夏が近づくと必ず聴きたくなる曲がある。
それは伝説的バンド[ザ・ビーチ・ボーイズ]の数々の名曲たち
ビーチボーイズの音楽的側面を一人で担ってたとも言える天才ミュージシャン、
ブライアン・ウィルソンの波瀾万丈の音楽人生を映画化
名盤「ペット・サウンズ」制作現場の完全再現、そして妻メリンダと出会い再び希望を見いだしていくさまを描く。
「グッドバイブレーション」「ココモ」「サーファーガール」「神のみぞ知る」
ブライアン・ウィルソン本人公認映画
60年代の若き日のブライアンを演技派のポール・ダノ。
ポールダノってよりはアレック・ボールドウィンって感じなのだけど
ま、写真によっては似てなくもないとこあり。悪役いつも憎らしいほど凄いキョウレツだけど
悪役じゃなくても素晴らしいわやっぱこの人。
80年代以降を演じるのは、こちらも名優ジョン・キューザック。
うん、あいかわらずこちらも良いね。
のちに妻となるメリンダには、エリザベス・バンクス。
いかにも80年代のイケイケ風な格好の金髪美女。
心優しく、ブライアンを受け入れて愛していく。素晴らしい女性を自然に熱演。
当時、専属で担当していた医者、ユージンにポール・ジアマッティ。
髪の毛ふさふさで演じる。医者だから本来は味方のはずなのに狂気にあふれてて怖い。
監督は「ツリー・オブ・ライフ」「それでも夜は明ける」などの製作で知られるビル・ポーラッド。
9/10(93点)
最初から最後まで無駄なし!
ザ・ビーチボーイズとしての成功と栄光を描くのではなく
天才ならではの心の闇、というか苦悩、彼が抱える孤独、父親との確執、精神的な問題、薬物依存、妄想、中毒、
肥満に至る経緯とそこから、愛によって再生されていく姿までを
過去の映像風にドキュメンタリータッチで撮影した風景や、名曲誕生、録音シーンなどおりこみながら描くので
曲がかかるシーンではワクワク、シリアスな部分ではじっくりと見入ることができた。
それにしても、ポール・ダノは器用だな。
歌もイケちゃうんだ。 ピアノも巧いし。
わたしはビーチボーイズのファンというより、単純に彼らの音楽が大好きで
歌ってる本人たちのことは全く知らなかったし、父親との関係性とか、虐待によって耳が片方聞こえなくなっていたなど
知るよしもなかったのでとても興味深く、その映像化がまた素晴らしくよく出来てる
特に、ブライアンの「日常の音」に苦しむシーンなどは劇場で観ないと損
またも嫌なやつだよポールジアマッティ!
友人や家族にも会う事を禁じられ、監視される日々。
精神科医によって、がんじがらめにされた日常の中で次第に増々以上をきたしていくも、
新しい愛によって救われていく。
愛と、音楽。人生に不可欠なものを、大きな愛によってとりかえしていくブライアン。
劇場での大音響の中、音もよい上、歌詞も出てくるから尚更伝わる。改めて、ブライアン・ウィルソン、天才だ
音へのこだわりやチャレンジ、斬新なアイディアで当時の音楽には革命的だったというのを思い知らされた。
今聴いてもいつ聴いてもまったく飽きないし、褪せない名曲たち。
それらが生まれる裏で、こんな苦しみがあったとは。
知られざる裏の実話も知る事が出来て、ブライアンの孤独や挫折が痛いほど伝わってくる。
ブライアンへの尊敬と愛がないと撮れないね、この映画は。
エンドロールの、現在のご本人が歌う姿も印象的でかなりジーンときてしまった。
ファンだったら泣いちゃうね。
全く無駄なく作られた完成度の高い1本
しかし名曲だらけだな~。本当に。
ビーチボーイズファンはもちろん必見だし、その他の音楽ファンも。
愛と慈悲と希望が描かれた傑作
改めて帰宅後、今これを書いてる時もビーチボーイズのCDかけてるけど
本当、歌詞に込められた純粋でストレートな思いとか、素晴らしいなって再確認した。
ブライアンは今年またソロアルバムを春に出したようで、これまたチェックしてみよう。
