水曜日の午後に、施設入所中の86歳女性が発熱と右手関節の腫脹・疼痛で受診した。
発熱外来扱いになり、その時間は外科医が担当していた。型通り新型コロナとインフルエンザの検査をした後に、画像検査・血液尿検査をしていた。
発熱の患者さんが来ているのを確認して、ICTチームのラウンドをしていた。ラウンドが終わって、検査結果がどうなったか確認した。
肺炎はなく、尿路感染症とも言い難かった。手関節炎でいいようだ。手関節X線で関節内の石灰化を認めていた。入院にはならずに、外来治療としていた。
ただ処方がアセトアミノフェンになっていた(抗炎症効果はない)。腎機能には問題がないので、NSAIDsは処方可能だった。通常はセレコキシブかロキソプロフェンを処方している。
軽快しない時は整形外科外来受診としていたので、整形外科外来に来るかもしれない。
偽痛風のX線検査は両手(正面)・両膝・骨盤(恥骨結合部を見る)を撮影することになっている(5点セット)。膝関節炎の時は両側の膝関節を、手関節炎の時は両手を撮影するが、5点セットを全部撮影したことはあまりない。骨盤まで撮影したことはないが、本来はとるべきか。
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