goo blog サービス終了のお知らせ 

なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

眼球内転障害

2018年11月26日 | Weblog

 内科新患を診ていた先生(大学病院から出張=バイト)から連絡がきた。糖尿病外来に通院している67歳が右眼球の外斜視で受診して、頭部MRIで脳梗塞を認めるという。さっそく外来に診に行った。

 一昨日から急に発症したそうだ。右眼球は外斜視になっていて、内転障害がある。右眼瞼下垂もあるようだ。複視はないという。白内障で通院している眼科にも紹介していた。

 頭部MRIでは橋正中の第4脳室腹側に点状高信号を認めた。ADCでも確認できて、アーチファクトではなく実際に病変があるのは間違いない。

 神経内科医に相談して、入院で診てもらうことになった。内側縦束症候群(MLF症候群)が有名だが、梗塞の位置がこれでいいのかという問題があるようだ。糖尿病だけでも動眼神経麻痺はありうるので、脳梗塞急性期の治療+ビタミンB12投与で経過をみるようだ。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« COPDの気胸 | トップ | 急性膵炎 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

Weblog」カテゴリの最新記事