1960年代、カリフォルニア。夏とサーフィンの歌が大ヒット、ザ・ビーチ・ボーイズは人気の頂点にいた。だが、新たな音を求めてスタジオで曲作りに専念 するブライアン・ウィルソンと、ツアーを楽しむメンバーたちの間に亀裂が入り、威圧的な父との確執も深まり、ブライアンは薬物に逃避するようになる。心血を注いだアルバムの不振をシングルで挽回するが、新作へのプレッシャーから心が完全に折れてしまう。それから20余年、彼に再び希望の光をもたらしたの は、美しく聡明な女性メリンダとの出会いだった。しかし惹かれ合う二人の間に、ブライアンのすべてを管理する精神科医ユージンが立ちはだかる。メリンダの協力のもと、遂にブライアンは自分の本当の歌を取り戻すために立ち上がるのだが──。
「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」 特別映像
The Beach Boys - Good Vibrations
THE BEACH BOYS SURFER GIRL (LIVE 2012)
ザ・ビーチ・ボーイズ『スマイル』特別映像
LOVE & MERCY 2015年 アメリカ 122min
8月1日より、公開中~
真ん中、ブライアンご本人
トロント映画祭にて
海に行く時はビーチ・ボーイズで、帰りは大瀧詠一をかけてた時代もあったなあ~なんて
思いを馳せたりしました
あんな父親に、あんな悪徳医師に張り付かれて、、
よくぞメリンダとの絆が切れなかったものだと、
最後の最後、決壊してしまいましたヨカッタ~
私も大好きで今でもCDでよく聴くけど
やはり歌詞をたいして気にいてなかったんだけど
天才だなーと思いました改めて。
しかも、そんな過去を背負ってたとは。
よくぞ再生してくれました。
愛は強し。
キャストもよかった!ポールダノ、何やらせても巧いなぁ。
これ良かったねーー!!
明るいサウンドを何気に楽しんでいたけど、まさかこんなことがあったとは、、、。
成功の影や裏って、人間には付きものなんですね。
ホント、無駄なしな映画で、すっごく良かったです。
migさんの画像見て、ポール・ジアマッティとユージンってかなり近い!
ズラ被った甲斐がある?(笑)
同じく、改めて名曲ばかりと思わせてくれるステキな作品でした♪
ありがとうございます暑いですね~
久々のコメント嬉しいです★
ほんとほんと。
こんなことがあった人だったとは知らなかったし、
最愛の人に巡り会ったおかげで人生変わったって素晴らしいですよね。
ポールのやなヤツっぷりもいいし、
皆良かった!
この映画ベスト入り確定だな~
うわ、すごい高得点☆ うれしい!
私もこの映画よかった~~。。涙、涙でした。
ベスト入り確定ですよね♪
男優ふたりもよかったけど、エリザベス・バンクスが素晴らしかったですね!
『ピッチ・パーフェクト』観逃してるんだけど、2は絶対劇場鑑賞したいです。
監督もするなんて、才女だね~^^
これはみたあとからずっとTwitterでも推してましたよ♪
大好き~。
ベスト10入り確定です。
ピッチパーフェクトそこまでって感じだったけど2も
アナケン出るのでみます★
エリザベスバンクスもハマってましたよね~。
ようやくこの映画見れました!
なんかあまり期待はしていなかったのにこんなに素敵な映画だったとは!知らない彼らの裏側に驚きました。ブライアンてばこんなに才能のある人だったんですねぇ。
migさんの載せていらしたポール、ジョンとブライアンの3ショット、とても素敵ですねー。私もビーチボーイズ聞いちゃいました。とっても久しぶりに!
わー、私の去年の1位見てくれて嬉しい。
なかなかこれ見てる人いないんですよねぇ。
ブライアンウィルソンの知られざる話でしたよね。
音楽映画大好き!
ビーチボーイズ永遠に不滅ですね!!