。
しかし、マーゴが取材で訪れた先で出会ったダニエル。
なんと偶然にもほどがあるけど、実は家がお向かいさんだった!
ちょっと目元と口がガエルみたいでなかなかのイケメン、
カナダ出身の、ルーク・カービー。これまでには「ニュースの天才」など。
来月公開の「コンフィデンスマン ある詐欺師の男」にも出演。
脇には、ルーのアル中の姉に、コメディアンのサラ・シルバーマン。
この人JBの「スクール・オブ・ロック」にも同居する友人の彼女役。
どんな恋もいつかは色褪せていく?
この想いは裁かれるべきものなのか。
フリーランスのライターをしているマーゴと料理本を執筆するルーは結婚5年目の仲むつまじい夫婦。子どものいない2人は今でも一見恋人時代と変わらなかっ たが、マーゴの中では漠然とした不安や物足りなさが募っていく。そんなある日、彼女は取材先で出会った好青年ダニエルに激しく惹かれてしまう。しかも帰宅 してみると、偶然にも彼は向かいの住人だったことが判明し、次第に自分の感情が抑えがたくなっていくマーゴだったが…。
8/10(85点)
期待以上☆気に入っちゃった。
これはもう、監督&脚本のサラ・ポーリーにまず拍手。
新しい人と出会ってしまった、愛する夫がいるのに裏切れないという葛藤。
いわゆる「不倫」が題材の作品はよくあるけど
微妙な気持ちの揺れを素晴らしく演じたミシェル・ウィリアムズにも感服、
そして、いつでも側にいる温かな夫を演じたセス・ローゲンがまた切なすぎる!
単に、不倫の話、浮気の話なら嫌いなわたしだけど
うーむ、これにはやられた! 随所でうまいと思わせられて
ところどころで なんだかきゅんとさせられてしまう、、、。
例えばお互い惹かれ始めてるのに、てを伸ばせば簡単に触れられる、
キスだってできちゃう状況なのにあえてしない、出来ないもどかしさ。
「あなたはどうやって愛する?」って質問で
実際に触れなくても触れられてる以上のエロティック。
一線を超えちゃいけないとわかってるからこそのときめきだったり、
一緒にいすぎた事で何もかもわかってて会話がないなんてこと
じっくり静かに描きとるのは女性監督ならでは。
アドリブも多めだったという、セスとミシェル夫婦のじゃれ合いや
電話中でのイタズラなんか本当にセスもミシェル可愛らしくて微笑ましい。
長く一緒にいることで、お互いのときめきも薄れ、空気のような存在になったあと。
そのままじゃいけないの?
新しいものに目がいっても、結局どれもおなじこと。
それに気付かないと、いつまでも満たされた気持ちにはなれないのにね。
本作でもミシェルは全裸になる。(サラ・シルバーマンまで!)
sexシーンはモザイクが余計だけど、シャワーシーンとおしっこシーンはそのまんま。
惹かれ合いながらもお互いうまく距離を保って、そのままでいようと諦めた矢先、
ハガキ1枚残し突然引越しで去っていったことで想いに火がつく。
新しい方の恋をとって これまでの愛をあっさり捨てる。
傷つけることはわかってても新しい道を選んでしまった。
突然一方的に捨てられる方はたまったものじゃない。
でも優しい夫は怒る事もしない。
悲しみを吐いたあとでシャワーに入ってくれと言い
これまで冷たい水が突然かかるのをシャワーの故障だと思ってたマーゴは
それが夫のイタズラだったと知る。
「50年後に 教えようと思ってたんだ。気の長い冗談さ」と告白
その想い切な過ぎて泣けちゃう。セスだからこそ。
こんないいヤツをどうしてーーー!!
窓越しのキスも可愛い
そうして新しい彼と一緒になってみると
トイレしてる間に彼が隣で歯を磨いてたり、2人横に座ってただ黙ってTV観てたり。
結局は結婚てそういうもの。どこか満たされない横顔のオープニングがラストへと繋がる。
サラ・ポーリーのさりげなく自然な演出と、ミシェルの着こなす可愛すぎないガーリーな衣装たち。
色彩のセンス。
カナダ俳優&音楽もカナダがメイン。
レナード・コーエンが歌う「テイク・ディス・ワルツ」や、バグルスのヒットナンバー「ラジオスターの悲劇」
舞台はサラ・ポーリーが出身のトロント
観ていてトロントっぽいなぁ~って思ったらやっぱり。
ハッピーエンドのラブストーリーとはちょっと違う、
ビター&スィートテイストのこのラブストーリー。夏の終りにいかがでしょう。
Take This Waltz 2011年 カナダ 116min
8月11日より公開中~
2011年トロント映画祭にて。
応援して下さると嬉しいな
クリックして下さってる方、感謝です
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お盆休み、どうしてる?
さて、今日はね、映画評論家のmigちゃんのとこで、映画情報をゲットしにきたのよ。
ミシェル・ウィリアムズ、私も大好きーー!
この映画、観てみたい!
こっちではもう放映されてるのかな?
あとでチェックしてみるーー!
応援もね。
セスの映画観たんだね~
積極的に観てる?
浮気の話は私も今まで興味なかったけど、これは予告でもちょっと惹かれるなぁと思っていたの。
わー、やっぱり良かったんだね。
気になるけど観たい映画いっぱいありすぎて・・・
これはもうそちらではとっくにDVDになってるはず!
ぜひぜひ観て~!
オススメです!!
応援ありがとう
すごくよいよ~。
期待以上に良かった!
DVD購入決定だわ。遅くてもいいなら貸すけど
たぶん不評のトータルリコールリメイク観るより
よほどオススメだよ♪
不倫する、ではなくちゃんと白黒つけるし、まだーむも気に入るかも
演じたのがミシェルなのも大正解、セスも真面目なドラマ、いけるじゃないか!と感心。
映像も音楽も演技も脚本も監督も、素晴らしかったですね!
実はデビュー作気になりながらもまだ未見だったので
近日観る予定です~
セスは以外とこういうのハマるんですよ~
50/50 みました?ぜひ!
受け入れやすいかもしれないな~と思ったおばちゃんです
あの車椅子のくだりから、マーゴ拒否反応(笑)
電話中の絡みもうざくて、ちょっと引いたかな~
でも、音楽の使い方とか
画の切り取り方とか、巧い監督なんだと思いましたよ~。
けっこう辛口の監督なのよね。ラストはお気に入り
わー、そっかぁ、、、
引く人はひきますよねー確かに。
勝手な女だしね、
わたしてきには500日のサマーで身勝手女批判した私だけど、
こちらは人生ってないものねだり。
を描いてて、新しい人にしかハマれないというか
現状に満足できない結婚、を描いててうまいなと思いましたよ☆