
夏に面白い(怖い)ホラーがなかったので
ちょこちょこ時間出来ては過去のホラー観直したり、DVDスルーになったの観てるの
こちらは御存知、スティーヴン・キング原作で1976年にブライアン・デ・パルマ監督によって映画化した
有名なホラー
内気な女子高生キャリーと、彼女を厳格に育てる狂信的な母、そして彼女を疎外する高校の同級生たちをめぐる物語。
なぜ今更これかというと、こんな昔の名作ホラーまでリメイクすることが決定したので
それならば、オリジナルをもっと観て欲しいと思って。
レビューするにあたって数年ぶりに観直してみた。
チアガールたちがグラウンドで体操?してるシーンからはじまり、とてもホラーの香りがしない。
その後、カメラはホラー映画には珍しいオープニングで話題となった
女子高生の更衣室で着替える女子高生たちの下着やヌードのスローで入る
暗くて孤独な主人公、キャリーには今でも女優として活躍するシシー・スペイセク。
原作を読んでいてどうしてもキャリーがやりたくて
自らオーディションに臨んだらしいけど、顔がそもそも怖いからホラー向き。
オープニングすぐ、シャワーシーンでヌード。というかそんな美しいものじゃなく
お尻から血が流れ、初潮もしらなかったからびっくり仰天思わず叫ぶ、の図。
クラスメイト(女子)たちからははやしたてられ恥ずかしい思いをするキャリー。
特にこの件でキャリーが憎らしくてたまらないのはこのリーダー格のクリス。
自分の彼氏を使って、キャリーにイタズラを企む。
その彼氏には忘れてたけどなんと、トラさんこと、ジョン・トラボルタ★
いや~古臭いわ さすがに(笑)
これだもん。
でも髪量が豊富なだけで変わってない。
先生は、キャリーの味方。相談にものってあげていた。
今後キャリーをいじめるとプロムに出席させないと生徒たちに告げ、
同情した近所に住むクラスメイトのスーは自分の彼トミーに「キャリーをプロムに誘ってあげて」と言う。
(誰もが楽しみなプロムなのにそんなバカな)
このカレがなかなかのイケメンで、
DVDにはキャストが大人(おじさん&おばさん)になった姿での
当時を振り返ったインタビューが入ってたんだけど、このウィリアム・カットさん
すごくカッコイイおじさんになってた。
キャリーは、母1人子1人の家庭で厳格に育てられた。
母親は狂信的な正統キリスト教信者で、性を罪悪視、愚かな行為だと信じている人間。
親子仲はうまくいっていない。
誘われたプロムに行きたいが、親が許してくれるはずはなく。
意地でも反抗して 素敵なドレスを身に着けて、行く事に。
プロムのカップル投票で、八百長によって優勝したキャリーは祝福され、
初めての幸せの絶頂
と、ここまでは学園モノ映画?みたいな感じで、これのどこがホラー?
怖いのダメな人もOKでしょ。って感じなのだがー。
そんな最高のお姫様気分もすぐに崩れ落ちる事件がこのあとすぐ発生
あの有名な、豚の血を全身浴びる惨劇に見舞われる。
あの意地悪な女生徒と、その彼氏、トラさんが豚の血の入ったバケツが落ちるよう、下で糸をひいてたのだ。
なんて残酷 天国から一瞬にして悪夢へと舞台は変わる
キャリーは、実は念力で物を動かせる超能力があった。
キャリーが抑圧していた怒りが爆発
学校は血の海となり、、、、、、
その後、血だらけでくたくたになり家に帰ったキャリーを待ち受けていたものは、、、、
この母親役には、パイパー・ローリー。
天使みたいな柔らかい雰囲気なのにキチガ◯じみてるギャップがいい。
この後、ラストの展開は想像がつくけど、オチがちゃんとついている。
8/10(83点)
ネタバレあり
上に書いた様に、途中までは普通の学園モノっぽいのに
突然ガラリとトーンが変わる様がやっぱり秀逸。
異常な形で神を信じるおかしな母親に縛られたフツウの女の子(のはずだった)が、
異常な能力を身につけていて、自分は他の人と違うけど
それを受け入れてもらいつつ、人並みに幸せを願うのにうまくいかない悲しみ。
単純なホラーというよりもその悲しさが描かれている所がポイント。
そして、ラストでは母親と対峙することになり、娘である自分に刃物を持って
向かってくる母親に自らのパワーで逆に殺してしまう。
おまけのラストがいい。
殆どの生徒が爆発事件で被害者となったけど残されたスーがベッドで寝ている。
呪われたかの様に夢に出てくるキャリーにうなされて終わるラストが何とも気持ち悪さを残す。
そしてやっぱり、アカデミー賞主演女優賞受賞したシシー・スペイセクの名演と
同じく、助演女優賞を受賞のハイパー・ローリーの素晴らしい存在感があったからこそかなと。
だけどなんと今撮影がほとんど終わったリメイク版の「キャリー」では
キャリー役に「キックアス」のヒットガールや、「ぼくのエリ」リメイク、
「モールス」のクロエ・モレッツ&母親はジュリアン・ムーア。
公開は全米で2013年3月15日、日本公開は5月だって。
クロエはこの役やるには可愛すぎだと思うし
ジュリアンさんだとふつーのお母さんにみえるわ
監督は「ボーイズ・ドント・クライ」で評価されたキンバリー・ピアース。
このキャストじゃ期待できないな。
っていうかリメイクすんなー
もうひとつ、このDVDの特典映像のインタビューが良かった
「キャリー」は、「スター・ウォーズ」と合同オーディションだったらしく、
ジョージ・ルーカス監督とデ・パルマ監督が一緒に役者を探していた。
ジョージ・ルーカスは始終質問しまくりで、ブライアン・デ・パルマはずっと黙っているという対照的だったということ、
プロムにキャリーを誘うトミー役のウィリアム・カット氏が当時を振り返る。
「僕はルークになれなかったんだ。その代わりにトミーになったんだけどね」
その他、
「まるでデ・パルマ監督は、ルーカス監督のおこぼれを拾うようにオーディション会場にいた」
という裏話が面白かった。
昔ビデオで観るのとはまたひと味違う、DVDで観直してみるとこういう特典も観れるから
なかなかいいものだね
Carrie 1976年 アメリカ 98min
映画「キャリー」予告編 -CARRIE
キャリー、幼い頃にテレビで見て凄い衝撃受けたの覚えてますぅ…
実はそれ以来トラウマで今でも微妙にシシー・スペイセクの事怖かったりして(笑)
って言うかこの作品、やっぱりキャリーの母ですよね。
あのおかんがほんとに強烈!
リメイク版、母役がジュリアン・ムーア…
なんか綺麗過ぎると言うか…確かに普通のお母さんって感じですね…
美人すぎる母娘!イメージが何となく合いませんね
それよりも、クロエちゃんがキャリーを演じられる年齢になってるって事に驚きです
これ怖いっていうか、ぞっとする映画だよね。
特にお母さんが怖い~~~
最初はずーっと学園もので、ホントホラーってかんじじゃないよね。
ジョントラボルタだったんだっけ!!?笑える~~
ラジニ盛り上がったよ☆
踊って騒いで観るの。
確かマーク・ハミルが、「横に居る奴はデ・パルマの助手かなんかだと思った」とコメントしてたような・・・?
いつもホラーに反応してくれてうれしいです
嫌いなのに幼い頃観てました?!
そう、この母親も異常なんですよね。
ジュリアンムーアなんてミスキャストすぎですよー
クロエもこの役やるには可愛過ぎだからだめ! 笑
もっと怖い顔でやせっぽちじゃなきゃ。。。
ジュリアンムーア、ホラーの狂った母親役、似合わない!
そもそもリメイクしなくたっていいんですよーこういうのは!もぅ
ホラー駄目というわりにはいろいろ観てるよねぇ 笑
今日はフィリピンのオカマゾンビ?どうだった?
松崎しげるが歌ったんだよね? 笑
トラボルタだったのよー 笑えるよ。
ラジニの歌って踊ってみたいなー!
預かって落ちた人を使うっていうのが印象的な話でしたよー。
>横に居る奴はデ・パルマの助手かなんか
ってどういう意味だろう。そんなこといってたかなぁ?
血を浴びるシーンがあまりにも印象に残っていて~他のシーン、あんまり覚えてないんだよね。。。
それに、まさかのトラさん!びっくり!!
SWと合同オーデションってことは、トラさんがルーク・スカイウォーカーだったかも!?ひえ~~。濃い!でも本家も濃かったわ。確か・・・
どうして、リメイクなんだろう???
クロエちゃんにジュリアン・・・キャストがいいのに、つまんな~いリメイクにならなきゃいいよね。心配・・・
当時は、最後の最後にあの手(!)を使う方式は知らなかったから、
それはそれは驚いたものでした。
W.カット、なつかしいです。
「ビッグウェンズデー」だったかな、あとTVシリーズで「アメリカンヒーロー」とか。
一時期は映画雑誌の人気投票でも結構上にいたものです。
リメイクは確かにダメですよね。
キャリーは、まさにS.スペイセクのあの顔だからこそ成り立ったと思います。